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    プロジェクト詳細

    杉並区 1DAY|チラシ制作

    NPO法人こだまの集い

    3人に1人が経験する「ダブルケア」。介護×仕事×子育て でも継続できる社会にするために!



    子育てをする人の3人に1人は、子育てが終わるまでに親や親族の介護が発生する「ダブルケア」に直面すると言われています。東京都内では、未就学児の子育てを行いながら、家族の身体的な介護を行う人は約2万8千人いると推定されています。

    ただし、子育てと介護を同時に行う人への公的支援はまだまだ整備が追い付いておらず、情報も充分にありません。ダブルケアに直面する人々は、自ら子育てと介護に関する専門的な情報を入手する必要があります。そのうえ、キャリアの継続を望む人にとっては、子育て、介護に仕事を加えた膨大なタスクをマネジメントしなくてはならず、非常にハードルの高い状況を体験することになります。

    室津瞳さんは自らこの状況に直面し、これらが一部の人の抱える問題ではなく社会的な課題であると知ったのをきっかけに、2019年(令和元年)に「NPO法人こだまの集い」を設立しました。
    こだまの集いは、ダブルケア当事者の抱える課題や要望といった当事者の声を集め、行政や企業などさまざまな機関に提案することで、社会的な支援体制の整備が実現することを目指しています。

    現在の活動としては、ダブルケアについての情報提供を行う講座や啓発セミナーのほか、行政に声を届けるために大学との共同研究を行っています。ダブルケアに直面した方々を対象に、年間30人程度ヒアリングを行い、どのような方がダブルケアの状況下でもポジティブにマネジメントできるのかを拾い、分析する予定です。そして、これらの研究結果をもとに、行政に対する施策の提言やダブルケア当事者に対し状況の改善につながる知見の提供などを行っていく予定です。

    また他にも、杉並区の助成を受けて、ダブルケアのマネジメントを考えるワークショップの開発にも取り組んでいます。育児×介護×仕事の両立におけるタスク内容を可視化することで、夫婦間の話し合いを支援することを狙いとしたもので、2020年度中にベータ版の完成を目指しています。

    室津さんは、このようなダブルケア支援の取り組みを進めながら、ゆくゆくは「多世代交流のコミュニティづくり」にも関わっていきたいと考えています。ダブルケア支援を入り口として、福祉を「縦割り」ではなく「まるごと」ととらえ、子ども、現役世代、高齢者のすべてが暮らしやすい仕組みづくりを実現したい。その為に、認知症カフェを行っている団体などとの連携も進めながら、多世代交流のコミュニティづくりに向けた準備も進めています。

    団体を設立して1年、活動実績を積み上げていく中で、代表の室津さんは講師として依頼されることも増えるようになってきました。活動の中で課題に感じているのは、活動の思いや趣旨を紹介できるパンフレットが存在していないこと。団体の活動の信頼を高め、ダブルケア当事者の方々へ活動を紹介し、行政や企業への情報発信、他団体との協働などを進めていくために。今回のプロボノプロジェクトでは、団体を紹介できるパンフレットの作成を行います。

    (本記事は2020年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    NPO法人こだまの集い
    活動開始時期
    2018/平成30年10月
    代表者名
    室津 瞳
    所在地
    〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-3-9 コメットビル6階
    ホームページ
    https://www.kodamanotsudoi.com/

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2020.11.21
    2020.10.24

    8チーム合同で事前オリエンテーションを実施しました。チームメンバーはオンラインで参加し、支援先団体の事前情報の確認や、本番当日までの準備の進め方などについて話し合いました。11月21日の本番が楽しみです!

    2020.11.11

    質問事項のリストアップを実施しました。

    2020.11.21

    プロボノワークを実施しました。

    2020.11.21

    成果物の提案を実施しました。

    2020.11.21

    成果物の納品を実施しました。

    成果

    3人に1人の未来を想像する1DAYチャレンジ

    「ダブルケアとは何か。子育ても介護も仕事となっても諦めない社会にしたい」という団体の思いや、「実態が分からないと言われるダブルケアならでは、の課題やニーズを集めて把握する段階にある」ことを踏まえ、パンフレットでは「ダブルワーク当事者・潜在層」向けのメッセージと内容にすることが定まりました。

    プロボノメンバー全員が団体代表と同じ年代、同じ子育て中のママたち。事前準備を進めながら「いずれは私も・・・」と芽生えた当事者意識もエンジンとなり、午後は一気にテキスト作成、イラストの検討が進められました。オンラインで参加のプロボノメンバー、団体メンバーも含めての総力戦の末、無事にA4三つ折りのパンフレット案が完成しました。

    「たった1日でここまで形になるなんて。なかなか手をつけられずにいたことが一気に進みました」という団体からの感謝に、「ダブルケアの実態、理解を深める大変ありがたい機会で本当に勉強になりました」「社会を変えることをあきらめない、そしてそのために行動する意欲がまぶしく刺激になりました」と、チームメンバーにとっても学びの多い時間になった様です。

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