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    プロジェクト詳細

    墨田区 ウェブサイト

    太壱みまもりネットワーク

    これを読めば、自分の町でも見守り活動を始められる。
    太平一丁目のノウハウをまとめて発信!



    錦糸町の駅からほど近い太平一丁目。昔ながらの下町の街並みの中に、比較的最近できたようなマンションが混在し、道々からは東京スカイツリーがいまにも迫ってきそうな感覚を味わうことができる場所。およそ200メートル四方の小ぢんまりとした界隈に約3,300人が暮らすこの地域で、高齢者の見守り活動がスタートしたのは2012(平成24)年のことです。

    「あー、また来てくれたね。楽しみにしてたよ。」

    年3回の見守り活動では、町内に住む約300人前後の高齢者宅を15人の有志メンバーが手分けして一軒ずつ戸別訪問。ちょっとしたお土産を手渡しながら、和やかな会話を交わしていきます。

    活動の旗振り役は、一級建築士で、民生委員も務める斎藤正樹さん。民生委員として、個人に寄り添う活動をする中で、個人へのサポートだけでなく、地域全体を見守る活動が必要だと感じてきました。そして、東日本大震災の経験を踏まえて、地域の中で日ごろから見守りを行うことが、いざというときにお互いに助け合える関係をつくることにつながる。そんな思いから「太壱みまもりネットワーク」の立ち上げに踏み出しました。

    太壱みまもりネットワーク・代表の斎藤さん。団体の打ち合わせにも利用する、仕事場にて。太壱みまもりネットワーク・代表の斎藤さん。団体の打ち合わせにも利用する、仕事場にて。

    見守り隊員に加え町会会長や役員なども参加して毎月のように定例会合を開き、外部講師を招いて勉強会などを重ねる中で、様々な課題に自分たちなりの解決策を編み出してきました。例えば、個人のプライバシーをどう扱うべきか、健康状態などで危機的な状況にある人を発見したときにどう対応すべきか、町内会との関係をどう整理するか、等々。これらデリケートな問題を着実にクリアしながら、地域に定着する活動へと育てています。白いユニホームや名札着用の服装スタイルや、一軒ずつの状況を記録した「見守り台帳」の整備など、随所に、着実な仕組みづくりが見て取れます。

    見守りサポートの実施に向けた、勉強会の様子。見守りサポートの実施に向けた、勉強会の様子。

    見守り活動が行われていることで、健康状態が悪化した高齢者を行政や医療機関につないだという成果もしばしば現れています。地域のニーズを早期に掘り起こし、必要な支援へとつないでいく太壱の活動は、行政にとっても有難い存在。もちろん、地域の高齢者にとっても。開始当初は、戸別訪問に抵抗感を示すお年寄りもいたそうですが、最近では「来てくれてありがとう」と感謝の声をいただくことも増えてきました。

    いま、代表の斎藤さんの思いは、近隣の町に及びます。大規模災害が発生した場合、近隣の町との連携は不可欠。近隣の町からも、太壱のやり方を取り入れて、見守りを始めたい、という声がちらほら聞こえてくるそうです。

    そこで、太壱がこれまで蓄積してきたノウハウを分かりやすくまとめてひろく発信するウェブサイトを立ち上げてほしい。そんな要望をいただきました。

    「でも、本当にウェブサイトがいいんですか?」という問いかけに、斎藤さんのお返事は至って明快。

    「近隣の町の皆さんも、ウェブぐらいは見ますから。更新もできますし、説明資料やマニュアルみたいにカタいものを作るより、ウェブぐらいがちょうどいいんです」

    見守り訪問の際に、高齢者に手渡すプレゼントの準備風景。見守り訪問の際に、高齢者に手渡すプレゼントの準備風景。

    お隣に誰が住んでいるかも分からない、そんな東京の生活の中で、一軒一軒を戸別訪問する活動を始めるには? 太平一丁目のためにも、その近隣の町のためにも、さらには、見守り活動を始めたいと考えている日本全国の町々のためにも・・・。これを読めば見守り活動を始められる、そんなノウハウがぎっしり詰まったようなウェブサイト立ち上げに挑戦していきます。太平一丁目の取り組みを知ることは、都会に住む多くの人がおそらく身に付けていない、ご近所と繋がる方法を知ることにつながるはずです。

    太平一丁目の町のあちこちから東京スカイツリーが間近に見えます。太平一丁目の町のあちこちから東京スカイツリーが間近に見えます。
    (本記事は2015年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    太壱みまもりネットワーク
    活動開始時期
    2012/平成24年6月
    代表者名
    斎藤 正樹さん
    所在地
    〒130-0012 東京都墨田区太平1-6-5 
    ホームページ
    http://www.deara.co.jp/sumidanomimamori/

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2016.07.04
    2015.05.13

    「太壱みまもりネットワーク」への事務局によるヒアリングを実施しました。

    2015.07.16

    「太壱みまもりネットワーク」代表の斎藤さんに事務局にお越しいただき、プロジェクト準備説明会を開催しました。

    2015.09.02

    キックオフ事前ミーティングを実施しました。

    2015.09.08

    キックオフミーティングを実施しました。

    2015.10.27

    活動現場体験・見学を実施しました。

    2015.10.27

    個別ヒアリングを実施しました。

    2015.11.16

    ヒアリング以外の調査を実施しました。

    2015.11.25

    マーケティング戦略提案を実施しました。

    2015.11.25

    提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2016.02.18

    制作プラン提案を実施しました。

    2016.02.18

    制作プラン提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2016.03.28

    テキスト素材作成(NPO側作業)を実施しました。

    2016.03.31

    クリエイティブ提案を実施しました。

    2016.03.31

    クリエイティブ提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2016.04.11

    制作ワークショップ(素材確認)を実施しました。

    2016.06.05

    制作作業・最終化を実施しました。

    2016.07.04

    納品+打ち上げを実施しました。

    成果

    【「みまもり」のノウハウをまとめた、ウェブサイトが完成しました】

    墨田区太平一丁目の「太壱みまもりネットワーク」の活動をまとめたウェブサイトが完成しました。チームカラーのピンクを基調に、やさしい雰囲気のデザインです。

    プロボノチームが目指したのは、わかりやすく、「太壱みまもりネットワーク」の皆さんの雰囲気が伝わるウェブサイトです。
    みまもりメンバーの皆さんと住民の方々のこころのふれあいが、伝わってきます。

    このウェブサイトの目的の1つは、他の地域でもみまもり活動を始められるよう、「太壱みまもりネットワーク」のノウハウを発信すること。そのために、「みまもりの必要性」を、わかりやすい図でまとめました。
    他の地域で「みまもり」をはじめようと考える方々に、ぜひこのウェブサイトを参考にしてもらいたい、というのが団体の皆さんの願いです。

    2016(平成28)年度より近隣(本所地域3団体)のみまもり活動グループが集まり「すみだのみまもり連絡会」を結成しました。ここでは個人情報の扱い、活動の財源、町内会との役割分担など具体的な事案について率直に意見交換を行い活動に役立てていきます。そこでもきっと、このウェブサイトが活用されていくはずです。

    チームメンバー

    プロジェクトマネージャー
    阿部さん
    マーケッター
    秦さん 長嶋さん
    コピーライター
    阿部さん
    情報アーキテクト
    佐野さん
    ウェブデザイナー
    河合さん
    アカウントディレクター
    三宅さん
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