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    プロジェクト詳細

    東大和市 印刷物(パンフレット等)

    東大和市介護予防リーダー会

    市内18ヵ所、参加者は毎週500人。
    すぐそこにある介護予防へようこそ。



    東大和市では、高齢者の健康を維持・向上させる取り組みとして、介護予防リーダーの育成を2009(平成21)年から進めています。
    ボランティア活動とはいえ、介護予防リーダーになるための道のりは、決して容易ではありません。全体で半年間のカリキュラムのなかで、体の構造や栄養学など多岐にわたる2時間の講義が10回以上、その合間に、地域資源調査レポートの提出、ペーパーテスト、現場実習、そして、卒業論文までを完了させた人が、晴れて介護予防リーダーとして認定されます。さらに、筋力アップ、バランス能力の向上、口の機能向上などが盛り込まれた東大和市オリジナルの「東大和元気ゆうゆう体操」を覚え、介護予防リーダーたちは、市内各地で自主グループを立ち上げ、介護予防の取り組みを広げていきます。

    初年度に31名、二期目に26名を養成、現在では、90名を超えるリーダーが誕生し、東大和市内で活動する介護予防の自主グループは18団体に上ります。活動場所は、公共施設の会議室などを使った屋内のものが4ヵ所、残り14ヵ所は、公園など屋外を利用して行われており、毎週、合計で500人近くが参加しています。そして、グループによって活動内容もさまざまなバリエーションがあります。屋内での活動の中には、高齢者サロンと組み合わせて開催したり、屋内でしかできないような運動を取り入れているグループがあります。一方、屋外の活動の中には、公園の植栽を手入れする園芸ボランティアなどに取り組んでいるグループもあります。
    その日々の活動に加え、介護予防の効果を具体的に測るための「体力測定会」を不定期で開催しています。参加者の体力を測定してみると、実際に、体力を維持できている人が多数という結果が出ています。

    こうした積極的な介護予防リーダーの活躍に恵まれ、東大和市の介護予防の取り組みは、他市に誇れるような順調な広がりを見せています。それでも、あえて現在の課題を挙げるとすれば、活動開始から6〜7年が経過し、担い手や参加者の平均年齢が上がり、高齢者の中でも新しい世代の参加が伸びていないという点があります。人口85,000人という東大和市の中で、介護予防の参加者をさらにいっそう広げていく余地はまだまだあります。

    「みなさん、それぞれの会の活動で精いっぱい頑張っています。それでも、介護予防リーダー会として、もう一度、みなさんがまとまって取り組めるようなことがあればいいと思っています」と、第1期からこの活動に関わってきた大川さん。
    その一歩目として、東京ホームタウンプロジェクトでは、これだけ熱心な介護予防の活動を、ひとつにまとめたパンフレット作成に取り組みます。まだ参加していない人にも介護予防体操の様子を伝えること、そして、実は多彩な各グループの特徴をわかりやすく伝えることで、それぞれの人に合った介護予防の活動を見つけられるようにする。新しい人が入ってきやすいような情報発信を通じて、東大和における介護予防の輪のさらなる広がりを応援していきます。

    (本記事は2016年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    東大和市介護予防リーダー会
    活動開始時期
    2011/平成23年2月
    代表者名
    鈴木 繼男 さん
    所在地
    東京都東大和市内各地

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2017.02.05
    2016.08.27

    初めてチーム全員がそろい、キックオフ事前ミーティング(チーム内顔合わせ)を実施しました。

    2016.09.10

    支援先団体の役員の方7名、東大和市の社会福祉協議会の方1名と、プロボノメンバー6名でキックオフMTGを行いました。 団体の皆さんとチームメンバーがそろうのは初めてでしたが、団体の皆さんから活発なご意見や、色々な資料を見せていただきとても有意義な打ち合わせができました! 次回は実際の体操の活動現場を見学する予定です。

    2016.09.17

    東大和市市内18カ所で実施されている「ゆうゆう体操」の会場のひとつ、芋窪地区の会をプロボノメンバーが現場見学。25人ほどの参加者が集まって活発に活動されている様子に、プロボノチームもいろいろと質問や今後のプロジェクトの展開が浮かんできたようです。

    2016.10.05

    団体代表者と本プロジェクトの担当者、市役所の方に個別ヒアリングを実施しました。

    2016.10.24

    マーケティング戦略提案を11月3日に控え、夜な夜なチームの作戦会議。今回制作するパンフレットの中身の前に、団体さんの活動におけるこのパンフレットの位置づけについて、どんな言葉だったらチームの意図が団体さんに伝わるか、から議論を始めました。

    2016.11.03

    マーケティング戦略提案を実施しました。

    2016.11.29

    制作プラン策定・構成設計を実施しました。

    2016.12.04

    制作するパンフレットの概要をプロボノチームから提案。プロボノチームが用意した3案の中から、用紙サイズ、メインとなるキャッチコピー、基本的なデザイン、盛り込むコンテンツ等を団体さんと相談の上決定しました。

    2016.12.04

    制作プラン提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2017.01.09

    パンフレット制作もいよいよ大詰め。年末にかけて団体さんとチームのやり取りを続けながら作ってきたパンフレットの内容、使用する写真・文章などの確認を行いました。残り1か月で最後の仕上げをしていきます。

    2017.02.05

    制作作業・最終化を実施しました。

    2017.02.05

    団体紹介パンフレットの最終版データを納品するとともに、そのパンフレットを実際にどこでどのように配布・設置したらよいかについて、団体スタッフの皆さんとプロボノチームでワークショップを実施しました。ホワイトボードが埋めつくされるほどのアイデアが出て、配布方法のイメージも具体的になったようです。団体スタッフの方からは「周囲から信頼を得られるような、いいものを作ってもらえた」とうれしいコメントを頂きました!

    成果

    “一つのリーダー会”としての発信をしていくために。「これを渡せば信頼してもらえる」そして「活動者みずからの自信になる」パンフレットが完成

    2016年12月時点で88名が所属し、リーダー会のメンバーが市内で運営する介護予防の自主グループは東大和市内に18団体にまで拡大。それぞれの活動はとても活発でも、リーダー会の活動全体を紹介できるようなツールはこれまでありませんでした。そこでプロボノチームとパンフレットを制作し、”一つのリーダー会”としての発信をしていこうというのが今回のプロジェクトでした。

    リーダー会の活動は、市オリジナルの介護予防体操「東大和元気ゆうゆう体操」「歌のひろば」「園芸」「サロン」といった多彩な活動に支えられていること。東大和市との連携があってこそ、ここまで広がってきたこと。普段は市内各地のそれぞれのグループで活動していても、目的は一つであること。もともとわかっていたことだけれど、プロボノチームはリーダー会に関わる人への丁寧なヒアリングを通じてもう一度確認し、共有するという作業を繰り返した半年間。完成したパンフレットを前に、リーダー会の鈴木会長はじめ、今回のプロジェクトに中心的に関わった皆さんから嬉しい言葉をたくさんいただきました。

    「素敵なパンフレットが出来上がるにつれて、私達も自信を深めてこられた」
    「自分達だけでは作ることができないものができた。プロボノの皆さんと一緒に活動できてよかった」
    「これを渡せば相手に信用してもらえる。そういうものができた」

    最終提案の場では、パンフレットを誰に向けて、どんな機会にどのように配布していくのかについてのワークショップも実施。みんなで具体的な活用イメージを共有することができました。どう活用するかは私達の責任、と力強い言葉をくださったリーダー会の皆さん。次に近況を伺う機会をプロボノチームも楽しみにしています。

    2019.07.07

    【支援のその後】
    団体紹介パンフレットは、市の介護予防フェスタや新リーダー会養成講座で配布されていますが、一番の効果はリーダーたち自身にありました。体操・サロン・歌・園芸と、今までは各リーダーが思い思いに活動していましたが、パンフレットによって「介護予防を広める」という共通の目的が可視化されました。以来、リーダー会全体で一つになって市民を巻き込もうという意識が根付き、議論の内容も変わりました。更に、市もリーダー達の変化に触発され、職員の方が体操会場に応援に来たり、東大和市の介護予防ガイドマップも作られたそうです。「お陰で行政の変化まで促せました」と現会長の安保さんも嬉しそうでした。
    そんな中、喫緊の課題は「世代交代」です。会の発足から8年、リーダーの数は100人を超え、80歳を過ぎても最前線で活躍する方も。新リーダーが溶け込みやすい雰囲気作りや、次世代への引継ぎ方について、インタビュー中も議論が白熱しました。自分の住む地域を想い意見を交わす姿は、まさにリーダーそのものでした。
    (2019年7月、プロボノワーカー 多田さん取材)

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