豊島区 マーケティング基礎調査

NPO法人楽の会リーラ

高齢化するひきこもりの子とその親のニーズに応える、セーフティーネットの再設計。


 巣鴨の駅から、とげぬき地蔵に向かう商店街。この“おばあちゃんの原宿”には、塩大福や福々まんじゅうなどのお店が続き、実は、世代を問わず誰が歩いても癒されるような街並みがひろがります。

ひきこもり当事者とその親が集まる「楽(らく)の会リーラ」は、とげぬき地蔵尊のすぐ近くのビルの2階にあります。
 楽の会リーラの事務所は、小さなカウンターと、何組かのいすとテーブルが並んだ小ぢんまりとしたコミュニティカフェになっています。「葵鳥(あおどり)」と名付けられたカフェスペースに、相談員の大橋さんと事務局長の市川さんが、笑顔で迎えてくれました。ひきこもりという言葉から連想するイメージの大変さや暗さを感じさせない第一印象にほっとさせられます。

 楽の会リーラは、ひきこもりで悩み苦しんでいる全国80万人とも100万人ともいわれる人たちの現状を真摯に受け止め、ひきこもり当事者とその家族が1日も早くその状態から解放されて、健全な社会参加を果たせるよう取り組んでいます。
 ひきこもりの原因は、10人いれば10人とも違うと言われています。そのため、解決に向けたアプロ―チも様々です。インターネットを検索すると、ひきこもりの方が、外へ出て、スーパーに勤めて社員になったり、飲食店で仕事を始める話などが紹介されていますが、簡単には社会復帰できない人も数多く存在しています。
そして、引きこもりの期間が長くなると、解決のための期間も長くなる傾向があります。問題が長期化する中で、家族も年を重ねていきます。

 現在、楽の会リーラの会員はおよそ170家族。ここに集う当事者の多くが、30〜40歳代で、その親世代は60〜70歳前後。万が一、親が亡くなったときに、ひきこもりの子どもが生活を続けていけるためにも、楽の会リーラが、貴重なセーフティーネットとなっています。
 楽の会リーラでは、電話等による相談、家族のグループ相談会、コミュニティカフェの運営を通じた当事者および親御さんの居場所の提供、ボランティア体験・就労体験等を通じた社会参加のきっかけづくり、パソコン教室等の各種支援を行っています。

 数々のプログラムに取り組みながらも、楽の会リーラの悩みは、「たくさんのプログラムを運営していても、実際に参加できる当事者の数が少なく、成果があまり出ていないのではないか」(大橋さん)という現実。それと同時に、「昼間は外に出られない。夜なら出てみようと思う、という人もいるから、夜のプログラムも始めたほうがよいのではないかと思う」といった、当事者の声をもとにした新しいアイデアも浮かんでいます。
 いま取り組んでいる各種施策を棚卸し、より深刻化する当事者のニーズに応え、少しでも状況改善につなげるために、あらためて、楽の会リーラができることは何か。活動内容の大幅な見直しを視野に入れた、マーケティング基礎調査に取り組みます。
 

団体基本情報

団体名
NPO法人楽の会リーラ
所在地
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3‐16‐12
ホームページ
http://www.rakukai.com/

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チームメンバー

アカウントディレクター
アムロさん
プロジェクトマネージャー
瑛子
マーケッター
二階堂さん
雜賀さん
あんちゃん
中野さん

進捗率
完了
進捗状況

最終更新 2015.10.10
2015.07.15

キックオフ事前ミーティングを実施しました。

2015.07.22

チームワーク抜群!

2015.07.22

キックオフミーティングを実施しました。

2015.09.17

活動現場見学・体験を実施しました。

2015.09.17

対象事業・商品・サービス等の現状把握を実施しました。

2015.09.17

個別ヒアリングを実施しました。

2015.09.17

ヒアリング以外の調査を実施しました。

2015.09.19

調査方針提案を実施しました。

2015.09.19

提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

2015.09.19

調査報告を実施しました。

2015.10.05

報告に対するフィードバックと承認を実施しました。

2015.10.08

最終ワークショップを実施しました。

2015.10.10

短い期間ではありましたが、団体もチームもできることを精一杯発揮できたと考えています。  団体からの「これからがスタートです」という言葉は、我々チームにとっても思い出に残る言葉となりました。  AD北場

成果

「ひきこもり」を取り巻く現状と課題にプロボノチームがじっくり向き合い、団体のこれからの方向性を提案。

プロボノチームの活動は、ヒアリングから始まりました。まずは団体内部の皆さんから、そして外部の関係者や競合団体の方々にもじっくりとお話を伺い、その結果、団体の強みと弱みを明確にすることができました。また文献調査も行い、団体の活動に対するチームメンバーの理解を厚くしていきました。

今後の活動の方向性について、団体の皆さんと意見交換を進めていくと、団体内にいくつかの異なる考え方や意見が存在することも見えてきました。そこで、今後の方向性として複数の選択肢を用意して、どれを選んでいくべきかの提案をチーム側から行いました。
その提案をもとに、団体内部での話し合いをもっと活発にしていこうという合意が、団体内部で形成されました。

プロボノチームの強い団結力とエネルギーにより、「引きこもり」という、チームメンバーにとっては非日常的な課題に真正面から向き合い、団体の意向に寄り添い、団体内の合意形成までたどり着くことができました。


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