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    地域づくりの台本

    こまじいのうち(文京区)

    ページ:4 / 6

    「こまじいのうち」運営のヒント

    「こまじいのうち」の1日

    いつ

    誰が

    何を

    午前9時

    秋元さん

    玄関のカギを開けます。カギはスタッフ2人も預かっていて、秋元さん不在の時はスタッフが対応します

    午前10時

    スタッフ

    (基本2人)

     

    「のぼり」を表に出すなど準備をし、「こまじいのうち」、オープンです!

    誰かが玄関先にやってきたら、「いらっしゃい!」と声をかけ、お茶を出します。利用者には、玄関先のリストに名前を書いてもらいます

    正午ごろ

     

    スタッフ

    様子をみながら、買い出しなどに出かけてもOK。利用者に留守番をお願いすることもあります

    利用者

    台所や冷蔵庫の利用は自由。お昼ごはんもここで作れます

    午後3時

     

    スタッフ

    利用時間終了。戸締まりなどをします

    秋元さん

    玄関のカギをしめて、1日が終了します

     

    ≪「やることリスト」はいつの間にかなくなりました≫

    最初は戸締まりを必ずするとか、掃除機をかけるとか、リストを作っていましたが、みんなのなかで分かってきたらリストがなくなりました。

    誰かが手伝いたいと言ってきてくれた時も、いる人が教えています。スタッフは、食器洗いやタオルの洗濯、暇な時に掃除もしてくれています。誰かが来たら、声かける。決まりはないけど、自然にそうなっています。

    <秋元さん、浦田さん>

    ≪スタッフも利用者も一緒に過ごす場所≫

    スタッフは名札やエプロンをしておらず、誰がスタッフで誰が利用者かはわかりません。「お迎えします」という態度自体やめましょうと。あえて、誰が参加者かスタッフか分からないようにする。それがいいみたいです。会話は自由だし、若い利用者もお年寄りとおしゃべりできて、いろいろと勉強になりますよね。

    <秋元さん、浦田さん>

    「こまじいのうち」の1カ月

    「こまじいのうち」では、「体操」や「ビーズ作り」といったいくつかのプログラムのほか、プログラムを設けず思い思いに時間を過ごす「カフェこま」が開催されています。

    プログラムの一例

     

    ≪スタッフの調整は「壁掛けカレンダー」で≫

    こまじいのうちには、壁掛けカレンダーが貼ってあり、スタッフは自分が来られる日を書き込んでいます。1カ月に何日参加する、という決まりはありません。誰がいつごろ来るかは、だいたい決まっているそうです。スタッフが確保できない日は、スタッフ同士で声をかけあったり、ボランティア担当スタッフが来られる人を募ったりしています。

    ≪プログラムのあとはみんなでお茶タイム≫

    プログラム終了後は、参加者同士で協力し合って座布団や座卓をセッティング。お茶タイムが始まります。

    近所の方が持ってきたフルーツや、お土産のお菓子を食べながら、スタッフも混じってみんなで近況やニュースについておしゃべり。自然に参加者同士の交流がうまれます。

     

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