2025年の東京をつくる 東京ホームタウンSTORY

東京ライフシフト

将来像を描き、社会に目を向ける機会づくりが、会社への信頼につながる

【インタビュー】
富国生命保険相互会社
人材開発本部・CSR推進室
2019年2月5日

- お話いただいた方々 -
富国生命保険相互会社 人材開発本部 副部長 坂井 賢一郎さん
富国生命保険相互会社 人材開発本部 課長 吉本 剛さん
富国生命保険相互会社 CSR推進室 室長 増山 明宏さん

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初プロボノ参加で「やみつきになった」

― 富国生命のみなさんが参加した2018年7月の「2018年度東京ホームタウン ライフシフトプログラム」について聞かせてください。

坂井さん:実は私も参加しました。今回のプロボノのテーマは、美容を通じて高齢者世代を支援している港区のNPO法人プラチナ美容塾の支援です。課題の真因を探り、支援先のニーズに沿った具体的な成果物を完成させます。

一緒に参加した社内の同僚に、参加した理由を聞いたところ「このままではいけないと思った」、「自分の母親が要介護状態になってしまった。プラチナ美容塾を支援することで、高齢者がよりよく生きることのヒントが得られないかと思った」、「自分の今後の生き方を考えたくて」といったものでした。「地元に帰ったときに何かしていきたいから」という参加者もいましたが、私も同じ理由です。


― プログラムが終わってから4カ月ほどが経ちますが、坂井さん自身の定年後のビジョンは変化しましたか?

坂井さん:当社の総合職社員は55歳で役職定年、60歳で退職、希望すれば65歳まで勤務できます。私は52歳になりますが、会社人生を60歳で終えて違うことを始めるのか、残って65歳で会社人生を終えるのか、あと8年かけてじっくり考えていこうと決めました。目前になってから慌てて考えるよりも、今から考えて模索していくことができるのはいいことだと思っています。

プロボノという仕組みはいいですね。今までの自分のスキルはこういう形で役立つのかとか、当たり前だと思っていたスキルがこのように活かせるのだということを実感できる。非常に新鮮な経験でした。

ライフシフトプログラム終了後、自発的に別のプロボノにも参加しています。ある町の60歳以上の引きこもっている男性を、外に引っ張り出そうというプロジェクトです。

吉本さん:昨年、プロボノに参加した30代のある社員は「本当に良かった」と感激していました。彼は非常に仕事のできる社員なのですが、なかなか会社の外に出て行く機会がありません。異業種の人と意見を戦わせ、ひとつのものを作り上げるのに寄与できたことに大きな魅力を感じたようです。

 

支援先NPOが社内のベテラン営業職員向け研修会に登場

坂井さん:ライフシフトプログラムで支援したプラチナ美容塾からは、忘年会にも誘われました。

吉本さん:そうしたつながり先が増えるというのも、プロボノ活動の良い面ですよね。

坂井さん:実は、今度プラチナ美容塾の皆さんを当社のベテラン営業職員の研修会に招くことになっています。お客さまアドバイザーと呼ばれる彼女達は、65歳で定年退職になるわけですが、希望者は80歳まで働くことができます。

こうしたベテランアドバイザーの研修会で行うのは、働いている社員に向けての新しい制度や商品、営業活動のレクチャーや、かつての仕事仲間同志の交流です。次回はその場でプラチナ美容塾が、カラーコーディネート、メイクアップ、笑顔の出し方講座を開きます。NPOの新しい事業としてアイデアを聞いたとき「せっかくだからうちの会社でやってみたらどうでしょうか」と提案したのです。

― 高齢者世代を「プラチナ世代」と呼び、支援しているプラチナ美容塾と、ベテランアドバイザーの方々との交流はとても楽しみですね。


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