プロジェクト詳細
福生市 福祉保健部 介護福祉課 高齢者支援係
協議体の立上げに向けて。知ってもらうこと、つながることを増やしながら。
福生市では、これまで直営の地域包括支援センターで介護予防事業や介護予防のための地域づくりの推進を担ってきましたが、令和4年4月から地域包括支援センターが委託となり、生活支援コーディネーターも新たに増員され、介護予防と地域づくりが新たな体制で取り組まれていくこととなりました。市の介護福祉課高齢者支援係に第1層生活支援コーディネーターが1名、3つの地域包括支援センターから第2層の生活支援コーディネーター(兼務)が1名ずつ配置され、1層2層合わせて計4名の体制で手探りのなか生活支援コーディネーター活動がスタートしました。
ところが、第1層協議体がなぜ福生市になかったのか、これまでの経過と課題をみていくと、それぞれの会議体の違いや必要性を理解して運営できていないことや、地域ケア会議も効果的に活用できていない上、地域ケア会議と協議体との違いも分かっていないなど、先ずはそのあたりの理解を深める必要もありました。
そのために内部関係者だけではなく、東京都の支援も活用すべく「課題解決力共有化プログラム」に応募し、諸課題を解決しながら協議体の立上げに取り組んでいくこととしました。
生活支援コーディネーターとの協働体制を構築し、目標設定の共有、地域への一歩をスムーズにするチラシの作成などに取り組んでまいります。
(本記事は2022年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)
団体基本情報
- 団体名
- 福生市 福祉保健部 介護福祉課 高齢者支援係
- 所在地
- 〒197-8501 東京都東京都福生市本町5番地
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進捗率
進捗状況
福生市役所で内部研修会を開催。エンパブリックより、東京都における生活支援体制整備事業実施に当たっての方針(令和元年)について共有があり、さらに「住民主体の地域づくりの進め方」についても解説いただきました。
社会福祉課、協働推進課、介護福祉課の他に、ボランティアセンター、各地域包括支援センターからの参加(合計20名)がありました。
オンラインにて、エンパブリックも加えて意見交換会を実施。
今後の進め方について質問、回答し合いながら、さらに今年度行うことと次年度に向けてFVAC(ふっさボランティア・市民活動センター)と連携していくことなどを整理。
生活支援コーディネーターとFVAC(ふっさボランティア・市民活動センター)と連絡会を開催。
東京ホームタウンプロジェクトの総括イベント「東京ホームタウン大学2023」にて、本プロジェクトの成果報告を行いました。以下より動画をご覧いただけます。【テーマ別分科会2】地域づくりの鍵を握る、縦のつながり・横のつながり
成果
地域づくりを進めるための基盤を整備し、地域との関係づくりを重視した生活支援コーディネーターの紹介チラシも作成!
福生市では、令和4年度より生活支援コーディネーターを中心とした介護予防と助け合いの地域づくりに本格的に取り組むことになり、地域と連携した協議体の立ち上げに向けての準備と体制整備を進めるため、課題解決力共有化プログラムも活用しながら進めてきました。
地域づくりを進めるには、市役所の介護施策の関係者だけでなく、市民協働や地域づくりに関連する他部署や民間団体の協力も不可欠です。関係者が基本的な考え方や実現したいことのイメージを共有するための研修会を開催したことで、生活支援コーディネーターの役割が関係者と共有できたことに加えて、生活支援コーディネーターの活動への関心も高まるきっかけになりました。また、担当者にもコーディネーターにもある新しい地域づくり活動への不安、迷いについてコミュニケーションを深めて解消し、ポジティブに取り組めるように支援しました。
また、地域との関係づくりを進めていく中で、地域で活動している人達との出会いも広げ、たくさんの地域の人の思いを知ることも進めていきました。ふっさボランティア・市民活動センターとの連絡会では、お互いの事業について初めて知る機会となったのと同時に、「いつまでも自分らしく暮らせる地域づくり」は共通した目的であり、そのために欠かせないパートナーであることもお互いに確認できました。
このように地域づくりの基盤を整えていく中で、課題となったのが、生活支援コーディネーターのことを地域の人にどう知っていただけばいいかということでした。そこで、生活支援コーディネーターが地域の方に自己紹介する際に使えるように、地域の人にとってどんな時に相談できるかまとめた上で、コーディネーターの名前を入れたチラシを作成しました。
これらの成果は、今後の地域づくり活動や協議体運営の基盤として活用いただけることになりました。
⇒チラシはこちらからダウンロードできます。