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    プロジェクト詳細

    多摩市 伴走支援

    多摩市、多摩市まるっと協議体(一般社団法人多摩マイライフ包括支援協議会)

    第1層と第2層、役割分担を明確にする関係づくりとは。

    東京都の多摩地区南部に位置する多摩市。1970年代からニュータウン開発がされ、計画的なまちづくりがされている。東京都の多摩地区南部に位置する多摩市。1970年代からニュータウン開発がされ、計画的なまちづくりがされている。

     多摩市は、多摩地域南部にある人口約14万8千人の市で、1970年代からニュータウン開発により計画的なまちづくりがなされています。高齢化率は28.2%(2019年3月)となっており、丘陵地が多く、高齢者の移動なども課題に上がりますが、要介護認定率は13.6%(2018年9月)で、比較的元気な高齢者の多いまちです。2017年度に「多摩市健幸都市宣言」を制定し、身体面での健康だけでなく、それぞれに生きがいを感じ、安全・安心に暮らすことができ、子育て中であっても、障害があっても子どもから高齢者まで、だれもが幸せを実感できるまちを目指しています。

    市では、2015年度に第1層協議体である「生活支援・介護予防サービス提供主体等協議体」(2017年度「多摩市まるっと協議体」に名称変更)を設置し、2018年度は「イベント」「移動」「居場所」「生活支援」という4つのテーマ別分科会で高齢者の生活支援体制や地域での支え合いの仕組みづくりに取り組んできました。
    今回、多摩市、および第1層協議体が共創力アップ・プログラムに応募した理由(課題)は、第2層生活支援コーディネーターとの役割分担、関係性を明確にしていきたいという点でした。第2層の生活支援コーディネーターは、多摩市社会福祉協議会に委託し、地域福祉コーディネーターと兼務で進めています。第1層・第2層・行政のそれぞれが同じ認識での情報共有を行うことを目指します。

    団体基本情報

    団体名
    多摩市、多摩市まるっと協議体(一般社団法人多摩マイライフ包括支援協議会)
    所在地
    〒206-8666 東京都多摩市関戸6-12-1 /〒206-0024 東京都多摩市諏訪1丁目64番地
    ホームページ
    http://www.city.tama.lg.jp/

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2019.02.07
    2018.09.13

    【第1回ゼミ】まるっと協議体(第1層協議体)では、4つの分科会ごとに、事業を推進しています。「第3回健幸・支えあいフォーラム」(11月26日)の開催(イベント分科会)、地域の移動を考える地域懇談会開催(移動分科会)、「地域デイサービス」というモデル事業実施(居場所分科会)、「多摩市生活サポーター養成講座」の実施(生活支援分科会)などです。こうした活発な動きをふまえ、モデル事業を通じ、1層、2層の役割分担を考えていくこととなりました。

    2018.10.23

    【多摩市生活支援コーディネーター定例会議にオブザーブ出席】まるっと協議体では、8月に「第1層生活支援体制整備事業 活動報告」をとりまとめたことにより、これらの活動が項目別、内容別に、方針・課題が明示され、生活支援コーディネーターの活動が可視化されています。毎月の生活支援コーディネーター定例会議においても、項目別、内容別の活動報告が行われ、それが活動のわかりやすさにつながり、さらなる推進力となっています。 そこで、こうした第1層のわかりやすい活動報告の知見を活かし、第2層コーディネーターの活動の報告の型(フォーマット)づくりにつなげるため、「第3回健幸・支えあいフォーラム」で、第1層と第2層のコラボレーションを行うことがアドバイザーより提案されました。 多摩市は10の地域(エリア)で構成されており、フォーラムも10の地域ごとのグループワークを予定していたことから、(1)2層の生活支援コーディネーターに地域グループワークの進行(ファシリテーター)を依頼、(2)その際、1層が記録を取り、2層活動の記録(見える化)を行うというものです。地域の現場で活躍する2層の生活支援コーディネーターと、市全域をにらんだ活動を行う1層コーディネーターの役割分担を行うとともに、結果を1層のコーディネーターがまとめることで、2層の活動の見える化(フォーマットづくり)を推進しようという意図です。

    2018.11.21

    【第3回ゼミ】引き続き、モデル事業を通じた1層、2層のコーディネーターの役割分担について話し合いました。各地域(エリア)の2層生活支援コーディネーターが、各地域(エリア)で、地域特性、市民ニーズをふまえ、取り組みの優先順位をどのように考え、住民と話し合っているのかなど、それぞれのエリアでの動きの共有化を図ること。対して1層の生活支援コーディネーターの今後の役割は、全体を俯瞰的にみて、モデル事業の横展開の検討をしていくことなどが提示されました。また、協議体の進め方のポイントとして、「振り返り」ということを、例えばモデル事業の2週間後などに実施することが重要であるといったアドバイスがありました。

    2019.02.07

    【第4回ゼミ】多摩市が描いた次年度の第1層、2層の協議体や生活支援コーディネーターの役割分担の案に対して、「動的な課題解決を目指す」など、具体的なアドバイスが行われました。

    成果

    第1層協議体、第2層生活支援コーディネーターで「サービスの創出と学びの共有」を

    こうした動きを経て、多摩市では、「今後は分科会方式だけではなく、地域課題にフォーカス(2層)し、それを1層が支援するプロジェクトチーム方式を導入する」という方針が導かれました。背景には、1層が主導する分科会形式での検討やモデル事業が一定の成果を出し、次のステップが必要な段階に至ったこと、モデル事業を実施するなかで、やはり現場を知っている2層の力が大きいことなどがありました。

     アドバイザーからは、プロジェクト化に際し、2層の生活支援コーディネーターからは地域(現場)の課題を具体的なエピソードのまま(抽象化せずに)あげてもらい、1層は知見を還元しながらそれを応援していく役割分担で、循環する「動的な課題解決をめざす」などのアドバイスがなされました。
     こうして、第1層、第2層生活支援コーディネーターの役割分担、解決を前面にするのではなく、「サービスの創出と学びの共有」を目的とした活動方針が生れました。多摩市の第1層、第2層生活支援コーディネーターの今後のますますの活躍が期待されます。

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