VOL.17
地域のお元気さん
お元気なシニアをクローズアップ!健康の秘訣や趣味などをご紹介します。
平成30年9月25日、公益社団法人東京都老人クラブ連合会と東京都が共催した「第55回 東京都老人クラブ芸能大会」において、都知事特別賞「ご長寿いきいき賞」を受賞された3名の方を取材させていただきました!
藤田 マサさん(92歳)
藤田 マサさん
──藤田さんの日頃の踊りの活動について教えてください。
府中市の多磨町にあるシニアクラブ「若杉会」の踊りのサークルで、演歌や歌謡曲で踊る新舞踊に取り組んでいます。踊りの振り付けは男踊りで、「若杉会」の会員である若松先生に教えてもらっています。
毎年7月頃に開催される府中市の地区大会を目標に週1回、1時間30分ほどの稽古に励んでいます。今年は、地区大会で優勝したので、第55回東京都老人クラブ芸能大会に出場できました。
──踊りを始めたのはいつ頃ですか?
52歳からフォークダンスや社交ダンスを楽しんできましたが、4年前に踊りの会に参加しました。振り付けを覚えるのが大変ですが、若松先生のご指導によって、これまで様々な舞台で踊ることができました。
──健康の秘訣は何ですか?
日々、のんびりのほほんと過ごしていることだと思います。また、府中市シニアクラブ連合会の主催する手のひらバレーやペタンク、グラウンドゴルフ等、様々なスポーツイベントに参加しています。食事もなんでも食べますよ。
動きの大きい男踊りの振り付けで踊る藤田さん 先生の指導の下、日々、稽古に励んでいます。
小原 あい子さん(92歳)
池田 貞子さん(90歳)
──お二人の日々の踊りの活動について教えてください。
私たちは、文京区本駒込にある老人クラブ「宮元白寿会」の踊りのサークル「すみれ会」で、演歌や歌謡曲で踊る新舞踊に取り組んでいます。
年3回、敬老の日の催し、東京都老人クラブ芸能大会、文京アカデミーの催しでの発表を目標に、週1回、2時間ほど稽古しています。稽古は、着付けをして臨んでいます。着付けをすると、背筋がシャンと伸びます。
以前は、踊りの先生に教えてもらっていましたが、現在は不在なので、自分たちで以前、覚えた振り付けを思い出しながら、稽古に取り組んでいます。振り付けは、女踊りです。
──踊りを始めたのはいつ頃ですか?また、健康の秘訣を教えてください。
小原 あい子さん
(小原さん)
踊りを始めたのは、40年ほど前です。音楽に合わせて、体を動かすことがとても楽しいです。年とともに、振り付けを覚えるのが大変になってきていますが、踊りを続けていることが健康につながっていると思います。
池田 貞子さん
(池田さん)
踊りを始めて60年ほどになりますが、本格的に始めたのは、子育てが一段落してからです。踊りは、振り付けを覚えるのが大変ですが、一生懸命稽古すれば、本番で緊張していても、体が自然に動くようになります。
これまで、踊りを長く楽しんでくれたのは、やっぱり踊りが好きだからです。
90歳を過ぎても、元気に踊りを続けているお二人 すみれ会の皆さまの稽古を見学させていただきました。画面右から3人目:池田さん 女踊りの繊細な振り付けで、しなやかに踊ります。画面右から2人目:小原さん
〈取材を終えて〉
今回、インタビューさせていただいた皆さまの踊る姿は、年齢を感じさせないしなやかで軽やかなものでした。また、皆さまが、日々の踊りの稽古は大変なのだけれど、熱心に取り組めば踊りが上達し、とても楽しいとお話しされていたことが、印象的でした。取材にご協力いただきありがとうございました。今後もますますお元気にご活躍ください!
(公開:2019年1月15日)