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    東京まちかど通信

    VOL.19

    地域のお元気さん

    お元気なシニアをクローズアップ!健康の秘訣や趣味などをご紹介します。


    今年度、100歳を迎えられるお元気な方4名を取材しました!

    内藤 君江(ないとう きみえ)さん

    (満99歳 港区在住)

    〈プロフィール〉

    東京都出身。小さいころから日本舞踊を習っており、戦時中は移動演劇の劇団に入り、満州へ慰問。終戦後、日本舞踊の先生を80歳まで続けた。

    ──趣味や日課について教えてください。

    趣味は詩吟で、40年ほど続けています。月3回、電車やバスを乗り継いで一人で稽古に通っています。年4、5回ある詩吟の大会にも出場しています。

    また、週一回体操教室に行き1時間半ほど体を動かしています。

    以前は長唄や水墨画もやっていました。

    ──好きな食べ物はありますか。

    カツや天ぷらが好きで、自分で料理をします。朝ごはんは、チーズトーストとミルクコーヒー、野菜、果物をしっかり食べています。

    ──元気の秘訣があれば教えてください。

    詩吟が生きがいになっていることでしょうか。詩吟仲間もみんな長生きの印象です。

    あとは、日本茶が好きでいつも飲んでいるので、これも元気の秘訣かもしれません。

    また、週4回は外に出て歩いています。

    ──100歳までは長かったですか。短かったですか。

    あっという間でした。これまでを振り返ると、戦争も含め色々な災難の中でも私は運良く乗り切れ、幸せだったと思います。

    ──今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。

    詩吟の稽古に通うのが体力的に難しくなったら、今度は近所で教えて頂ける民謡に挑戦しようかと思っています。


    深海 正治(ふかうみ まさはる)さん

    (満99歳 目黒区在住)

    〈プロフィール〉

    九州出身。旧制高等工業学校では精密機械を専攻。戦時中は、海軍技術大尉として勤務。終戦後に現オリンパス株式会社に入社し、30歳のとき胃カメラを開発した。小説「光る壁画」の主人公のモデルにもなっている。

    退職後は、趣味の墨彩画や篆刻を楽しんでいる。

    ──趣味や日課について教えてください。

    趣味は、墨彩画・篆刻・表装です。仕事一筋で働いてきましたが、退職後、暇を有効にと、72歳ごろに始めたのがきっかけです。初めは通信教育で学びました。自作の墨彩画や篆刻作品を掛軸や屏風にして楽しみ、83歳、88歳のとき個展を開きました。墨彩画で都知事賞をいただいたこともありました。現在は、身近な花や風景を色紙に描いて楽しんでいます。

    ──健康の秘訣を教えてください。

    規則正しい生活を守ること、一日三食しっかり食べることです。また、よく咀嚼することが大切だと思います。咀嚼すればするほどおいしく感じ、消化にもよいので、若い頃からやっておくべきだったと後悔しています。

    また、自己流マッサージ等健康のための工夫を常に行っています。

    仕事に続き、絵、篆刻など「生きがい」を続けたいので、健康には気を付けています。

    ──100歳までは長かったですか。短かったですか。

    現役時代は仕事、今は墨彩画や篆刻などに熱中し、あっという間でした。来月のこと、来年のことを想って過ごすことで楽しい日々を送っています。


    守屋 良子(もりや よしこ)さん

    (満100歳 渋谷区在住)

    〈プロフィール〉

    東京都出身。小学校に入るまで、父親の仕事の関係で朝鮮半島の兼二浦で生活。帰国後、日本女子大学附属小学校、高等女学校を経て大学の英文科を卒業、大学の家政科で英語の教鞭をとっていた。その後、日本女子大学附属高等学校にて65歳まで英語の教師をしていた。本場の英語を学ぶため、1年間のアメリカ留学も経験した。

    ──趣味や日課について教えてください。

    英語教師退職後に油彩を始めました。週一回、世田谷区のアトリエにて1~2時間ほど花等を題材に描いています。アトリエまでは、電車に乗って一人で通っています。以前は、景色を描くために箱根や伊豆に行くこともありました。また、絵を描くためにハワイに滞在したこともありました。

    ──海外にはよく行かれたのですか。

    よく行きました。英語教師をしているときに、「まずは経験を」と思い、アメリカに1年留学していたこともあります。

    ──お好きな食べ物はありますか。

    特に好き嫌いはありませんが、どちらかというとお肉よりお魚が好きです。

    ──普段はどのようにお過ごしでしょうか

    普段は1人で外出しています。杖は使わず、たくさん歩いています。

    あとは本を読んだり、手紙を書いたりしています。

    ──100歳までは長かったですか。短かったですか。

    あっという間だったとは思いません。ただ、大変な時もありましたが、いつも幸せだったと思います。


    水口 喜美子(みなくち きみこ)さん

    (満99歳 杉並区在住)

    〈プロフィール〉

    東京都出身。小さいころから運動が好きで、井の頭公園の池でよく泳いでいた。女学校に通っていたころから国語が好きで、65歳ごろから日本語学校にて学生への教え方を勉強後、90歳代半ばまで外国の方に日本語を教えていた。

    ──外国の方へ日本語を教えられていたことについてお聞かせください。

    日本語を教える教師養成講座の新聞広告をみて、応募したのがきっかけです。日本語学校で教え方を学び、その後教師として日本語学校に残りました。

    大教室での講義や、個人教授など複数の教室で教えてきました。

    生徒の日本語が上達する姿をみるのは嬉しかったです。

    ──お好きな食べ物はありますか。

    何でも食べます。好き嫌いはありません。食事は自分で作っています。自然と野菜を多くとっているように思います。また、牛乳配達を頼んでおり、一日一本必ず飲んでいます。

    ──長生きの秘訣は?

    好きなことをやっていることではないでしょうか。意識したことはありませんが、規則正しく生活をし、一日三食しっかり食べています。

    ──2020年東京オリンピックは楽しみですか?

    前回の東京オリンピックでは、家族で駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館で観戦しました。

    水泳が好きなので、2020大会はテレビで観るのを楽しみにしています。

    (公開:2019年11月14日)

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