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    地域づくりの台本

    また明日(小金井市)

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    小金井市「また明日」のご紹介

    概要

    「また明日」は、小金井市西部の住宅街にあるアパートの1階5世帯を繋げた多目的福祉施設で、地域の子どもからお年寄りまで多世代が自由に、思い思いに過ごせる場所です。
    施設の運営は森田夫妻が行っています。地域との繋がりを大切にしており、商工会や町内会などに加盟し、積極的に参加しています。
    「また明日」の特徴は、福祉施設としての機能のみならず、地域社会の絆を深める取り組みをしている点であり、地域住民がいつでも気軽に立ち寄ることができる多世代交流の場づくりをしています。

    基本情報

    名称

    NPO法人 地域の寄り合い所 また明日

    所在地

    東京都小金井市貫井南町4-14-14 ヴィレッジ・パル1階

    設立目的

    (定款第3条)

    この法人は、年齢・性別・国籍の違いや障がいの有無に関わらず地域に暮らす様々な人々に対して、同じ建物の中で高齢者在宅福祉事業と子育て支援事業及び児童の健全育成を図る事業を行うとともに、地域住民がいつでも気軽に立ち寄る事ができる一般開放スペースを併設して、高齢者在宅福祉事業を利用するお年寄りや、子育て支援事業を利用する乳幼児・その若い親世代、児童の健全育成を図る事業を利用する子ども達と、一般開放スペースに立ち寄った地域に暮らす様々な人々が、自由に交流できる機会を提供することで、失われつつある地域の絆を深め、その深い絆に元気づけられて、誰もが「また明日も頑張ろう」と自然に感じ、他者を思いやる心の余裕が芽生える、優しく豊かな地域社会づくりの推進に寄与することを目的とする。

    設立時期

    2006年6月20日設立 

    (2006年12月1日にまた明日デイホーム、寄り合い所、認可外保育所 虹のおうちを開所、2015年に認可保育所 また明日保育園を開所)

    運営団体

    NPO法人 地域の寄り合い所 また明日

    スタッフ

    ・森田眞希

    代表理事、また明日デイホーム・虹のおうち・また明日保育園総合施設長、寄り合い所コーディネーター、保育士

    ・森田和道(眞希さんの夫)

    介護福祉士、また明日デイホーム管理者

    ・スタッフ

    常勤スタッフ4名、非常勤スタッフ18名の合計22名(全員有給)

    設立当時からのスタッフは1名、初期からのスタッフは3名(10~12年)

    ・有資格者

    保育士6名、介護福祉士4名、社会福祉士、音楽療法士(保育士)、言語聴覚士(社会福祉士)各1名、資格がないスタッフもいる

    活動分野

    (定款第4条)

    (1)保険、医療又は福祉の増進を図る活動

    (2)まちづくりの推進を図る活動

    (3)子どもの健全育成を図る活動

    以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

    事業の種類

    (定款第5条)

    (1)高齢者在宅福祉事業:①介護保険事業、②介護保険事業に属さない高齢者在宅福祉事業

    (2)子育て支援事業:①託児保育事業、②乳幼児の養育者への悩み事相談やアドバイス等の精神的な支援

    (3)児童の健全育成を図る事業:①学童保育事業、②前2号の各事業へのボランティアを中心とした社会体験

    (4)地域の寄り合い所事業: ①年齢・性別・国籍の違いの有無に関わらず、地域に暮らす様々な人々がいつでも気軽に立ち寄って交流することが出来る場所の提供、②①に立ち寄った方々同士や、前3号の各事業の利用者との交流の促進

    (5)広報、情報発信に関するネットワーク事業

    その他、この法人の目的を達成するために必要な事業

    会員

    (1)正会員  入会金10,000円 年会費5,000円

    (2)賛助会員 入会金   0円 年会費一口3,000円(一口以上)

    収入

    介護保険料、保育事業料、介護利用料、保育利用料

    支出

    家賃、人件費、食費、水道光熱費等(備品等は近隣から頂いているものも多い)

    施設

    ・また明日デイホーム(月~金曜日 9:45~17:00):小金井市指定認知症対応型通所介護 利用定員:1日12名

    ・虹のおうち(月~金曜日 8:00~18:00):認可外保育施設、定員8名

    ・また明日保育園(月~土曜日 7:30~18:30):認可保育施設、定員12名

    ・寄り合い所(月~金曜日 10:00~16:00):独自の地域福祉事業、地域の交流スペース、多くて1日15名程度が利用(日によって異なる)

    外部組織

    ・小金井市商工会会員、町会、消防団、小金井市福祉NPO法人連絡会、介護事業者連絡会、観光協会などに加盟、参加している。

    ※掲載内容は、2019年1月時点のものです。

     

    ◀︎「また明日」の外観
    小金井市の住宅街のエリアにあります。ベランダ側に入り口があり靴を脱いで入ります。

     

     

     

    「また明日」入り口にある掲示板▶︎
    “どなたでも気軽に立ち寄れる”となっており、おひさまと虹の優しいロゴが迎えてくれます。

     

     

     

    ◀︎「また明日」入り口付近の看板と家庭菜園の野菜
    撮影時は茄子が美味しそうに実っていました。

     

     

     

    「また明日」の室内風景▶︎
     5世帯分をリノベーションした1つの大きな空間となっています。この日は3部屋を開放して使用していました。撮影時は保育所の子どもが気持ち良さそうに昼寝をしており、隣の部屋でデイホーム利用者が皆でテーブルを囲み、歌を歌っていました。親戚の家へ遊びに来たような居心地の良さを感じました。

     

    取材記事・調査研究・評価・表彰等

    ※外部からの表彰・文献等のレビューによる情報収集等を実施

    表彰歴:「認知症でもだいじょうぶ」町づくりキャンペーン2009(事務局 社会福祉法人浴風会認知症介護研究・研修東京センター)「町づくり2009モデル」に選定・表彰

     

    ◆取材記事出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/374330/
    ALLABOUT「共に育ち支え合う地域の寄り合い所」執筆者:ボランティア ガイド筑波 君枝

    子どももお年寄りも社会では最も弱い存在です。そして、「また明日」は、その弱い存在を守り支える施設です。でも、そこに集まってきたことで、子どももお年寄りもお互いを知り、力を出しあいながら、支えあうという光景が生まれていました。それは、二世代、三世代が同居している大家族や、かつての長屋のように濃い近所関係の暮らしの中では、自然に学んでいったことかもしれません。人との関係が希薄になりがちな今の時代は、人と関わり会う機会そのものが難しい面もありますよね。子どもや若い世代を取り巻く様々な課題に、コミュニケーション力の不足があげられますが、ゆるやかなつながりを築く地域の寄り合い所「また明日」のような場所は今の時代だからこそ求められている場なのかもしれません。

    ◆取材出典:https://www.tbsradio.jp/79207
    2007.5.26放送TBSラジオ「堀尾正明+Plus!」番組内コーナー『人権TODAY』
    「一つ屋根の下で保育・介護・地域交流」山崎景子キャスター取材

    「また明日」はスタッフだけで作るのではなく、「また明日」にくる一人一人が一緒に作っていくものなんですね。「また明日」がこれからどんな場になっていくのかまた訪れてみたいと思う。

    ◆訪問記出典:https://www.tvac.or.jp/news/15764
    ボランティア・市民活動の情報サイト「ボラ市民ウェブ」
    【トーキョー協働空間見学ツアー開催レポート内ツアー参加者の感想】

    「生活」を感じる建物と内装で、畳のお部屋に座るとほっとくつろいでしまいました。「人と人とが協働する空間」というのは、人々の日々の暮らしの営みの中のひとつとして、融け込むようにあると、集う人たちにとっても、地域の人たちにとっても、行きやすい空間になるのかなと思いました。
    人を年齢や障がい、介護度などで区分することなく、支えあう組織を、仲間と共に、じっくりと時間をかけて作り、実践していらっしゃることが、円滑な運営につながっているのではないかと感じました。
    ご高齢者と子どもたち、犬、タコ、そこで働いているスタッフ、森田ご夫妻、汗をかいて人のために働くという姿にとても共感し心が洗われるような経験をさせていただき感謝しております。

    ◆訪問記出典:http://npokizuna.jp/?cn=100018&bpg=42
    【特定非営利活動法人地域の絆 代表理事中島康晴氏訪問日記】

    そこに多様な能力があることをしっかりと見据え、「地域の寄り合い所」は運営されていました。また、専門職にはない能力を高齢者や子どもたちは持っていて、専門職には成し得ない支え合いがそこで生まれていました。(中略)「地域の寄り合い」は、自然発生的に、非専門的に出来上がった法人では断じてありません。そこには社会福祉の専門性、ソーシャルワークの視点を持った経営者が、見事なコーディネート力を発揮し、地域のニーズや人と人とを紡ぎ合わせてきたからこそ成し得た実践でした。(中略)これからの福祉専門職に強く求められるのは、ネットワーキングやコーディネーションの力なのかもしれません。

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