開催日:2022年2月18日(金)・19日(土)<br>会場:オンライン<br>動画:YouTubeの再生リストにリンク<br>●オープニングレポートはこちら<br>●メインセッションレポートはこちら
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「東京ホームタウン大学」では、各テーマで活動する複数の団体からの事例発表や、初めての取り組みとなった社会人による地域研究活動「東京ホームタウン大学院」などの発表を基に、課題や解決策についてみなさんと共に考えていきました。その内容を以下にダイジェストでご紹介します。
特技や趣味を活かしながら、地域福祉へとつながる活動を新たに立ち上げ、発展させている団体の方々に、活動立ち上げまでのストーリーや仲間探しのコツなどをお伺いしました。
地域活動を実践されている登壇者のみなさんが感じてきた、地域とかかわることの価値について、そして、これから地域へ関わるにあたってのヒントについてお話しをいただきました。まずは興味の持ったところからスモールスタートすること、気軽に関わることからできることが広がっていくという具体的な事例についてお話しをいただき、視聴者の方々から多くの体験談をお寄せいただきました。
高齢者から、社会人、子どもたちまで、人々が集いたくなる居場所とは?
コロナ禍での活動の工夫や、その中で感じられた活動の意義などを伺いながら、大都市東京ならではの「居場所」のあり方について考えました。
コロナ禍のなかで活動を立ち上げ、または継続してきた4つの団体から活動の紹介がありました。各団体からは、コロナ禍での活動の工夫や、地域の「つながりの場」の大切さ、参加されている方々の生き生きとした様子が語られました。また、居場所とは、来る人は必ずしも目的を持っていなくてもよいものですが、そこに目的を持たせることで集まりやすい場になっていくことも見えてきました。
ご近所同士で、あたりまえのように互いに助け合い、見守りあえる地域をつくりたい! 地域での模索を続ける活動者のみなさんの取組の事例から具体的な方法を学びました。
地域の見守りや助け合いの活動をされている登壇者の方々から、高齢化が進行するまちが直面している課題とニーズ、そしてコロナ禍での活動の重要性と難しさをシェアしていきました。それらを乗り越えて地域のつながりづくりを進めていくための工夫と想いから、地域で暮らす私たちひとりひとりへ、地域でのアクションのヒントをいただきました。
これからの人生と地域を共に豊かにしていきたい研究生たちが、思い思いのテーマを設定し、約4か月をかけて実践的研究に挑んできました。分科会では、個性あふれる4つの研究の成果をプレゼンテーションしました。
現役世代から高齢世代まで、多様な世代で構成された4組の研究チームが、それぞれの実践研究の中から見えてきたことを発表しました。山口さんは、「地域で活動しているローカルプレイヤー」に焦点をあて、小平市を拠点にインタビューメディアづくりを実施。山田さんは、「持続可能な地域活動」をテーマに、事業継続のポイントや、活動参加のポイントを整理しました。内山さんは、公園の活用を「ちょっとやってみたい」気持ちを「ひと押し」するためのワークシートを成果物として作成。鈴木さんは、「いつでも・だれでもどうぞ」の居場所づくりを目指してオンラインサロンの試験的な実施やそこから見えてきたことを整理しました。 また、ご自身がプロボノ経験者であり、実際に地域活動団体も立ち上げた、地域活動実践の先輩でもある、落合・中井社会人大学院の野口さんにも登壇いただき、それぞれの取り組みに対して共感のコメントをいただきました。配信中はZoomのQ&A機能を用いた参加者同士の意見交換も盛り上がり、実際に参加者と登壇者がつながる場面も。他にも、アンケートでは「内容もアウトプットも素晴らしかった」「実践的なものに進化してきている印象を受けた」などのコメントもいただきました。
イベントの締めくくりとして、2日間のプログラムで得た気づきを紹介するとともに、東京ホームタウンプロジェクトとして考える“東京のこれから” について総括しました。
「東京ホームタウン大学2022」でお届けしたプログラムで出たキーワード等を振り返りながら、これからの社会をどうみんなで一緒に作っていくか、地域参加の“入り口”のつくり方や、関わる人の輪の広げ方、人と関わる煩わしさを楽しみながらつながり続けていくことの大切さなどをあらためてディスカッションし、2日間の気付きを総括していきました。