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    プロジェクト詳細

    東京都全域 東京ホームタウン大学院

    人はどういう経緯で地域デビューするのか? 多様な世代の地域活動を後押しするモデル調査

    「人生100年時代」という言葉が普及してきました。リタイア後の人生が長くなり、地域活動をはじめとしたセカンドキャリアの設計がますます重要とされています。ただし、定年後、いきなり地域へ入り込むのは難しいことです。会社中心の生活から、どう地域に入り込んでいくかは、誰もが考えるべき課題となっています。

    白井啓子さんは、自身のご家族の体験をきっかけに、介護の現場の触れる機会がありました。その時、介護や高齢者をめぐる社会問題の多さや、自分自身の将来について課題感を持つようになります。一方で、職場や趣味だけでない、人脈や生きがい、ライフワーク形成などのため、仕事以外の活動の場を持つことが大切と思い、地域活動に参画するようになりました。

    今回の研究では、「多様な世代で持続可能な地域活動をするにはどうしたらいいか?」をテーマに、個人の地域デビューのモデルケースの調査を行います。白井さん自身のジャーニー(地域活動に至るまでのプロセス)と同じように、実際に地域デビューを果たした方々をピックアップして、どのように地域活動参画に至ったのかを調査します。

    本研究では、地域活動への参加にいたるまでの過程をパターン化することで、「地域参加したいけど、どうやったらいいかわからない」というニーズに応え、地域デビュー前の、多様な世代の地域参加を後押しできるような調査結果を創り出すことを目指しています。

    (本記事は2020年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2021.01.20
    2020.08.30

    キックオフミーティングを実施しました。

    2020.08.30

    文献・先行研究等の調査を実施しました。

    2020.09.15

    地域活動の成功事例を調査しました。

    2020.09.19

    調査仮説構築を実施しました。

    2020.09.30

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.10.01

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.10.04

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.10.06

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.10.17

    インタビュー結果をもとに、仮説をブラッシュアップしました。

    2020.10.17

    アンケート調査の設計を開始しました。

    2020.10.23

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.11.06

    中間共有会(第1回)を実施しました。

    2020.11.10

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.11.15

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.11.24

    地域活動団体参加者へのインタビューを行いました。

    2020.11.24

    ステークホルダーヒアリングを実施しました。

    2020.11.29

    研究対象を広げ、若者/ミレニアル世代の調査・考察を行いました。

    2020.12.09

    中間共有会(第2回)を実施しました。

    2020.12.12

    中間共有会のフィードバックをふまえ、成果物のブラッシュアップを行いました。

    2020.12.19

    成果物の作成と、研究後のアクションについて話し合いました。

    2020.12.26

    成果物の活用イメージについて話し合いました。

    2021.01.10

    最終発表会の準備や成果物の最終調整を行いました。

    2021.01.20

    最終発表会を実施しました。

    成果

    多様な世代で持続可能な地域活動をするにはどうしたらいいか?

     
    【研究成果サマリ】
    私たち「地域活動研究会」は、「多様な世代で持続可能な地域活動をするにはどうしたらいいか?」をテーマに研究プロジェクトに取り組みました。まさに私たちも多様な世代・バックボーンで、ほぼ初顔合わせのメンバー。ミーティングは全てオンライン。ITツールを活用し半年間、熱のある議論を繰り広げてきました。

    研究は、楽しく地域活動をされている方にインタビューさせていただき、一人ひとりのインサイトやモチベーション、活動への障壁などを丁寧に分析、類型化していきました。地域活動に参加する方々は、多様な活動パターンを経て成長や発見を続けていらっしゃいます。皆さん、それぞれの登り方で、違う登山道を楽しく登っているけれども、目指すゴールは「地域の中で自分らしく生きる」と共通。「会社人間シニア変革タイプ」「パーパス志向成長タイプ」「ミレニアル世代タイプ」などのパターンがあり、活動を通してご自身なりの「豊かさ」を得ていました。

    地域活動は、活動の受益者には社会価値を提供し、活動の担い手には心の豊かさを生み出します。地域活動で主に注目されるのは、活動がもたらす社会的意義で、その意義を拡充すべく、活動の拡大・活性化が求められています。しかし、活動の担い手に生み出される心の豊かさにも注目すべき、と私たちは考えました。担い手の心を豊かにすることと、活動受益者へのベネフィットは鏡のような効果があり、その効果によって、活動の拡大・活性化がスパイラルアップします。地域活動団体やそれを支援する中間組織の方々は、このことを意識してメンバーを募集したり定着へ促すことが重要、と結論づけました。

    この研究を通して、私たちは今後、地域活動団体様向けの「モチベーションアップ講座」「マーケティングプラン・制作支援」、また「企業向けのES向上セミナー」「ボランティアコーディネーション」などのソリューションを提供していきたいと考えています。支援先の団体様の課題を共有し、実行フェーズまで伴走しながら共創させていただき、支援いたします。そして将来的には、地域活動を始めたい・興味がある、と思っている個人の方々に向けてもその魅力を伝え、「はじめの一歩」を後押しできるようなサービスを開発し地域活動の普及を目指していきます。
    https://chikatsu.jimdosite.com/

    【成果物】
    多様な世代で持続可能な地域活動をするにはどうしたらいいか?

    【その他資料】
    中間発表資料1_20201106
    中間発表資料2_20201209

    チームメンバー

    代表研究者
    白井さん
    共同研究者
    河西さん 田中さん 山本さん 土屋さん 梅澤さん
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