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    東京まちかど通信

    VOL.09

    地域のお元気さん

    お元気なシニアをクローズアップ!健康の秘訣や趣味などをご紹介します。


    今回も、敬老の日にちなんで、今年満100歳を迎えられたお元気な方3人を取材しました!

    辻村 静代(つじむら しずよ)さん

    (満100歳 目黒区在住)

    〈プロフィール〉

    辻村静代さんの写真辻村静代さん

    長野県千曲市生まれ。女学校を卒業後、横山大観宅にて行儀見習い。

    その後、国鉄職員だった夫と結婚。現在に至る。

    料理は、作るのも食べるのも好き。食事は、毎日自分が用意をする。こだわりは、毎年つけている梅干し。

    ──趣味や日課について教えてください。

    朝5時に起きて、朝食づくり。孫に手伝ってもらいながら、ゴミだしや庭の手入れをしている。近所の碑文谷公園を、よく散歩している。

    趣味と言えるものはないが、テレビをよく見る。特に、相撲はよく見る。あとは、ニュースやバラエティ。 

    あとは、毎年の梅干しを作ること。庭に梅の木があり、実を収穫して漬ける。最近は、けがをするといけないので、あまり庭でとらずに買ってくることもある。町会でも言っているが、梅干しがあれば災害時におにぎりを作ることもできる。

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    いろんな人とたくさん話しをすること。なんでも食べること。あとは、19時過ぎは、なにも食べないこと。

    小さいころは病弱と言われていたが、大切に育てられて、今では健康そのもの。

    ──100年生きていて、思い出に残っていることは?

    よく覚えていない。

    横山大観先生のところにいたとき、溥傑氏がいた。当時は、その方がどのような方が分からなかったので、お名前を伺った時に「ふけつ」とおっしゃっていたので、「不潔?」と思ってしまった。少し前にお亡くなりなったニュースを見て思い出した。


    奥平 雅子(おくだいら まさこ)さん

    (満100歳 江戸川区在住)

    〈プロフィール〉

    奥平雅子さんの写真奥平雅子さん

    東京都生まれ。現在居住しているお寺で育つ。父、夫、息子いずれも当該寺の住職。小学校の教員を経験した後、自宅の寺の敷地内の幼稚園を開園、85歳まで園長を務める。

    現在は、自宅に来訪する檀家の皆さんとの会話を楽しむ日々を過ごしている。

    ──趣味や日課について教えてください。

    毎朝7時半に起床。食事の片づけなど、自分のことは全て自分でやる。また、毎日10時に新聞を読むと決めており、じっくりと1~2時間かけて読んでいる。

    日中は、テレビを見ることはなく、読書をして過ごす。

    檀家さんがよく訪ねて来られるので、いらっしゃるとよく話しをする。また、月1回は、フラワーアレンジメント教室に参加している。

    歌を作曲したり、歌ったりするのが大好きです。昔、町会の子供会の歌を作曲しました(今は、歌われていませんが・・・)

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    自分は幸福であることを感じていること。

    好き嫌いなく、なんでも食べる。特に、お刺身や精進揚げが好き。とんかつも好き。また毎日、400歩を目標に家の敷地内を歩いている。たまに外にでる。

    ──100年生きていて、思い出に残っていることは?

    女学生の頃に亡くなった父をはじめ、大勢の人に親切にして頂き、本当に感謝している。

    住職をしていた父が50代で亡くなり、自分は女学生だったのでいろいろと大変だった。

    通っていた第七高女(東京府立第七高等女学校 –現東京都立小松川高等学校)へは、都電が通っていたが、10数キロ歩いて通った。

    その後、小学校の教師を2年ほどやったあと、35歳くらいの頃に現在の地で幼稚園を開業、園長となった。

    女学校に歩いて通ったことや、幼稚園の教諭をした経験が、今の健康長寿につながったのかもしれない。


    梶 登志子(かじ としこ)さん

    (満100歳 中野区在住)

    〈プロフィール〉

    梶登志子さんの写真梶登志子さん

    群馬県高崎市生まれ。やさしい父と厳しくも必要なことを全て教えてくれた母のもと7人兄弟の2番目として育つ。大蔵省職員の夫の転勤により、夫ともに上京。現在に至る。

    東京では、茶道の講師を70歳過ぎまで行う。趣味の俳句は長く続けており、毎日1句は詠むようにしている。

    ──趣味や日課について教えてください。

    朝起きた後、同居している次女の作る食事をとる。食事後は新聞を読み、気になった記事の切り抜きをしている。

    日中は、テレビを見たり、家の敷地内を散歩したり、俳句を詠んだりして過ごしている。

    趣味は俳句。あとは、日記を書くことをずっと続けている。

    また、お茶は、先生をしていた。最近は使っていないが、家に茶室があり、かつては家に人が集まっていた。

    また、近所の蓮華寺やふれあいの家でお茶を教えていた。

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    毎日、俳句を詠むこと。また、新聞をよく読んだりして、頭をよく使うことかもしれないと考えている。

    また、毎朝、抹茶を飲んでいる。

    ──100年生きていて、思い出に残っていることは?

    楽しい思い出がたくさんある。

    家族で、毎年軽井沢に行くことも楽しみ。今年も行く予定。

    お茶の先生をしていたとき、家の茶室に大勢集まって、夕食にカレーをたくさん作って食べたこと等、楽しいことがたくさんあった。

    ──最近のニュースで気になることは?

    女性の知事が誕生したこと。

    大変立派な人。女性で、こういう人がいっぱい出てくるといいと思う。

    自分も、もっともっと若ければ、こういうことがしたいと思う。昔はこういうことができない時代だった、うらやましいと思う。

    ※ 梶さんが詠まれた俳句をいくつか提供頂きましたので、掲載いたします。

       日を受けて 銀の尾花や 団地角

       ただよえる 木犀の香りや 庭の闇

       クリスタル 皿の食欲 訪ふ梨

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