お知らせ
【調査報告】2021年12月現在 東京都内の地域活動団体の現状及び見通しについて
東京ホームタウンプロジェクトでは、現在の活動状況、課題及びニーズを把握する為、過去にプロボノ支援を実施した団体に向けた「地域団体の活動・ニーズ 最新状況アンケート」を実施しました。
調査期間 : 2021年11月16日~2021年12月6日
対象者 : 過去東京ホームタウンプロジェクトでの支援先団体
回答数 : 37団体
※2020年度に実施した東京都内の地域活動団体の活動状況に関するアンケート調査(調査期間:2020年4月27日~2020年5月8日/回答数:45団体)と比較可能な設問については、本調査結果とあわせて、2020年度の調査結果も併記しています。
調査結果のサマリ
■新型コロナウイルスの影響
・新型コロナウイルスの影響により活動が停止した期間がある団体は59%と、多くの活動が一時的にでも活動の休止・停止に至っていたことが分かりました。
■現在の活動状況 ※新型コロナウイルス拡大以前との比較
・現在「活動を行っている」団体は84%でした。そのうち、「活動の頻度」が減った団体は52%、「参加者・利用者の数」が減った団体は52%と、多くの団体が活動を縮小していることが分かりました。
・活動を続けられている理由は、「感染防止に配慮した体制がとれているため」という回答が最も多く、その他、オンラインの活用や活動体制の見直しなどにより、工夫をこらしながら活動を継続している様子がうかがえました。
■今後の活動の見通し
・今後については、「活動の頻度」を増やしたい団体は61%、「参加者・利用者の数」を増やしたい団体は76%と、前向きな回答が見られました。活動の頻度や参加者・利用者の数を減らしたいと回答した団体は0%でした。
■深刻になった地域の課題
・新型コロナウイルスの影響により、近隣の地域で深刻になったと感じる課題は「人と会う機会が減った」が最も多く、続いて「孤独を感じる人が増えた」「運動する機会が減った」との回答が多くみられました。
■新たな取り組み
・新型コロナウイルスの影響により、新たな取り組みを始めた団体は70%でした。オンライン会議システムの導入や、講座等のオンライン配信、アプリの活用などさまざまな取り組みが行われていることが分かりました。
・今後、新たに始めたいと思う取り組みがある団体は62%あり、居場所や交流機会づくり、健康づくり、高齢者支援などにおいて、さまざまな団体が新たな取り組みを検討していることが分かりました。
■オンラインツールの活用
・団体の関係者との会議において、ビデオ会議ツールを利用したことがある団体は87%でした。昨年度の調査では53%だったため、多くの団体に利用が広がっていることが分かりました。
・オンラインを活用した活動を行っている団体は70%で、Zoomの活用が最も多く、続いてLINE、YouTubeの利用が多くみられました。
■今後のプロボノへの支援希望
・コロナ禍での活動変化を踏まえて、今後プロボノに依頼したい支援については、ウェブやチラシ作成等の情報発信系、クラウドファンディングやオンライン活用などの組織運営系などがありました。
その他、ご回答頂いたみなさんからは、実際の取り組みの事例や活動での工夫など、たくさんのご意見をお寄せいただいています。資料中に多数ご紹介していますので、ぜひご覧ください。