江東区 1DAY|クラウドツール活用

NPO・えん

手探りで培ってきた多世代交流のノウハウを携え、地域の輪をひと回り大きくする。



駅の階段を上がっていくと東京湾からの潮風の香りに包まれる、地下鉄・辰巳駅周辺。駅の東側には昭和40年代に造成された3,000世帯以上もの都営団地が、東雲運河を渡った西側には大規模なタワーマンションが建ち並ぶ、新旧入り混じったエリアです。駅前広場のすぐ先、都営団地の向かい側にある生協のビルの2階、そこが「NPO・えん(以下、えん)」の拠点となっています。

もともとは、まだNPOが少なかった1999(平成11)年に、生協が母体となりNPOの立ち上げ支援を行う組織として発足しましたが、その後、自立して活動できるNPOの数も飛躍的に増えていく中で役割を変え、現在の「えん」は居場所づくりの活動を行っています。
おもな事業は、生協からの受託事業である多世代交流スペース「パルひろば辰巳」の運営、認知症カフェをはじめ地域福祉分野の企画開催、女性の復職やキャリア形成を目的とした、経験をもとに講師として活躍したい女性をサポートするプログラム「えんカレッジ」の実施です。

「えん」の事務所と同じフロアにある多世代交流スペースは、平日の毎日、9時半から17時半までオープン。テーブルと椅子の用意された、20人程度が入れる空間で、キッズスペースもあります。利用者の7割は、高齢化率50%を超える近くの都営団地居住者を中心とした高齢者の方々です。「えん」が毎週のように企画する介護予防体操やヨガ、歌の会といったサロン活動にくわえ、気功・川柳・フラダンスといった地域の人たちのサークル活動には、年間登録料1,000円と1回500円の利用料でスペースの貸し出しを行っています。そうした活動のある時間帯をのぞいては自由に出入りすることができ、ランチタイムはお弁当を持ち込んでもよいことから小さな子ども連れのママさんたちにもクチコミで広まり、いまでは年間、延べ5,000人以上の地域住民が利用するようになりました。

「私をふくめ、いまの運営メンバーは2011(平成23)年以降に着任した人ばかりです。みんな地域福祉のバックグラウンドがあったわけでもないので、最初は手探りでした」と話すのは、「えん」の代表を務める根本久仁子さん。でも、この辰巳地区での広場運営に携わるにつれ、これからの「えん」の活動の方向性がだんだんと見えてきた、と言います。

「私たちの団体として、辰巳地区に限らず、年齢や性別問わず幅広い世代が楽しめて、いきいきと暮らすことに役立つような活動を広げていきたいと思っています。昨年度から始めた認知症カフェもその取り組みの一つで、認知症当事者に向けて、というよりも、認知症予防を目的とした、ご家族向けの内容です。脳トレなどのミニ講座とレクリエーションを織り交ぜて、いまの“元気”をみんなでどう維持していくかをテーマにしました。今年も秋以降に、私が個人的に経験のある音楽療法を取り入れた内容で実施できないかなと思っています」

また、昨年、「えん」の主催で「まちづくりフォーラム」というイベントを江東区内で開催。地域の関係者が多数参加し、行政も市民も一体となって、心と体の健康づくりについて考える機会となりました。認知症カフェも、いずれは、こうしたフォーラムのように幅広い地域の人が参加する形で実施できないかなど、さまざまな検討を始めています。

一方、こうした企画やイベントを実施していく中で、運営面での課題も浮かび上がってきました。
イベントを開くとなれば、行政担当者など連携先との連絡のやり取りも頻繁になり、また、当然ながらイベントに来てほしい人に広く情報を届けるための広報活動、実施後の写真やレポートの整理も必要です。少ない運営スタッフで、それをどう効率化していくか。連携先との情報共有・連絡手段も、メールだけでは不十分だと感じています。Facebookやブログも利用してはいるものの、効果的な情報発信につなげられていないかもしれない。今回のプロボノプロジェクトを機会に、いままでは取り入れたことのないクラウドツールの活用を検討しながら、今後の活動拡大を見据えた基盤整備に取り組んでいきます。

団体基本情報

団体名
NPO・えん
活動開始時期
1998/平成10年
代表者名
根本 久仁子さん
所在地
〒135-0053 東京都江東区辰巳1-1-34 パルシステム東京辰巳ビル2階
ホームページ
http://npo-en.com

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準備中
進捗状況

最終更新 2017.07.25
2017.07.25

NPO・えんの活動拠点にてヒアリングを実施しました。


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