分科会7 社会福祉法人の地域公益活動を考える
分科会7 社会福祉法人の地域公益活動を考える
昨今、社会福祉法人は、専門的なケアサービスを提供するだけでなく、地域貢献活動の担い手としての役割期待が高まっています。
そこで、ユニークな地域貢献活動に取り組む事例を通じて、社会福祉法人と地域との関わり方について考えていきます。
●事例報告
[稲城市]地域密着型複合施設 やのくち正吉苑 資料
[多摩市]社会福祉法人 楽友会 資料
[大田区]社会福祉法人 大洋社 ひまわり苑・コスモス苑 資料
○ファシリテーター
東京都社会福祉協議会 地域福祉部長 竹内則夫氏
◆分科会当日レポート◆
本分科会では、社会福祉法改正によりすべての社会福祉法人で「地域における公益的な取り組み」の実施が責務となった社会的背景等をもとに、社会福祉法人が社会福祉事業の実施のみならず、従来の法人の機能やノウハウ、地域とのつながりを活かして地域のニーズにいかにこたえていくかについて、3法人の実践報告を通じて参加者とともに考えました。
今回紹介したのは、やのくち正吉苑(稲城市・地域包括支援センター等)の、介護に関する相談もできる地域交流の場「ふらっとcafé」、社会福祉法人大洋社(母子生活支援施設運営等)と大田区内複数の法人が連携して行う子どもの学習支援やひとり親の自立支援等「れいんぼう」事業、社会福祉法人楽友会(軽費老人ホーム運営等)の地域ニーズの調査等を通じて法人のあり方や今後の事業展開を再検討する取り組みです。東京ホームタウンプロジェクトでのプロボノ支援を通じて、外部のアドバイスを取り入れながら自法人の理念や役割を改めて問い直し、事業展開する3法人の実践に大きな学びを得る時間となりました。