2025年の東京をつくる 東京ホームタウンSTORY

ゆうゆう体操、歌、園芸、ダンスetc. 
介護予防リーダーたちによる多彩なサロンで、地元の元気をサポート

東大和市介護予防リーダー会
会長の鈴木継男さん(写真中央右)、第一期生の大川裕己さん(中央左)ほか、中心メンバーのみなさん
2018年10月31日

2011(平成23)年設立。東大和市において、介護予防として「ゆうゆう体操」を市と共同で立ち上げ、週に数回17ヵ所で「ゆうゆう体操」を行うように。ほかに「ふれあい園芸サロン なでしこ」「歌のひろば」、また、ダンスほかさまざまな内容をサークル形式で行う「サロン」の運営も統括している。そうした複雑な活動内容を分か りやすく紹介したパンフレットを、プロボノワーカーとともに2016(平成28)年に作成した。

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超高齢社会において、介護を受けずに元気で過ごせる健康体を保っていけたら理想的ですが、実際のところ、そのために、何をどう習慣にしたらよいのか、困っている方もたくさんいるのではないでしょうか。そんな、健康づくりのサポートをするのが「介護予防」と呼ばれる活動。東大和市では、2010(平成22)年より、介護予防をサポートするリーダーの養成講座を実施してきました。現在の平均年齢は70代でありながら、意欲的に取り組む彼らの姿勢が、プロボノワーカーの助けを経て、地域の方々に広がりつつあります。きっかけとなったのは、プロボノワーカーの提案で実現した「団体の活動内容をパンフレットにして、わかりやすく紹介する」という、一見平凡にも思える方法でした。これにより、複数事業にわたる活動内容や、立場も明確になって認識されやすくなり、介護予防体操に参加する人の数も増えました。

養成講座1期生の大川裕己さんをはじめ、リーダーの方々に、活動の成り立ちや内容をはじめ、プロボノワーカーとの関わりから今後の展望まで、お話を伺いました。

市の介護予防における 木の幹のような存在

高齢者の健康維持を目的とする介護予防。東大和市では、市の認定を受けた「介護予防リーダー」たちが、「介護予防リーダー会」として独立した活動を行っています。

「しくみとしては、まず、介護予防リーダー会があって、そのなかに『ゆうゆう体操』を中心として、『サロン』、『歌の広場』、『ふれあい園芸サロン なでしこ』の4本柱の活動がある感じです。この中の『サロン』というのは枝分かれをしていまして、ダンスなどをはじめ、様々なサークル的な趣味の活動を行っています。これらの多くにリーダーが関わって、運営をしています」とは、これまでリーダー会運営の中心的なメンバーのお一人として活動し、現在は「運営からは引退して無役です」といいながらも会の継続を見守り続けている大川さん。「介護予防リーダー会」とはつまり、東大和市の介護予防に欠かせない、木の幹のような存在と言えそうです。

「介護予防リーダー」はもともと、初代から3期までは東京都が養成講座を行い、4期以降からは各市町村に委ねられました。大川さんは東大和市の1期生にあたります。

「半年くらいかけて市内の中学校に集まって講義を受け、第1期生として31名のリーダーが誕生しました。その後、認定を受けて介護予防リーダーとなった人たちの自主グループとして結成された組織が『介護予防リーダー会』です。現在は第5期まで認定が進み、全部で96名のリーダーがいます。活動は、週に何度も体操の立会いに行ったりサロン活動をしたりするなどかなり忙しいですが、中心的なリーダーが頑張ってくれているおかげで、活動は少しずつ広がっています」

リーダー養成講座のカリキュラムは、半年間に及ぶ体の構造や栄養学なとの講義、レポートの提出やテスト、実習、最後は論文提出まであり、認定まで大変な道のりです。口腔機能ほか、健康について学ぶ授業もあり、これが、このまちの介護予防の要である「東大和元気ゆうゆう体操」の根幹を形づくっています。

介護予防の要となるのは 元気ゆうゆう体操

「東大和元気ゆうゆう体操」は、リーダー会の発足と同時進行で、リーダーたちによる体操検討会の下、市とともに作り上げたものです。高齢者の健康維持を目的とした体操で、一番大切なのは体を動かすことだという共通認識のもと、介護予防を行う要のツールとして考えられました。開発したのは、東京都健康長寿医療センター。市の方でも同時に体操検討会を進め、考案された体操を検討する作業が行われ、2011(平成23)年2月に体操の発表会が行われました。主には高齢者に必要とされる体幹を鍛えたり、口腔機能を保ったり、筋肉の強化などが織り交ぜられたもので、ゆっくりした動きのなかで身体全体を整えることができる素晴らしい体操です。

「体操が出来上がり、まずは会場探し。そして、通える距離の参加者を集めることからスタートしました。当時は個々のリーダーがグループを作って6ヵ所から始めました。その後、3年ほどの間に17ヵ所になり、現在も活動を続けています」

その流れの中で、必要なものがいろいろと出てきて、「東大和元気ゆうゆう体操」は壁にもぶつかりますが、皆で力を合わせて乗り越えていきます。

「たとえば音楽を流すラジカセが必要だとか、さまざまなことが出てくるわけです。ですが、自主活動ですので、続けていくためには運営資金を考えなくては、ということで『うまかんベ~祭』という、東大和で開かれる年に一度のグルメ大会に参加して、模擬店などの収益で資金をつくりました。それを元手に、リーダー会発足に至ったというわけです。2期生は『園芸サロン』、3期生は『歌のひろば』に力を入れました。これらの活動も、バラの鑑賞会やラベンダーサシェの講座を行うなどして活動資金を生み出しています」


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