プロジェクト詳細
さやま・しみず楽しみたい
地域づくりを私たちで終わらせてはもったいない!歴史・風土と共に、次世代に受け継ぐために
東大和市の南北に延びる狭山・清水地域。長く暮らす方々にも、若い世代の方々にも、この土地の誇りである緑多き自然と歴史に愛着を持ってもらい、住民同士がつながれる場をつくりたいと活動しているのが、「さやま・しみず楽しみたい」です。
この地域は、江戸時代に築かれた玉川上水のもとで栄え、絹織物のための養蚕業を中心に発展してきました。団体のシンボルマークに描かれているのは、蚕が餌とする桑の葉です。歴史文化の移り変わりによって、今では養蚕に代わり、狭山茶がこの地域の主な名産物のひとつとなっています。このような地域の歴史を知ることや、市オリジナルの元気ゆうゆう体操といった取り組みを通じて、世代を超えた交流が自然に生まれることを期待し、活動しています。
平成30年頃から活動を開始。目指すのは、「こどもからおとなまで思いやり・ささえあいでつながる地域」をつくることです。
では、どうすれば目指す地域像を実現できるのかと、市の観光ガイドさんと地域を知るために街歩きをしたり、お茶屋さんからおいしいお茶の淹れ方を学んだり、手探りのなか思案重ねていきました。そして、狭山茶を活かしながら子どもからおとなまでが集うような居場所づくりのイメージが見え始めた時、新型コロナまん延により足止めを余儀なくされてしまったのです。
活動できなかった時期は、下積み期として自分たちの学びの機会としましたが、何のためにやっているのかと一度は頭を悩ませた時期も。その苦しさをメンバー皆で乗り越え、感染対策をしながらでも、人がつながり合える活動として見つかった取り組みが、現在の活動の軸となっている「東大和元気ゆうゆう体操」でした。「コロナがあって時間はかかったけれど、やっと歩き始めたかなという実感があります」と話すのは、東大和市高齢者ほっと支援センターしみずの岡島さん。自らも元気ゆうゆう体操の指導資格を取得し、活動に伴走します。
「体操の合間に、参加者のみなさんが楽しく談笑する姿をみて、私たちが本来つくりたかった、つながりあえる居場所に近づいてきたと感じる」と話すのは、団体発足以来、活動の書記を務めてこられた五十嵐さん。これからは、多世代のみなさんに参加してもらえる活動を広げていきたいと、メンバーのみなさんは次のステップに目を向けています。
「地域づくりは私たちの代で終わりではなくずっと続いていくもの、人と人のつながりで支え合い地域に暮らす理想のありかたを後の世代に伝えていきたい」と代表の内田さんも語ります。お子さんたちの学校関連の情報伝達が、よくも悪くもインターネットで完結してしまう時代。住まう人たちがお互いを知り、つながりあう機会を創出していくために。お年寄りから子どもたちまでが交流することから始まるまちづくりを、さやま・しみず楽しみたいは推進していきます。
<プロジェクトの内容>
そこで、プロボノプロジェクトでは、「さやま・しみず楽しみたい」の活動紹介チラシを作成します。「こどもからおとなまで思いやり・ささえあいでつながる地域」という団体の目指す姿や具体的な活動内容を、メンバー全員が言語化し、伝えられるツールにしたいです。これをコミュニケーションツールとして、特に子どもたちや子育て中の親御さん世代まで存在を知ってもらい、新たな活動への参加者を増やしていきたいと期待しています。
※ヒアリング会・提案会は、狭山公民館(西部多摩湖線 武蔵大和駅 徒歩10分)で実施予定です。中継によるオンライン参加も可能。日程はチームメンバー決定後に調整します。
団体基本情報
- 団体名
- さやま・しみず楽しみたい
- 活動開始時期
- 2019/平成31年1月
- 代表者名
- 内田 栄子
- 所在地
- 〒207-0004 東京都東大和市清水2-838-1
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進捗率
進捗状況
オリエンテーションを実施しました。チームのミーティングでは今回のプロジェクトへの意気込みや今後の進め方について話し合いを行いました。いよいよプロジェクトのスタートです。これから1カ月、楽しみながらも真摯に団体さまの課題に取り組んでいきます!
オリエンテーションを実施しました。
チームミーティングを実施しました。事前資料の読み込み結果を持ち寄り、ヒアリングの進め方と役割分担を決めました。
ヒアリング会を実施しました。本プロジェクトでは、団体を知ってもらい、参加者を増やすためのチラシを作成します。ヒアリングでは団体の活動目的や課題をメンバーの皆さんに語ってもらい、ちらし作成の目的を共有しました。ちらしに掲載する内容や構成、様式などについて議論し、イメージ共有できました!
チームミーティングを実施しました。ヒアリング会の内容も踏まえ、成果物作成のスケジュールを決め、次回打合せまでにチラシに必要な要素を各自整理・収集することにしました。
チームミーティングを実施しました。必要な要素を持ちより、チラシレイアウトのイメージを決めました。役割分担し、次回チームミーティングまでに各項目の文案を作成することにしました。
チームミーティングを実施しました。各自担当した内容を持ちよりレイアウト位置の調整、デザイン付けを行いました。
さやま・しみず楽しみたいの提案会を実施しました。誰に何を伝えるチラシかを再度整理した結果、団体の活動内容の紹介・参加者募集ではなく、団体の活動目的の説明に重きを置く内容に大きく変更することを決定。提案内容が大幅に変わることから、10/28に再度現地訪問し、提案会を実施することにしました
10/22の提案会の指摘を踏まえ、10/28に再度団体を訪問し再提案を行いました。再提案後、最終調整をし11/3に成果物の納品を完了しました。
プロボノチャレンジの1ヶ月の成果の発表です。初めて出会ったプロボノチームのメンバーが、これまた初めて会う団体の皆さまの課題を解決していくプロボノチャレンジ!それぞれのチームの成果を発表する成果発表会が無事終了しました。みなさん、1ヶ月間、本当にお疲れさまでした。
成果
まちのみんなに知ってもらうために。会の目的の整理し、名刺代わりのチラシが完成!
さやま・しみず楽しみたいは、「こどもからおとなまで思いやり・ささえあいでつながる地域」をつくることを目指し、2018年に活動を開始しました。しかしコロナ禍で当初目指していた居場所づくりはなかなかできず、今あらためて幅広く活動を展開するにあたり、「私たちの団体の存在意義や活動目的をどう伝えていくとよいだろう」「団体のみんなで共通意識を持てているだろうか?」そんな疑問からプロジェクトは始まりました。
ヒアリングの中で、「今は東大和元気ゆうゆう体操に力を入れている。」「まずはここにもっと人が来るようにしていきたい!」「小学生もその保護者もみんな巻き込んで多世代交流もしたい!」と言った声が聞えてきました。それを受け、プロボノチームは一度、今の活動をPRできる参加者募集チラシを作成、提案会を行いました。しかし成果物を団体が見て、「何かが違う。私たちがやりたいのはこういう活動だけだったっけ?」「今はゆうゆう体操をやっているけれど、本当にやりたいのは居場所づくりだった」「ここに来たら誰かと会えるというような、ふらっと立ち寄れる場所を作りたい」そんな想いを会の全員が持っていることを、提案会で取り組みが形になって改めて気が付きました。
チームメンバーも「団体にとって本当に必要なものを作りたい」「団体の名刺代わりになるような、団体の意義を想いをPRできるようなチラシを作りましょう!」と方向転換。団体の想いを反映する形でほぼ1から作り直し、最終的には、団体・プロボノチーム双方大満足のチラシが完成しました。
今後はそのチラシを使ってさやま・しみず楽しみたいをみんなに知ってもらうため、次回の協議体では早速成果物一式を全員で確認し、活用に向けて動き出していく、とおっしゃっていました。