お知らせ
地域包括ケア × プロボノセミナー~地域の力を引き出し、多様な主体の参画を実現する方法論 7月14日(木)都道府県会館で開催
地域包括ケア×プロボノセミナー開催のお知らせ
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、「地域包括ケアシステム」の構築が国を挙げた課題となっています。こうした中、平成27年度より東京都は、多様な主体の参画を得て、地域包括ケアシステムの構築を進める「東京ホームタウンプロジェクト」をスタートしました。
その取組のキーワードの一つが「プロボノ」です。
「プロボノ」とは、ビジネスを通じて培った経験や専門性を活かしたボランティア活動です。国内でもここ数年、社会貢献の新たなスタイルとして広がりを見せています。昨年度の東京ホームタウンプロジェクトでは、120人を超える企業人等が参加し、24のNPO・地域活動団体に対して、広報活動やIT活用、事業計画の策定などを支援しました。支援先の団体だけでなく、地域包括支援センターや社会福祉協議会等の中間支援組織からも大きな手応えを感じるとの声をいただきました。さらに、プロボノ活動に参加した“現役世代” からも、「ボランティアや地域活動に参加するきっかけとなった」「地域包括ケアシステムの概念を初めて知った」などの感想が寄せられました。
地域包括ケアシステムの構築に前向きな一歩を踏み出すため、いま取り組むべきことは何か。東京都の実践事例をもとに、来場者のみなさまとご一緒に考えていきたいと思います。
※右側の画像をクリックいただくと、チラシ(PDF版)をダウンロードできます。
プログラム内容
第一部 事業説明・解説
「東京都における高齢化の現状と課題、および、東京ホームタウンプロジェクトの事業概要について」
東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課在宅支援担当 西沢 佳
「プロボノによる地域活動支援について」
特定非営利活動法人サービスグラント代表理事 嵯峨 生馬
第二部 トークライブ
「大都市における地域包括ケア実現のポイント」
【ゲスト】NHK放送文化研究所メディア研究部 副部長 NHK放送総局 解説委員室 解説委員 後藤 千恵氏
大分市出身。1988 年早稲田大学政経学部政治学科卒業。同年NHK 入局。福岡放送局を経て1993 年東京・報道局社会部記者。ニュース取材・リポートのほか、NHK スペシャル、クローズアップ現代などの番組制作に携わる。2003年厚生労働省クラブキャップ。2006 年解説委員。労働、福祉、社会保障、地域づくりなどのテーマを担当。2013 年6 月よりNHK放送文化研究所メディア研究部副部長。
第三部 事例紹介
行政事業としての介護予防や生活支援といった枠組みに捉われない、地域の主体的かつ草の根の活動を通じて、地域社会に根付こうとしている2つの事例を紹介します。そして、これらの活動を発展させるうえで、「プロボノ」をはじめとする地域内外の多様な主体が果たした役割について、じっくりと事例紹介をしていきます。
【文京区】「地域の困り事なら何でも応える!コミュニティカフェを効果的にPRするには?」
文京区千石「風のやすみば」代表 加藤良彦さん
文京区社会福祉協議会地域福祉推進係 上村 紗月さん
【板橋区】「点から線へ、そして、面へ。まちの“居場所” を地域に根付かせるには?」
板橋区東新町「たまりば・とうしん」代表 佐々木令三さん
板橋区社会福祉協議会 経営企画推進課地域福祉推進係 門脇 健二さん
プロボノワーカー 北場 彰さん・岡田 真希子さん
【稲城市】「介護予防事業と住民の自主グループ活動の理想的なパートナーシップとは?」
稲城市矢野口地区介護予防ラジオ体操会 安西ハツヱさん
稲城市高齢福祉課地域支援係 森橋真紀さん
稲城市地域包括支援センターやのくち 渡邉直子さん
イベント概要【参加無料・要事前申込】
日時:平成28年 7月 14日(木)13時30分~17時
場所:都道府県会館(東京都千代田区平河町2-6-3)[会館案内はこちら]
対象:
- 全国の道府県・市区町村の高齢者福祉部門のみなさま
- 全国の地域包括支援センター、社会福祉協議会等のみなさま
- 地域包括ケアシステムにご関心をお持ちの研究者、企業、地域住民のみなさま
費用:無料
定員:100名(先着順)
主催:東京都福祉保健局高齢社会対策部
問い合わせ先
東京ホームタウンプロジェクト事務局
(特定非営利活動法人サービスグラント内)