プロジェクト詳細
こころとからだの元気Lab.
幸せと元気を感じる“香りとタッチングの力”。再び多くの人へ届けられるように!
「早期退職後、人生100年と考えたとき、地域との関わりがないことに不安をいだいていました。体調を崩し、何かに助けを求めていたときに、アロマ・ボランティア講座に参加して、私は香りに一番救われたんです。」
3年ほど前から「こころとからだの元気Lab.」の活動を続けている遠藤さんは、こう語ります。
「こころとからだの元気Lab.」は、平成18年(2006年)に代表の堀口さんが、アロマを通じたボランティアの活動としてスタートました。男女共同参画センターでの定期的な活動や、障害者・高齢者福祉施設での活動などを経て、現在は性別や年齢にかかわらずだれもが気軽に参加できる「アロマリラックスたいむ」、ボランティアを養成する「アロマ・ボランティア講座」などを開催しています。
ボランティア講座を開始したことでメンバーも増え、自分たちで学び合いながら活動をブラッシュアップしてきました。皆で地域の認知症カフェや老人ホームなどを訪問するようにもなり、活動のベースが広がってきたという矢先のコロナ禍。
これまでに行っていた、ハンドタッチなどのふれ合いながらの活動が出来なくなり、ボランティア活動やイベントも軒並み中止。活動も一次休止状態となってしまいました。
しかしその後も、これまで訪問していた施設に「香りのお便りカード」をつくって届けたり、オンラインでマスクづくりなども行ったりしながら、メンバー同士の学びの活動を続けていました。
昨年(令和2年)の夏からは、感染予防を考慮して、活動の内容を「アロマクラフトづくり」や「セルフケア」等に変更し、「アロマリラックスたいむ」を再開しました。今年(令和3年)の4月からは、オンライン(ハイブリット型)を導入。オンライン参加の方には、郵送でアロマのキットを届けるなど、工夫をしながら定期的に開催しています。
オンラインでの活動には配信のための機材やインターネットの環境整備なども必要で、参加者に参加費を頂いたり、助成金を活用したりしているとはいっても、運営はなかなか難しいもの。感染症対策を行いながら、ハイブリットでの実施は、やはりうまくいかないと思うことも多く、「毎回、参加者の意見を聞き、問題を少しずつ解決しながらやっているが、新たな問題が出てきてスッキリしない」と堀口さんは言います。
しかし、「地域には高齢者の方なども多く、そういう方に月に一回でも参加してもらい、触れ合いは難しくともおしゃべりができたら」。そんな気持ちで、毎月一回は必ずリアルでの活動を続けているのだそうです。
遠藤さんは、初めて講座に参加したときのことを振り返って、「ハンドタッチは、手を誰かに触れてもらったときの安心感が心地よかった。自分にとっても相手にとっても幸福感をもたらすものだと思ったんです」と言います。
多くの方々に、心からリラックスしたひと時を届けられる、その時が再び来ることを祈って。東京ホームタウンプロジェクトでは、「こころとからだの元気Lab.」のこの先の活動に向けた一歩を応援します。
<プロボノプロジェクトの内容>
「今は知識を蓄えるとき。コロナが収束した後を思い描いて、その先の広報活動に向けた準備をしながら、目標を持って今を乗り越えたい。」
会のメンバーの皆さんが、新たな目標を持ち、活動を継続していけるように、プロボノプロジェクトでは、活動チラシのリニューアル案を作成。現在は主にメールや電話などで受けているという新規参加申込の方法についても、オンラインでの受付方法を記載するなど、新たな参加者が増えるよう、広報から申し込み受付までの流れも含めて提案します。
(本記事は2021年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)
団体基本情報
- 団体名
- こころとからだの元気Lab.
- 活動開始時期
- 2006/平成18年9月
- 代表者名
- 堀口 美智子
- 所在地
- 東京都北区赤羽
- ホームページ
- https://ja-jp.facebook.com/genki.lab2006/
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進捗率
進捗状況
全10チーム合同で事前オリエンテーションを実施しました。オンラインでチームメンバーの顔合わせを行い、支援先団体の事前情報の確認や、本番当日までの準備の進め方などについて話し合いました。
支援先団体とのミーティングを行いました。
プロボノ活動を実施しました。
上段左右のこれまでのチラシの雰囲気からガラッと、イメージチェンジした新しいチラシ案、団体自らが更新可能なように、午後に実際にパワーポイントを触りながらレクチャー時間も確保し納品しました。
最終成果物のうち一つは、活動場所である北区文化センターの掲示板に近く張り出される予定です。プロボノチームと団体の皆さまと一緒に、張り出し予約! の記念撮影をもって1DAYチャレンジは完了となりました。
成果物1(左):団体の活動概要を伝えるチラシ
成果物2(中央):団体の活動の中心となる「アロマリラックスたいむ」講座の案内チラシ
成果物3(右):活動場所に張り出される活動紹介チラシ
チラシに掲載する申込フォーム、プログラム参加申込フォームも新規で団体メンバーの協働作業で作成し、QRコードにしました。
本番当日までにパワーポイントで作成したチラシ案をもとに、フォントの選択や言葉の最適化などを団体のメンバーの皆さまと直接コミュニケーションし最終化していきました。
プロボノチャレンジに取り組んだ全10チームがオンライン上で集まり、成果報告会を実施しました。
成果
一目で、一文で!思いと活動をギュッとまとめるプロボノチャレンジ
本番当日を迎える前に、週1度1時間程度の打ち合わせを重ねながら、「植物の香りとハンドケアでまずは自分が元気になって、その元気を今度は周りにも広げていきたい。地域の人と人との交流と繋がりを目指していきたい。」そんな団体のあたたかい思いや、それを表現するに相応しい画像やイラストを複数の選択肢の中から丁寧に探る準備を重ねていきました。
今回プロボノチームがリニューアル協力を行ったのは、団体の活動概要を伝えるチラシ、
メインプログラムである「アロマリラックスたいむ」の案内チラシ、活動場所である北区の文化センターに張り出される活動紹介チラシの3種類。今後もメンバーが自力で運用可能なようパワーポイントで作成しました。それぞれ異なるチラシの目的に合わせた構成の見直しに始まり、端的でわかりやすい文章へのリライト、白黒印刷をしても視認性を担保するデザイン、参加申込フォームの設定などに取り組んだ後は、PCを触りながら更新練習の時間も確保しました。
「コロナで止まってしまった活動を今後またリアルで再開させていくのが楽しみになった」「おしゃれに見えるイメージを裏切らないように頑張らなくちゃ」と団体活動へのモチベーションアップにもつながるチャレンジとなりました。