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    プロジェクト詳細

    八王子市 伴走支援

    八王子市市民活動支援センター(NPOさぽーと802)

    八王子で「プロボノ」を始めよう。 市民活動団体の課題に、”人財”の力で新しい解決策を。



    2003(平成15)年の開設以来、八王子市の市民活動の拠点となってきた八王子市市民活動センター(以下、センター)。今回、東京ホームタウンプロジェクトの伴走支援を受けながら、市内で活動する地域団体等への「プロボノ」による支援の仕組みを構築し、センターがその事務局機能を担っていこうとしています。

    八王子市市民活動支援センターでは、2010(平成22)年に、「ゆめおりファンド」を立ち上げました。これは、八王子市内の企業、大学、団体、市民の皆さんが持ついわゆる経営・運営資源を、地域課題と向き合いながら元気なまちづくりのために活動している市内約600のNPO・市民活動団体へ繋ごう、という仕組みです。「ゆめおりファンド」登録団体に対し、まずは企業や大学等から寄付された事務机や棚、パソコン、コピー機といった物品の無償提供を始め、6〜7年が経ちました。

    「もちろんこの取り組みは、団体の皆さんに喜んでいただいています。でも『ゆめおりファンド』を立ち上げた本来の目的は、市民活動の継続性と信頼性をサポートすること。さらには、2015(平成27)年の介護保険法の改正をきっかけに八王子でも、地域包括ケアの仕組みの構築が検討されていますが、これには社会のあらゆる過程、分野で多様な人や組織の関わりが必要とされる。さまざまな分野で、社会課題に取り組んでいるNPO、市民活動への期待とともに、そうした活動に具体的な社会的成果を生み出すことが求められています。そのためには物品や資金の提供だけでは足りないし、市民活動団体の困り事というのは、必ずしもそうした物理的な資源によって解決できるものばかりではありません。センターには、日頃から色々な相談が来ます。すぐに提供できる解決策や紹介できる先がない内容について、どうしたらよいかと思っていました。そこで今年度からは、『人財支援事業』を始めることにしたのです」
    大山健三センター長は、穏やかに、しかし熱いまなざしでこの事業に込めた思いを語ります。

    八王子市民の中にも、何か地域の役に立ちたい、自分の知識や経験を活かしたいと思っている人が、少なからずいるはず。普段、多くの市民の声に触れる中で、そう感じていたセンターの皆さん。そんな時にイベントに参加し、「プロボノ」という、ビジネス上のスキルや社会人としての経験を活かすボランティアの形に出会い“これだ”と思った、とセンター職員の籏野さん。
    「とくに、1つの団体に対し、何人かがチームを組んで支援するというところに可能性を感じました。個人と団体、1対1での支援スタイルに加え、個人が互いのスキルや経験を補い合うチーム支援という引き出しをセンターが持っていれば、支援できる内容の幅が広がると思いました」

    そして今年の6月、まずは市民の皆さんに向けて、ゆめおりファンド人財支援事業のキックオフイベントを実施。人財支援を開始すること、プロボノを活用して市民活動団体等の組織基盤を強化するプロジェクトを立ち上げていくことを広く発信し、個人・団体双方の参加を呼びかけました。今後、センターに登録した人の中から、団体の持つ課題に合わせた支援プロジェクトを随時立ち上げていく予定です。
    プロボノを取り入れることで、若い世代からシニア層までを巻き込みながら、多様な世代、多様な経験の相乗効果で地域全体のチカラを高めていきたい。地域におけるさらに強力なプラットフォームとなるべく、センターの皆さんの挑戦が始まっています。

    (本記事は2016年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    八王子市市民活動支援センター(NPOさぽーと802)
    代表者名
    大山 健三
    所在地
    〒192-0083 東京都八王子市旭町12-1 ファルマ802ビル5階
    ホームページ
    http://www.shiencenter-hachioji.org/

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    完了
    進捗状況

    最終更新 2017.03.25
    2016.07.20

    八王子市市民活動支援センターへのプロボノコーディネート研修を、東京ホームタウンプロジェクトの公開イベントとして実施しました。八王子市市民活動支援センター以外にも、プロボノコーディネートに関心をお持ちの都内中間支援組織の約20名の皆さんも一緒に受講いただきました。

    2016.08.09

    八王子で実施するプロボノプログラム・スケジュールの検討を行いました。

    2016.09.04

    八王子市内で開催されたイベントで、プロボノワーカー募集説明会の告知チラシを配布しました。

    2016.09.25

    プロボノワーカー募集説明会の第1回を実施しました。11人の方が参加し、説明後には質問が数多く飛び交い、みなさんの関心の高さがひしひしと感じられました。

    2016.10.06

    プロボノワーカー募集説明会の第2回を実施しました。平日の夜という時間帯でしたが、今回も11人と多くの方にご参加いただきました。

    2016.12.08

    プロボノワーカー募集説明会実施からこれまでの期間、八王子市市民活動支援センター主催による第1期のプロボノプロジェクト立ち上げ準備を進め、八王子市内の2団体を対象に6人のプロボノワーカーが集まりました。この日はプロボノワーカーが一堂に集まってのオリエンテーションを実施。意欲的なメンバーが多く、活発な会となりました。これからのプロジェクトの展開が楽しみです。

    2016.12.18

    今回の八王子のプロボノ支援では、次の2団体を支援することになりました。一つは「NPO法人かたつむり」、発達障害のある子どもとその家族に向けて、安心して話せる場の提供などを行っている団体で、プロボノチームはFacebookページの構築と運用体制の整備を支援します。2つ目の団体は「八王子猫のおうち探しの会」。八王子周辺の飼い主のいない猫を保護して新しい飼い主を探すなどの活動を行っています。プロボノでの支援内容は経理業務の効率化です。

    2016.12.23

    「猫のおうち探しの会」チームが、団体の活動場所である「はちねこ!カフェ」でキックオフを実施しました。プロボノワーカー2名が訪問し、猫のおうち探しの会の代表と経理担当の2名の方、そしてたくさんの猫の鳴き声を聞きながらのヒアリングとなりました。経理業務の効率化をどのように実現していくか、団体の方も大変熱心に現状と課題について、経理関連の書類等、実物を確認しながらお話しいただきました。

    2017.01.06

    「NPO法人かたつむり」のプロボノチームもキックオフを実施。キックオフではまず団体側のニーズを把握して、どんなFacebookページを作り、どんな内容をどのように発信していけばよいのかを検討するために、プロボノチームがたくさんの聞き取りを行いました。

    2017.01.11

    「かたつむり」チーム:チーム内MTGを実施。前回の団体へのヒアリングから抽出された要件の検討を行い、制作するFacebookページのたたき台についてディスカッションしました。

    2017.01.18

    「かたつむり」チーム:団体を訪問。Facebookページ案と運用マニュアル案を提示して、団体の方からの質問等に回答しました。

    2017.01.19

    「猫のおうち探しの会」チーム:チーム内MTGを実施。キックオフで設定した成果物で、猫のおうち探しの会の問題は解決するのか?真の問題は別のところにあるのではないか?との意見が提出されメンバーで話し合った結果、再度団体へのヒアリングが必要とのことになりました。

    2017.01.25

    「猫のおうち探しの会」チーム:会の代表と経理担当の2名の方に記帳用ノート、帳票類、受領書等を持参いただき打合せを実施。プロボノワーカー3名で課題を深堀りするためのヒアリングを行いました。実物を見ながら現状を確認し課題について両者間で合意。さらに課題解決のための方策、ターゲットを設定しました。団体のお二人もほっとしたようなお顔になったのが印象的でした。

    2017.01.30

    「かたつむり」チーム:団体を訪問。前回の打ち合わせ内容を受けてほぼ最終化したFacebookページを公開。https://www.facebook.com/katatsumuri2007/ 出来上がったこのページをどのように拡散していくか?という点について、シェアの方法や、読者のページへの関与度(投稿権限付与の有無など)の設定、Facebookの各機能の活用方法などのアドバイスもチームから行いました。

    2017.02.28

    「かたつむり」チーム:納品完了。Facebookを公開して使い始めてから出てきた疑問点等にプロボノチームがお答えし、また、より情報を拡散していくための方法等もお伝えしました。プロボノチームが納品したFacebook活用マニュアルは100ページ超に及びました。

    2017.03.17

    「猫のおうち探しの会」チーム:団体と一緒に策定した会計・経理のルール、整理した勘定科目等を提案して納品完了しました。

    2017.03.25

    初年度2件のプロジェクトが完了を迎え、成果報告会を実施しました。会場は盛況、初めてのプロボノ体験を生き生きと語る支援先団体・プロボノワーカーの皆さんの話に耳を傾けました。団体の方からは「今回プロボノの皆さんに入ってもらい新しい気づきがあった」「手伝ってくれる外部の人がいるんだ、と肩の力が抜けた」といった感想が聞かれました。 今後、プロジェクトを主催・運営した八王子市市民活動支援センターの皆さんと東京ホームタウンプロジェクト事務局で振り返りの会を行い、次年度プロボノプロジェクト実施に向けての改善点も整理していきます。

    成果

    東京ホームタウンプロジェクトによる伴走支援を受けながら、八王子における地域密着型のプロボノ支援プログラムが始動。初年度2団体への支援プロジェクトを完了。

    これまで八王子市内の地域団体に向けて行ってきた「物品支援」にくわえ、人材支援を実施したいと考えていた八王子市市民活動支援センター(以下、センター)。2017年度、東京ホームタウンプロジェクトの伴走支援を受けながら、センターが主催・運営するプロボノプログラムを始動させ、市内2つのNPO・地域団体に対する支援プロジェクトを実施・完了しました。

    伴走支援では、2017年夏に、まずはプロボノコーディネートの手法を伝えるセミナーを実施。座学形式で、プロボノの仕組みやプロボノ運営事務局として必要なことなどを学びました。その後、どういった支援内容をメニューとして用意するかといった八王子版プロボノプログラムの検討、準備すべき各種書類やツールの作成、支援先団体の募集・選定、プロボノワーカー募集説明会の実施等、プロジェクト開始に至るまでの一連のプロセスを東京ホームタウンプロジェクト事務局がサポートしながら、進めていきました。

    2つのプロボノプロジェクトは、それぞれ「経理改善」と「Facebook活用」の支援メニューで実施し、2チーム・計6人のプロボノワーカーが参加。2017年12月にキックオフ、3月までに無事成果物を納品してプロジェクトが完了し、団体のみなさんにも大変喜んでいただきました。
    成果報告会終了の後日には、全体の振り返りをセンターのみなさんと東京ホームタウンプロジェクト事務局で行い、初年度の課題を改善しながら、次年度「プロボノ@八王子」として継続していくことを確認しました。

    2017.11.15

    八王子市市民活動支援センターでは、2017年度も継続してプロボノプロジェクトを実施・運営し、2017年度上期に「ウェブサイト支援(既存ホームページのWordpressへの移行)」と「課題整理」の支援メニューで、2団体に対するプロジェクトを完了。2年目も着実に成果をおさめていることをご報告いただきました。一方で、登録プロボノワーカーのコミュニティをどう維持していくかといった運営上の課題についても東京ホームタウンプロジェクト事務局と共有し、今後も引き続きよりよいプロジェクト運営に向けて改善を重ねていかれる予定です。
    昨年度・今年度とプロジェクトに参加したプロボノワーカーのみなさんが、その後も支援先団体の活動に関わり続けているなど、地域密着型のプロボノプロジェクトの良さが生まれてきている「プロボノ@八王子」に、今後も注目していきたいと思います。
                 
    2017年度上期完了プロジェクト レポート(1)
    http://www.shiencenter-hachioji.org/event/detail.php?q=rp170928-145829

    2017年度上期完了プロジェクト レポート(2)
    http://www.shiencenter-hachioji.org/event/detail.php?q=rp171104-155854

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