地域づくりの台本
こまじいのうち(文京区)
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「こまじいのうち」運営のヒント
「こまじいのうち」の1日
いつ |
誰が |
何を |
午前9時 |
秋元さん |
玄関のカギを開けます。カギはスタッフ2人も預かっていて、秋元さん不在の時はスタッフが対応します |
午前10時 |
スタッフ (基本2人)
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「のぼり」を表に出すなど準備をし、「こまじいのうち」、オープンです! 誰かが玄関先にやってきたら、「いらっしゃい!」と声をかけ、お茶を出します。利用者には、玄関先のリストに名前を書いてもらいます |
正午ごろ
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スタッフ |
様子をみながら、買い出しなどに出かけてもOK。利用者に留守番をお願いすることもあります |
利用者 |
台所や冷蔵庫の利用は自由。お昼ごはんもここで作れます |
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午後3時
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スタッフ |
利用時間終了。戸締まりなどをします |
秋元さん |
玄関のカギをしめて、1日が終了します |
≪「やることリスト」はいつの間にかなくなりました≫ 最初は戸締まりを必ずするとか、掃除機をかけるとか、リストを作っていましたが、みんなのなかで分かってきたらリストがなくなりました。 誰かが手伝いたいと言ってきてくれた時も、いる人が教えています。スタッフは、食器洗いやタオルの洗濯、暇な時に掃除もしてくれています。誰かが来たら、声かける。決まりはないけど、自然にそうなっています。 <秋元さん、浦田さん> |
≪スタッフも利用者も一緒に過ごす場所≫ スタッフは名札やエプロンをしておらず、誰がスタッフで誰が利用者かはわかりません。「お迎えします」という態度自体やめましょうと。あえて、誰が参加者かスタッフか分からないようにする。それがいいみたいです。会話は自由だし、若い利用者もお年寄りとおしゃべりできて、いろいろと勉強になりますよね。 <秋元さん、浦田さん> |
「こまじいのうち」の1カ月
「こまじいのうち」では、「体操」や「ビーズ作り」といったいくつかのプログラムのほか、プログラムを設けず思い思いに時間を過ごす「カフェこま」が開催されています。
プログラムの一例
≪スタッフの調整は「壁掛けカレンダー」で≫ こまじいのうちには、壁掛けカレンダーが貼ってあり、スタッフは自分が来られる日を書き込んでいます。1カ月に何日参加する、という決まりはありません。誰がいつごろ来るかは、だいたい決まっているそうです。スタッフが確保できない日は、スタッフ同士で声をかけあったり、ボランティア担当スタッフが来られる人を募ったりしています。 |
≪プログラムのあとはみんなでお茶タイム≫ プログラム終了後は、参加者同士で協力し合って座布団や座卓をセッティング。お茶タイムが始まります。 近所の方が持ってきたフルーツや、お土産のお菓子を食べながら、スタッフも混じってみんなで近況やニュースについておしゃべり。自然に参加者同士の交流がうまれます。 |