このページの本文へ移動
  • サイトマップ
  • 都庁総合トップ
    • 大きいサイズ
    • 標準のサイズ
    • 小さいサイズ

    プロジェクト詳細

    新宿区 1DAY|Jimdo / Wix ウェブサイト

    新宿傾聴しおりの会

    人生の一場面を1枚に。きっかけと循環を生み出す「傾聴+しおりづくり」を区内全域に!


    「結婚式は熱海でされたのですね。ご主人のはにかんだ様子が素敵ですね」
    「ご馳走の味は憶えていないけど、朗々とした父の祝いの歌が記憶に残っているわ」

    そんな会話のきっかけは、A4サイズ大1枚の中にご本人の思い出の写真とエピソードがまとめられた『「しおり』」から生まれました。

    「私たちが、1回1時間くらいをかけて高齢者が積み重ねてこられた人生に耳を傾け、その方にプラスとなる思い出の一場面を1枚の『しおり』にまとめて、お渡しします。たった1時間でも、しっかり傾聴してその方を人生の主人公として輝かせたい。このしおりが、ご本人と周囲の方達との会話がさらに弾むきっかけになったり、その方への理解を深めるツールにもなれば」
    そう話すのは、新宿傾聴しおりの会代表の前田さんです。

    会の中心となるのは、2018年に新宿区が主催した「傾聴ライター講座」の受講生有志12名の皆さん。20代から70代の様々なライフステージにある方々が傾聴ボランティアとして区内の高齢者施設などを訪問しており、今年はまず100人の高齢者に対して伺ったお話をまとめた『「しおり』」を届けることを目標に活動しています。

    会結成のきっかけにもなった傾聴ライター養成講座を企画した新宿区役所の沼尾さんによると、「傾聴しおりは、練馬区のNPOむすびが作成した一つの傾聴のパターンで、健康長寿医療センターで認知症を研究されている伊藤美緒先生らの協力で養成講座を実施し、作られた一つの傾聴のパターンで、傾聴される人、する人、その周りの関係者にもいい影響を生み出すことができる取組として考案されたと聞いています。傾聴ボランティアは一般的には女性が圧倒的に多いのですが、“しおり”という傾聴ボランティアの活動の成果物がはっきりしていることて、またそれを作成する「傾聴ライター」という役割の明確さから、男性の地域活動の入り口としても広がりを期待しています。」

    聴く側も聴かれる側にも程よい1時間という目安の時間内にたくさんの話題で盛り上がることもあれば、初めて会う傾聴ボランティアに緊張されて言葉がつながらなかったり、認知症の方の場合、何度も同じお話が続いたりする場合もあるとか。それでも、「どうしたら次は話を引き出せるだろう」と、2回目の訪問では前回聴き取ったキーワードにまつわる物や写真を持参するなど、ボランティアそれぞれがその方に寄り添う工夫を自然に行っているところも活動の面白さの一つとなっています。

    「しおりをつくってもらう、そのしおりをきっかけに周りとの話が弾む経験は、話を聞いてくれた、関心を持ってくれた、大切にされたという感覚を高齢者の方が持つことにもつながる。本人が大切にしていることをきっかけに、外からの働きかけ、関わり、刺激が多くなれば介護の度合いが減ったり、認知症の進行をが緩やかにすることにも貢献できると思っています。でも何より、その人の人生を聴くことで学ぶ機会になり、自分の経験も増えるのが楽しい」と前田さん。

    しおりを見て「次は私ね」と別の方が楽しみにされる様子を見聞きしたり、訪問先の施設関係者からの確実なニーズを感じたりしている一方、新宿区内で傾聴に加えてしおりを作成して届けるという同様の活動を進めている団体はなく、現時点では傾聴ライター講座の実習で訪問をした9つの高齢者施設と、メンバーが直接アプローチをした訪問先を合わせた約20施設での実施にとどまっています。

    区内の65歳以上の高齢者人口6.6万人のうち、仮に1割の6000人に届けることを目標にすると・・・、と具体的な人数を思い浮かべながら、先ずは緒に就いたばかりの活動を知らせるためのチラシ作成や、傾聴ライターの仲間づくりのための講習会の実施、区内を9つのエリアに分けて施設からのニーズを集められる体制構築を検討するなど、活動基盤の整備に余念がありません。「目指す先は、新宿区が傾聴活動で一番と言われ、区内全体に傾聴しおりの活動を浸透させること!」と意欲的です。

    今回のプロジェクトでは、人と人との関わりのきっかけと循環を生み出し、新たなコミュニケーションの起点となるこの活動をさらに広げていくため、会のウェブサイトの立ち上げに取り組みます。
    傾聴にとどまらないしおりづくりの特徴や、会が目指す姿、傾聴ライターの講座日程、訪問先施設の実績などを発信するほか、施設からのニーズを取りこぼさずに次なる実績に確実につなげるようにするなど、情報発信の基盤を固めることで、活発な活動の活発化への原動力となることが期待されます。


    (本記事は2019年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    新宿傾聴しおりの会
    活動開始時期
    2019/平成31年3月
    代表者名
    前田 卓雄
    所在地
    〒169-0073 東京都新宿区百人町3-1-5-705

    解決したい課題別に探す
    カテゴリ別に探す
    支援内容別に探す
    地域別に探す
    プログラム別に探す

    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2019.10.24
    2019.09.21

    事前オリエンテーションを実施しました。

    2019.09.27

    活動体験・現場視察を実施しました。

    2019.10.19

    当日オリエンテーションを実施しました。

    2019.10.19

    プロボノワークを実施しました。

    2019.10.19

    成果物の提案を実施しました。本日のワークはひとまずここで終了。新宿に移動し、全チームが集合しての成果報告会にて、本日の成果を発表。1日の労を互いに讃えあいました。

    2019.10.23

    支援先からのフィードバックを実施しました。

    2019.10.24

    成果物の納品を実施しました。

    成果

    ウェブサイトをきっかけに、広く開かれた活動として、団体の認知度を高めるものに

    傾聴ボランティアの認知度を広げるため、Wixを使用したWEBサイトを作成しました。
    作成するにあたり、プロボノチームのメンバーが事前に傾聴の現場を見学することによって、傾聴する側、傾聴される側の気持ちや思いをより理解し、サイトで何を伝えるべきかをチーム内で共有のうえ当日のプロジェクトに臨みました。
    また、プロジェクトが1日という限られた時間の中、当日実施するヒアリングの項目を事前に綿密に作成したことで、団体様がWEBサイトで表現されたいことを効率よく聞き出し、団体様にとって満足頂ける成果物を提供できました。
    当日は不安と期待が入り混じった状況でしたが、優しいお礼のお言葉を頂戴しました。

    ▼成果物のウェブサイトはこちらです
    https://shinjukukeicho.wixsite.com/mysite

    チームメンバー

    メンバー
    岩木さん 坂井さん 清水さん 竹中さん 長坂さん
    ページトップへ戻る
    Copyright © 2015-2024 Bureau of Social Welfare, Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.