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    東京ホームタウンSTORY

    2025年の東京をつくる 東京ホームタウンSTORY

    東京ライフシフト

    将来像を描き、社会に目を向ける機会づくりが、会社への信頼につながる


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    「社会への貢献」は、創業以来の経営理念

    ― NPOとの関わりや広い意味での社会貢献は、プロボノ以外でどんなことを行っているのでしょうか。

    吉本さん:プロボノと同じように異業種の方々とチームを組み、過去の自分自身の仕事で、大変だったけどそれを乗り越えた経験を高校生に話すプログラムがあります。これもNPOと一緒にやっているのですが、参加して語ることで、自分の仕事の振り返りにもなります。

    増山さん:社員が環境保護活動に参加・体験することのできる場として放置林の竹林伐採を行う「フコク生命(いのち)の森」プロジェクト~「宇佐美倶楽部」という活動があります。2017(平成29)年度は、6回実施されました。そのほか、車いすバスケットボールチームの支援といった、支社で独自に取り組んでいる活動があります。

    ― 最後の質問ですが、どういったことを進めていけば、もっと多くのビジネスパーソンにライフシフトやパラレルキャリアの一環として、地域貢献活動への関心を高めてもらえると思いますか。

    坂井:社外の活動に触れることが、自分にとっても有益であるという魅力についてもっと語れるといいのではないかと思います。古い考え方では「そんなことをやる暇があったら自分の仕事をしろ」となってしまいますよね。でもプロボノにしてもボランティア活動にしても、社外での経験は、企業が変革する上での大切な取り組みの一つだと思うのです。

    それには50代が変わらなければなりません。50代がライフシフトを経験して自分が変われば、若い人に「良い経験になるよ」と勧めることもできます。当社で言えば、生命保険会社という、仕事そのものが社会への貢献度の高い仕事です。しかしそこだけで終わってしまうのは、非常にもったいないと思います。

    吉本さん:「社会への貢献」というのは、創業以来の経営理念の一つです。公益財団法人「がんの子どもを守る会」という団体があるのですが、50年前、当時の社長がこの団体に総額10億円を寄付することを決意し、十数年かけて実現しました。団体が50周年を迎えるにあたり、現社長が感謝状を頂いています。

    社史には書かれていることですが、この出来事は若い社員にはあまり知られていません。当社は2023年の創業100周年に向けて、社内でいろいろなプロジェクトが動きはじめます。こうした機会を活用しながら、経営理念、会社の想いが社員に伝わり、社会にもっと目が向く流れになるといいと思っています。(2018年12月13日取材)

    東京ホームタウンプロジェクトの支援先、参加者、協力団体などをご紹介します。

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