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    プロジェクト詳細

    東京都全域 東京ホームタウン大学院

    女性の老後の理想の暮らし方〜困りごとは半分に、楽しさは倍に〜



    2040年、東京都で一人暮らしをする65歳以上の高齢者は、全国最多の116万人にものぼり、実に高齢者世帯の45.8%が一人暮らし世帯になると予測されています。

    今から20年後「一人暮らしをするなら、私はどんな暮らしをしているだろう?」超高齢社会で生きていくことを自分事として捉えた嵯峨慈子さんは、年を重ねてもイキイキと暮らし、お互いに力を出し合いながら楽しく活動し、心豊かに暮らせる住まいづくりにむけた研究計画を提案しました。

    嵯峨さんの研究では、イキイキとした豊かな老後の暮らしを望む女性を対象に、老後の生活について、現在はどんなイメージでとらえているか、インタビューやアンケート調査で生の声を拾い上げていきます。また、いま現在、人との関わりをつくりながら楽しく暮らす高齢者の方に、そのコツやライフスタイルなどにもヒアリングしていく予定です。

    研究を通じて、どういう関係性の人が近くに暮らしていたら楽しいのか、困った時にヘルプを出せるにはどんな関係づくりが必要かなど、高齢になっても積極的な人生を送るための実践的な「関係づくり」の提案をめざします。

    (本記事は2020年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2021.01.20
    2020.09.04

    キックオフミーティングを実施しました。

    2020.09.07

    新しい暮らし方の実践者にインタビューを行いました。

    2020.09.18

    Community residenceに関する海外文献・事例調査を実施しました。

    2020.09.26

    アンケートづくりの先行研究を調査しました。

    2020.09.26

    文献・先行研究等の調査を実施しました。

    2020.09.30

    新しい暮らし方の実践者にインタビューを行いました。

    2020.09.30

    調査仮説構築を実施しました。

    2020.10.15

    アンケートのたたき台が完成しました。

    2020.10.23

    イキイキと豊かな暮らしを実践している高齢者の方々にインタビューを行いました。

    2020.11.06

    中間共有会(第1回)を実施しました。

    2020.11.06

    調査票が完成し、Webアンケートを開始しました!

    2020.11.14

    イキイキと豊かな暮らしを実践している高齢者の方々にインタビューを行いました。

    2020.11.23

    アンケート調査票の配布・回収を完了しました。

    2020.11.27

    アンケートの分析を開始しました。

    2020.12.09

    中間共有会(第2回)を実施しました。

    2020.12.15

    中間共有会のフィードバックをふまえ、アンケートの再分析を開始しました。

    2020.12.17

    新しい暮らし方の実践者に、共同生活のためのヒントを伺いました。

    2020.12.18

    ペルソナを設定し、成果物の作成を開始しました。

    2020.12.24

    ペルソナにイラストをつけ、イキイキとしたキャラクターを作りました。

    2021.01.20

    最終発表会を実施しました。

    成果

    女性の老後の理想の暮らし方

     
    【研究成果サマリ】
    ●研究活動の背景
    2040年には世帯主が65歳以上の世帯のうち、東京では約45%がひとり暮らし世帯となると見込まれている※。豊かな老後生活を過ごすには行政によるサポートだけでなく、個人個人が自発的に考え行動する必要がある。女性を対象に「老後の暮らし方や人とのつながりの理想」を調査することで老後の生活について考える機会とするべく研究を行った。※国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計、2019推計』

    ●研究方法
    30〜80代までの女性144人を対象にアンケート調査を行い、クロス集計等の分析を行った。聞き取り調査はコミュニティ型集合住宅の建設予定者、現役シニアやその団体へ行った。

    ●結果
    ・老後に『やりたいこと』と『住みたい場所』に関する回答を用いて老後の理想のライフスタイルを5グループに分類した。
    ・5つのグループは関心のある活動の幅広さ、仕事の継続意向、家族との時間を持ちたいか、居住したいエリアに関してそれぞれ異なる特徴を持っていた。
    ・老後の理想に関わらず共同生活への関心を持つ人が一定の割合存在した。
    ・現役シニア団体への聞き取り調査からはデジタル機器の活用により人のつながりが促され、暮らしにおける楽しさをうむことがわかった。活動を運営する独自のルールもあった。

    ●考察
    ・理想の老後が似通っている人は、老後の心配ごとや大切にしたいことに共通点が見られ、似通った価値観や課題を持っている。よって、老後の理想が同じ人同士でコミュニティ形成や助け合いを進めやすいと考えられる。
    ・年齢層によらず似通った老後の理想をもつ人がいること、共同生活をする際には多世代で居住したい人が多いことから、コミュニティ型住宅として、価値観の近い多世代が居住する形態が第一に有望と考えられる。
    ・老後の暮らしでは会話や創作等程よいチャレンジ活動がイキイキ暮らす源になると考えられる。

    ●結論と今後の展望
    現在、コロナ禍において人との関わりを改めて考える状況となっている。アンケートからは老後のみならず、様々な年代で人との関りが大切であると考えていることがわかる。母集団は研究員の知人が中心であり調査結果は必ずしも一般的な傾向を表したものであるとは言えない。しかしながら、老後に対する課題や理想に対して具体的によせられた数多くの生の声は貴重なものである。これらを踏まえ今後の取り組みを5項目にまとめた。「老後の理想の暮らし〜困りごとは半分に、楽しさは倍に〜」このテーマに関心をもつ方と共に、今後も楽しく探索していきたい「Enjoy Our Life!」

    【成果物】
    女性の老後の理想の暮らし方

    【その他資料】
    取材資料「コミュニティ型集合住宅の建設」
    シニア取材「ひとりよりも一緒に地域活動編」
    シニア取材「ひとりよりも一緒にが楽しいデジタル機器活用編」
    アンケート質問と調査結果データ等

    チームメンバー

    代表研究者
    嵯峨慈子(およし)さん
    共同研究者
    檜森秀子(ひもりん)さん 今智津子(ちーちゃん)さん 入江眞知子(マッチ―)さん 小川景司(けーしくん)さん 後藤英子(エイミー)さん
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