プロジェクト詳細
人生ココから見本市実行委員会
定年を迎えるビジネスパーソンに「おかえりなさい」。地域デビューの祭典を盛り上げたい。
「足立区の歴史を知っていますか? 関ヶ原の戦いのあとに新田開拓、治水が行われ、江戸幕府以降に町ができあがりました。歴史は比較的新しいんですよ。現在では大規模なマンションも建ち、人口は68万人に増えています。都心などに通勤している人も多いので、実は地縁の薄い地域です」
と地域を語るのは、添田善雄さん。サラリーマン生活を経て、足立区で高齢者や子育て世帯などを対象に身の回りの困りごとなどを解決したり、仲間づくりの地域活動を行ったりするNPO法人足立ほがらかネットワークを9年前に立ち上げました。
添田さんの団体を含めた4つの地域団体と地域包括支援センター等は実行委員会を立ち上げ、足立区の東部ブロック圏域の住民に向けた、「人生ココから見本市」を計画しています。これは、地元で地域活動をしている団体がブースを出展したり、テーマに関連した講演やセミナーを行う大きなイベントで、主なターゲットは、足立区外に通勤していて数年後には定年退職を迎えるような年齢の会社員などです。
地元で商売をしている人などには、親しい人や顔見知りがいます。でも現役時代は区外で働いていた人が定年を迎えた場合、なんとなく地域に溶け込めず、近所に知り合いを作るきっかけのないままに、老後に孤立してしまうことがあります。
年齢が80代、90代なら、まわりの人も見守るようになりますが、今の60代、70代は、ふだんが元気なだけに、逆に急に体調を崩したとき誰にも頼れないといったリスクが高くなってしまうのです。
「サラリーマン時代の『外に出る』という習慣が薄れないうちに、定年退職後も地域の見守りなどの活動にゆるやかに参加していただきながら、参加者同士も見守り合う。そんなつながりを作っていきたいと考えています。『人生ココから見本市』は、それまでは区外に働きに出ていた人に『おかえりなさい』と伝えるイベントでもあるのです」と、地域包括支援センター中川の善養寺(ぜんようじ)千夏さん。
「サラリーマン生活は大変なことも多いので『人付き合いはこりごり。少しゆっくりしたい』という人もいるでしょう。だからそういう人にも負担がない、お祭りという形で行ってみるのがいいと考えました」と、実行委員長でもある添田さん。
「人生ココから見本市」は2019年2月9日(土)に開催。会場は、足立区勤労福祉会館です。日程と場所が決まっているので、あとはターゲットになる人に多く参加してもらえるよう、魅力的な告知内容を考えていきたいところです。
「どういったメッセージが、私たちが来てほしい人に響くのか、プロボノチームの皆さんにぜひ一緒に考えてほしいのです。『定年に向けての準備はOK?』という路線でもいいですし、オリンピックも近いので『定年が第二の人生のスタート。あなたはどこに進むのか』といった切り口でも。写真が必要なら、モデルは、添田さんはじめ、たくさん候補がいますから」(善養寺さん)
イベント案内チラシは駅のラック、地域企業、金融機関、足立区が提携しているコンビニエンスストア店舗、スーパーなどにも設置される予定で、多くの区民が手に取ることになります。もしかしたら、だれかの人生を変えるきっかけになるかも!?そんなインパクトのあるチラシ作成を「プロボノ1DAYチャレンジ」で応援します。
(本記事は2018年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)
団体基本情報
- 団体名
- 人生ココから見本市実行委員会
- 活動開始時期
- 2016/平成28年
- 代表者名
- 添田 善雄
- 所在地
- 〒120-0002 東京都足立区中川四丁目2番14号
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進捗率
進捗状況
事前オリエンテーションを実施しました。
質問事項のリストアップを実施しました。
インターネット調査を実施しました。
プロボノワークを実施しました。
成果物の提案を実施しました。
支援先からのフィードバックを実施しました。
成果物の納品を実施しました。
成果
イベントの趣旨を“人生の交差点”というイメージに見事に集約! 集客ターゲットの目に留まるキーワードを抽出し、団体側も「これならキャッチできる」と自信に。
プロボノチームは、1DAYチャレンジ当日までの間に団体側とメールのやり取りを通じて下調べしたことと、当日の午前中に団体の皆さんにヒアリングした結果をもとに、来年(2019年)2月に足立区で開催が予定されてる「人生ココから見本市」のパンフレット制作を実施しました。
今回、プロボノチームが制作を担当したのは、イベントの集客に大きく影響するチラシ表面。イベントには特に退職前後の男性に参加してほしい、という中で、どんなメッセージや表現ならイベントに来てもらえるか、というテーマに対し、プロボノチームでデザインスキルを持つメンバーが、“人生の交差点”をイメージしたデザインを考案しました。他のメンバーはたくさんのアイデア出しによって、キーメッセージを「発見×体験」に決定。団体側で裏面の制作・修正ができるよう、チラシはパワーポイント形式で納品しました。
人生ココから見本市実行委員会の皆さんからは、「自分たちではどれだけ考えてもこのように明確なメッセージを伝えるチラシは作成できない」、「イベントに来てほしい方々をキャッチできるチラシをいただきました。最大限活用して、一生懸命配布します!」とプロボノチームに感謝の言葉をいただきました。
※チラシ掲載のイベント内容は今後変更となる可能性があります
チームメンバー
- メンバー
- 守谷さん 楠木さん 井口さん 石崎さん 山中さん 貞光さん