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    東京まちかど通信

    VOL.03

    地域のお元気さん

    今回は、敬老の日にちなんで、今年満100歳を迎えられたお元気な方3人を取材しました!

    澤村 すず(さわむら すず)さん

    (満100歳 世田谷区在住)

    〈プロフィール〉

    澤村すずさん澤村すずさん
    明るく茶目っ気のある方です。

    大阪生まれの大阪育ち。大阪で結婚後、夫の転勤で東京へ来て、70年ほど前から世田谷に在住。週2回、デイサービス(リハビリ)に積極的に通っているほか、入浴介助を受けている。今後の目標は、「皆様のようにさりげなく、自分一人で、自由に外を歩くこと」とのこと。

    ──趣味や日課について教えてください。

    朝5時頃に目が覚めると庭を見て、風の音や鳥の声に耳を澄ませています。そして毎日俳句をつくっています。

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    デイサービスでのリハビリを楽しみにしています。デイサービスの友人は、90代の人は2人で、他の方はもっと若いので、若い友人がたくさんできます。あとは三食食べることです。夕食は自分で作り、明治時代の和食を基本にしてます。魚も肉も食べて、タンパク質、水分、野菜をしっかりとっています。

    ──思い出に残っていることを教えてください。

    戦争中のことですね。つらいと思う間もなく一生懸命でした。途中、疎開先で、同じ敷地の3mほどしか離れていないところへの不発弾落下も受けました。

    ──最近作ったお気に入りの句を教えてください。

    百歳の宴
    頭上より 曾孫等の声声 敬老日
    花を模す 和菓子持参や 敬老日
    銀杯を 両手に受けて 敬老日

    鈴木 五黄(すずき ごおう)さん

    (満100歳 小金井市在住)

    〈プロフィール〉

    鈴木五黄さん鈴木五黄さん
    今でも直売所で販売をしています。

    小金井で生まれ育ち、農業を営んでいた。75歳頃から農業協同組合の筆頭理事を務めたことも。
    現在は農産物の直売所で看板おじいちゃんとして対面販売を行っている。

    ──趣味や日課について教えてください。

    月曜から土曜まで、週6日、農産物の直売所で店番をしています。朝は6時半に起き、午前は10時30分から12時、午後は13時半から16時に店番をしています。午前中は、幼稚園に子供を送って行った帰りの若い母親たちが、午後は年配の女性のお客さんが多いです。毎日の店番が楽しみです。また、新聞やテレビを見るのが好きで、特に好きな特集連載を切り抜いて保存しています。

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    農業で足腰を鍛えたので、元気で、入院したことがありません。元気の秘訣は、くよくよしないことです。あとは、量は少ないですが、三食食べることも元気の秘訣だと思います。好き嫌いはなく何でも食べ、何でも美味しいと思います。野菜はなんでも好きですが、かぼちゃなど甘みのあるものが特に好きです。

    ──思い出に残っていることを教えてください。

    農協の筆頭理事になったことが思い出に残っています。75歳の頃から15年ほど務めました。若い頃の思い出は、昭和8年に徴兵検査に合格し、満州ハルピンに送られたことです。今の若い人には想像もつかないと思いますが、軍隊は厳しく、道中は過酷でした。

    松田 光政(まつだ みつまさ)さん

    (満100歳 世田谷区在住)

    〈プロフィール〉

    松田光政さん松田光政さん
    御祝い会の時もらった寄せ書きを見せてもらいました。

    埼玉県に9人兄弟の長男として出生、13歳から奉公に出た。進んで人助けをする母を見て育ち、14歳の時には泥棒を捕まえて新聞に載ったことも。
    70歳で現役を退くが、健康のため、95歳まで、午前中の2~3時間、メールの仕分けやごみ整理等、身体を動かす努力をしていた。
    現在は、毎月目黒不動産へ出かけるほか、年3回は成田山へ。満100歳の時には御本人の仕切りのもと、子供や孫と御祝い会を開いた。

    ──趣味や日課について教えてください。

    先々の予定に向けて、明日、明後日のことを考えることが楽しいです。旅行が好きで、70歳までに都道府県のほとんどを旅行しました。世田谷の燃料組合の会長や商店街の会長をしており、旅行の幹事も23回やり、名幹事と呼ばれていました。

    ──とてもお元気でいらっしゃいますが、元気の秘訣があれば教えてください。

    量は少ないけれども、規則正しく三食ちゃんと食べることです。スーパーへは、電動カートで自分で買い物に行っています。また、散歩も続けています。1.5kmから2kmぐらいですね。

    ──思い出に残っていることを教えてください。

    40歳頃から、財産はいらない、人を助けたいと思うようになりました。それから、夫を亡くした人の葬式代を出してあげたり、高齢で住む場所に困っている方に家を借りてあげたりしました。あとあとになって、そういう方たちが御礼に来たり、こちらがお世話になったりしています。情を持つことが大事だと思います。

    〈インタビューを終えて〉

    みなさんとてもお元気で、取材を通して、たくさん元気をいただきました!みなさんに共通しているのが、仕事や日課、家事などを続けていらっしゃること、規則正しく食事をとることで、毎日の積み重ねが御長寿につながっているということを、改めて感じました。
    インタビューにご協力いただきありがとうございました。今後とも健やかな日々を送られることをお祈り申し上げます。

    お元気情報

    【お役立ち情報】ご存知ですか? 福祉サービスの第三者評価

    レストランやホテルを選ぶように福祉サービスを選ぶにあたっても事前に情報収集することが大切と言われています。都内にたくさんある特別養護老人ホームやデイサービスなどの福祉サービス事業所。それぞれの事業所には独自性があり、創意工夫をしながらサービスを提供しています。

    ●情報収集のためにまずは『福ナビ』で検索を!

    高齢者施設やお孫さんのための保育園を探すというとき、どのように情報を収集されていますか。まずは福祉のポータルサイト「とうきょう福祉ナビゲーション(通称:福ナビ)」を見てみましょう。東京の福祉のオールガイドや福祉サービス第三者評価などのページに知りたい情報が掲載されています。福祉サービス第三者評価を活用しよう!このサイトでは第三者の目から見た福祉サービス事業者の評価結果を公表しています。第三者とは、事業者の経営力やサービスの内容等に関し評価を行う評価機関のことです。評価結果の公表では、実際に利用している利用者本人の調査結果も見ることができます。

    ●気になる事業所が第三者評価を受けているか見てみましょう!

    一般用・標準の評価の場合のステッカー一般用・標準の評価の場合のステッカー

    お住まいの近くにある福祉サービス事業所が第三者評価を受けているか見てみましょう。第三者評価の受審は一部サービスを除いて、任意となっています。東京都では第三者評価を受審することでサービスの質の向上に向けた事業者の取組みや利用者への情報提供が進むように支援しています。受審した事業所にはステッカーが配られ、事業所の玄関や送迎用バス等に貼付されます。気になる事業所に受審済ステッカーはありますか。

    ●評価結果から事業所のアピールポイントを知ることができます!

    「事業所が特に力を入れている取り組み」や「事業所の特に良い点」も閲覧することができます。また、事業者の理念・方針等も公表しているので、「事業者が大切にしている考えは何か」も知ることができます。

    第三者評価をご活用いただければ、希望に沿った福祉サービス事業所を見つけることができるかもしれません。事業所選びで困ったときはぜひ「第三者評価」をご活用ください。「第三者評価」について、もっと詳しく聞いてみたい場合は、東京都福祉サービス評価推進機構(03-3344-8515)までお問い合わせください。

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    お元気さん通信では、元気なシニア(個人・団体)の活動事例・お役立ち情報を募集しています! 団体・個人名、連絡先、紹介したい内容を下記お問い合わせ先にお送りください。
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    (公開:2014年9月30日)

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