2015年度支援実績 ― ホームタウンプロボノ(長期プロジェクト)
2015年度の支援実績
2015年度支援先と支援内容
2015年度、ホームタウンプロボノでは9団体の支援を行いました。
※団体名をクリックすると、各プロジェクト紹介ページが表示されます。
地域名 | 団体名 | 支援内容 |
墨田区 | 太壱みまもりネットワーク | ウェブサイト |
立川市 | 見守りネット・結サポートセンター | マーケティング基礎調査 |
板橋区 | たまりば・とうしん | 事業計画立案 |
文京区 | NPO法人 風のやすみば | 印刷物 |
荒川区 | NPO法人 荒川区高年者クラブ連合会 | マーケティング基礎調査 |
足立区 | 梅島うたの会 | 映像 |
多摩市 | 社会福祉法人 楽友会 | マーケティング基礎調査 |
稲城市 | 矢野口地区介護予防ラジオ体操会 | 事業評価 |
豊島区 | NPO法人 楽の会リーラ | マーケティング基礎調査 |
2015年度支援先団体アンケート
支援先団体数:9団体 アンケート回答数:8団体 回答率:88.9%
1.参加して、全体としてよかったと思いますか?
2.プロボノチームによる、皆さまの課題の把握・整理は的確でしたか?
3. チームとの意思の疎通は上手くいきましたか?
4.チームと団体との役割分担はうまくいきましたか?
5. チームが制作した成果物や提案内容は、納得のいくものでしたか?
6.上記でそう思われた理由をご自由にご記入ください。
- 初めての経験であったため、当方の理解力が追い付けなかった所もありましたが、正確に聴き取っていただけたかと思います。
- 地域の方のご意見を集約し、今後の当法人の事業展開において重要な指針を示して頂きました。ヒアリングデータの細かい内容から、地域のために当法人が何をすることができるか、高齢化社会にどのように対処すべきかまで、道筋をたてて論理的に整理してくださったので、今後の活動について理事や周囲の方たちへご理解いただくための説得力ある裏付けになると考えています。今回の調査結果を無駄にせず、法人の長期ビジョンを実現できるよう、今後とも努めてまいりたいと思います。
- 私たちの区でも総合事業が始まり、今まで以上に自主活動への取り組みが重要性を増している。活動の担い手を増やす取り組みとして出前講座に行く機会が増えている。その際に映像プロボノが作成してくれたプロモーションビデオがとても重宝しています。
- 提案が具体的で実施のロードマップができている。提案内容に私たちが向かうべき方向性が明示されている。解かりやすい言葉が使われている。
7.今回の成果物のどのような効果を期待していますか?(複数回答可)
8.今回の成果物を運用していく上で、懸念や課題がありましたらお書きください。
- 「この地区でやったこと」の捉え方に留まってしまわないように。また、自己満足で終わらせる内容ではない。もっと社会性の視点で見ることが重要である。
- 提案実現に対する気持ちを維持できるか。はたして新しく関わる人が出てくるだろうか。持続可能な居場所だろうか。
- ウェブサイトの今後の運用、更新及びサーバー等のランニングコストへの対応
9.今回のご参加を通じて、皆さまの団体に変化はありましたか?(複数回答可)
10.上記で、そう思われた理由をご自由にご記入ください。
- 最終報告会に出席したほとんどの人が、「これほどに大きな評価を受けられるとは思っていなかった」と、言葉が出なかった。「いいことを続けてきたんだね」とお互いに共通の気持ちになった。事前の会議をきちんとすることの大切さを確認できた。
- 今まで広報等、法人PRがうまくいかなかった原因と対策など、具体的な提案がありました。漠然と考えていた新規事業等が根拠のしっかりしたものとなり、今後の活動目標が明確化しました。そのため、職員の意欲の向上につながりました。 法人内では出てこないご意見なども伺うことができ、新たな発見が多くありました。
- スタッフが、自主的な住民活動の意義を感じ、楽しむことで孤立感の解消、寝たきり予防につながる活動と実感できた。このプロモーションビデオをきっかけに男性スタッフが3名加わりさらに活動が広がっている。
- 団体運営メンバーに意識改革の兆しが出てきた。代表とスタッフ間の信頼関係が強くなった。多くのヒアリング者から貴重な情報が得られ地域との結びつきが強化された。
- 外部に協力を依頼する過程で自身の多くの活動方法やその内容について考えることにより意識が整理されてきました。また応援をいただくことで感謝とともに一層意欲もわきました。感謝、感謝です。
11. プロボノのような多様な主体の地域活動は、地域包括ケア推進に効果的だと思いますか?
12. 上記でそう思われた理由をご自由にご記入ください。
- 更に上を目指すための指導・助言が得られる。そのことにより、活動に広がりや人のつながりが自分の日常を元気で明るいものにしている認識が生まれ、それぞれに気遣い、支え合って生きる力になれる。
- 今回のような地域のニーズ調査は、今後の地域貢献に向けて重要な調査ですが、なかなかそこに多額の資金を費やすことが難しい面があります。(ご利用者のサービスに本来充てる部分と考えられます) しかし、超高齢社会に直面している法人にとって、または高齢化対策を必要としている地域の皆様にとっては、とても重要な活動であり、今後の方向性を誤ってしまうと、地域貢献が難しくなることも考えられます。そのため、プロボノさんのように無料で、プロの視点で物事をとらえ、社会全体で支え合うような活動は、地域包括ケアの推進に効果的だと考えられます。
- 今までのボランティア層とは違い、色々な年代の専門職が地域活動に加わることで、新しいことが実現でき、楽しく魅力的な活動につながっていくことが期待できる。発信方法などや周知活動のバリエーションもあり、空いている時間で得意分野で地域活動を可能にしているところも広がりが期待できるため。
- 地域で支え合うため小地域の現状をトータルに俯瞰でき方向性が見えてくる。福祉は専門職が担うべきとの固定観念の打破につながる。多様な視座の中から小地域の課題が浮き彫りになる可能性がある。
- 地域包括ケアのイメージにもよるだろうが会社およびその社員も当然ながら地域の構成員であるからその参加は当然であり地域包括ケアの推進に効果的である。
13. また、プロボノによる支援を依頼したいと思いますか?
14.上記の理由や、今後支援を依頼したい内容などございましたらお書きください。
- 今回の成果を活かすための方法、PRの仕方。パンフレットによる広報と情報発信・交換など次の段階に進むための支援が頂ければ幸いです。
- 当法人が抱えている問題や、地域の方々の不安を皆様とても真摯にうけとめ、ご自分の事のように考えて下さいました。この地域だけでなく、同じような問題を抱えているところは多いと思いますが、若い方も含め、皆で考え、行動していく事こそが超高齢化対策だと思います。今後も当法人の内部では難しいと考えられることに関しては、皆様のお力を貸していただければと思います。
- 1分宣伝プロモーションビデオ、世代間別の見守り、地域活動方法についてなど。
- 視点の斬新さと臨機応変な対応が最大の魅力。子どもに特化からスタートする2つ目の居場所のオープン支援を希望。
- 今後は「地域全体のみまもり」という広域視点で、そしてあくまでも住民目線からの地域包括ケアを考えてみたい。
- 今回は外部への活動内容の発信ということでパンフレット作成のご協力をいただきましたが、当然次の段階として活動目的達成のためにどのような方法で実現していくかの問題になります。テーマとして、地域の抱える問題を自分たちで解決するためにどのように地域の団体とのネットワークを創るか。またどのような切り口からのアプローチが有効か。 ※「東京ホームタウンプロジェクト」が広く多くの団体を支援することは必要でしょうが、ひとつの団体の成長過程を継続的に支援するという切り口も面白くはないでしょうか。つまり来年度も支援をお願いしたいという勝手なお願いでした!
15. 次回の「東京ホームタウンプロジェクト」を、他の人や団体に勧めたいと思いますか?
16.次回の「東京ホームタウンプロジェクト」を、他の人や団体に勧めたいと思いますか?
- 地道な活動を長いこと続けて来て、今回夢のような東京ホームタウンプロジェクトの企画に取り上げていただき、目の前がパーッと開けた思いです。どこからも評価されなくても平気でいれたことに気付かされました。評価され、認められるよろこびを他の多くのボランティアにも共有してもらいたいと強く思いました。素晴らしいプロボノのチームワークとそれぞれの能力の高さに敬意を表します。本当にありがとうございました。
- 短い期間にもかかわらず、地域の多くの方にヒアリングをしていただき、多くのご意見を伺うことができました。内容の記録、まとめ等、大変だったと思います。また、今後の事業展開へのご提案もとても的確でわかり易く、当法人の事業に活かしやすい形で作成して下さいました。プロボノチームの皆様、本当にありがとうございました。
- 魅力的なプロボノの皆様と関われ、想像していた以上の内容でプロモーションビデオができました。 住民スタッフともフラットなコミュニケーションでアセスメントして、素晴らしい魅力を引き出してくれるところが、プロフェッショナルだと思いました。
- 大変勉強不足ながらプロボノという言葉を昨年度初めて覚えました。 多くの方にその活動を広め、また参加していただきたいと思います。
- メンバーのみなさんの熱意とご努力に敬意を表します、有難うございました。
- 結果として年度内に終了できなかったことは残念です。スケジュール管理の更なる改善が必要かと思われます。しかしながら今回のプロジェクトに参加し、成果については満足しています。そして本当の意味での成果は、私たち側の今後の更新、運用しだいだと思っています。ありがとうございました。
2015年度参加プロボノワーカーアンケート
参加プロボノワーカー数: 48名 アンケート回答数: 20名 回答率: 41.7%
1.参加して、全体としてよかったと思いますか?
2.支援先団体の抱える課題解決に役立てたと思いますか?
3.提供した成果物の品質・満足度についていかがですか?
4.チームとしての目標設定は明確でしたか?
5.チームメンバー同士のコミュニケーションは上手くいきましたか?
6.支援先とのコミュニケーションは上手くいきましたか?
7.実際の1週間の平均作業時間はどれくらいでしたか?
8.参加を通しご自身の考え方や生活に変化はありましたか?(複数回答可)
具体的なエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
- 最終納品で、支援先団体の承認者から「団体メンバーが6カ月で成長した」と、我々の前でおっしゃったこと。
- 定年退職者である自分が、逆に平日昼間自由に使える時間があり、それなりにこなせる業務があったこと。過去に業務で培ったアンケート集計、分析のスキルが健在でプロジェクトで活かせたことが嬉しかった。
- 支援先の団体の方々の活動に取り組む姿勢に感銘を覚えました。また、同じメンバーからは、自分の思いもよらない視点からの発想、課題へのアプローチ、課題への姿勢等、多くを学びました。
- 今回の映像制作プロジェクトでの撮影が背中を押すような形で、高齢者の会に小学生が参加することが実現した。
- 都内の高齢化の典型的なケースを見て、自分の住む地域のことを考えさせられた。
9.参加を通し、お仕事に変化や影響がありましたか?(複数回答可)
具体的なエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
- チーム員同士で、スキルのシェアと学び合いができました。
- プロボノ活動に時間を割けるよう仕事を見直して効率化したら、時間が思いのほかできて、別の仕事ができるようになり、会社での仕事の幅も広がりました。「役職」ではなく「役割」で仕事をすることを意識するようになりました。自分の部署だけでなく、他の部署からも相談されることが増えたような・・・。
- 個性の違ったメンバーから刺激を受けて、自分の働き方を向上させる機会になりました。他のメンバーならどうプレゼンするか、を考えるようになりました。仕事の進め方やツールは本業にそのまま使っています。リアクションの速さを心掛けるようになりました。
10.今回の参加が、地域包括ケアを知るきっかけになったと思いますか?
11.地域包括ケアの推進にプロボノは効果的だと思いますか?
12.地域の福祉活動活性化のために何が求められると思いますか?(複数回答可)
その他の回答
- ITの活用(市民のITスキル向上)
- 課題、大変という硬さだけではなく、楽しさと責任感の両立。および、参加の当事者が過去にこだわった非難の応酬ではなく、現在/未来のための信頼関係を構築しようという未来志向
- その地域に住むプロボノが一番良い
- 地域住民全体での関わりを増やす
13.地域の活動団体と今後も関わっていきたいと思いますか?(複数回答可)
14.またプロボノに参加したいと思いますか?