小金井市 多世代交流プログラム開発

NPO法人地域の寄り合い所 また明日

生活そのものが「クリエーション」。 お年寄りから赤ちゃんまで、理想的な“共生”の秘訣は?



まるで自宅にいるかのように和やかな表情でくつろぐおじいちゃん、おばあちゃんたち。その向こうではまだぷっくりとした子ども達が、気持ち良さそうに寝息を立てているーー。

デイサービス、保育施設、そしてどなたでも気軽に立ち寄れる「寄り合い所」として、世代を超えて人々が集う「また明日」。
「人間の本質、生きるということを考えていったらこういう形になったんです」と言う代表理事の森田眞希さんは、これまで長く子育ての分野に関わってきた方。人は生まれれば死ぬ。子ども達にそれを伝えるには、高齢者の姿をその目で見て感じてもらうのが一番いいのでは、という思いからこの場所の設立に至ったと言います。

何の手がかりもないところから始め、試行錯誤を繰り返しながらなんとか今まで運営を行ってきたというこの施設。しかし、訪れてみると、この場所の空気、土地、地域の特性にしっかりと馴染んでいることが感じられます。

特にこれといったプログラムなどを決めているわけではない「また明日」ですが、ここに1日居るだけで面白いものがたくさん見られる、と眞希さんは言います。
「特別な事はしていません。生活そのものがレクリエーションで、クリエーション。お年寄りが子どもの面倒をみる、昼寝をする、そういった一つひとつを丁寧にすることで生活そのものをクリエイトしていくんです。」

取材中にも、新たな訪問者が来たかと思うと突然拍子木が鳴り、紙芝居がスタートしました。障がいをもった青年が隔週でやって来て、来所中の子どもやお年寄りにボランティアとして紙芝居を披露してくれるのだそう。

ここには、デイサービスとして利用している人や保育を利用している子どもたちとお母さん、それに、お年寄りや学校帰りの小中高生、家で子どもと2人だけでいるのが辛い親子など、たくさんの人たちが訪れます。それは、デイサービスと保育施設という2つの役割を大きな括りで包み込んだ「寄り合い所」という看板を掲げているから出来ること。

「今は明かりがついているとみんなきちゃう。塾の帰りに寄る子もいるので、時間はあってないようなもの。小学生の子が、『眞希さんって仕事しないの?』って言うんです。やってるよと言うと、『でもずっとここにいるでしょ、仕事しないの?』って(笑)。」

「また明日」には、まるで知り合いの家にちょっと遊びにいくような、そんな気軽さがあることも魅力のひとつなのかもしれません。
ふと見ただけでは、何故ここに来ているのかがわからない。正に「共生」の理想形がここにある気がします。
一方、眞希さんは、「多世代の共生が到達点でない」と感じているとも言います。

自然で、且つ当たり前のようで、他では見られないもの。そんな懐かしくも暖かい「また明日」の魅力の秘訣、目には見えない運営努力や、今後の展望について、今回のプロジェクトを通じて引き出していきます。

(本記事は2018年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

団体基本情報

団体名
NPO法人地域の寄り合い所 また明日
活動開始時期
2006/平成18年
代表者名
森田 眞希さん
所在地
〒184-0014 東京都小金井市貫井南町4-14-14 ヴィレッジ・パル1F
ホームページ
https://hometown.metro.tokyo.jp/post_daihon/mata_ashita/

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チームメンバー

リーダー
矢山さん
メンバー
阿部さん 荒川さん 池田さん 小黒さん 友廣さん 永見さん

進捗率
完了
進捗状況

最終更新 2018.11.29
2018.06.26

「また明日」さんの活動現場を訪問し、多世代共生が実践されているようすを見学しました。

2018.08.04

「また明日」さんの活動をよく知る東村山社会福祉協議会の方にヒアリングを実施しました。

2018.08.09

一部のチームメンバーに寄り、再度の現場見学を実施しました。

2018.08.09

チームメンバーの一部が「また明日」さんの活動現場を再度訪問し、現場見学・情報収集を行いました。

2018.09.04

オンラインによるチームミーティングを実施しました。

2018.09.20

現チーム最終回となるこの日、中間調査提案を行いました。ここまでにまとめた資料をもとに、ママボノチームに引き継ぎます。チームのみなさん、お疲れ様でした!

2018.10.04

ママボノ事前オリエンテーションを行いました。チームメンバーは7名。前メンバーからの資料を引継ぎ、ママボノとしてプロジェクト再スタートです!

2018.10.17

ママボノ合同キックオフミーティングの場にて、団体代表へのインタビューを行いました。多世代交流の居場所としての現在の「また明日」が持つ多岐にわたる機能とその想いをお伺いしました。

2018.10.18

ママボノメンバーで「また明日」を訪れ、詳細ヒアリング・参与観察を実施しました。

2018.10.25

プログラム制作作業に入りました。

2018.10.31

団体スタッフへのヒアリングを行いました。

2018.11.17

プログラムの提案を行いました。

2018.11.22

ママボノ2018成果報告会同日の午前中に、レビューヒアリングを行いました。「また明日」の活動意義や運営の中にちりばめられた、「また明日」ならではのエッセンス、そして代表森田さんから頂いた、このプログラムを見た人に伝えたい想いを反映し、ママボノメンバーが団体との関わりで感じた温かな気持ちが反映されたプログラムとなりました。

2018.11.22

午後は、ママボノ2018成果報告会に参加、団体代表森田さんも一緒にプロジェクト報告を行い、「また明日」の魅力が伝わるプレゼンとなりました。

2018.11.29

今年度実施している本プログラムのうち、他2団体の成果物とあわせて別途振り返りを行い、今後このプログラムの活用について深めていく予定です。

2018.11.29

ブラッシュアップを実施しました。

成果

デイホーム・保育所・寄り合い所 三位一体の “心を寄せ合う空間”ーー「地域づくりの台本」が完成。

高齢者のデイホーム、乳幼児の小規模保育所、そして、地域の誰もが気軽に立ち寄ることができる寄り合い所の3つが融合した「地域の寄り合い所 また明日」。

幅広い世代が自然なかたちで、ともに時間を過ごし、心を寄せ合う居場所づくりの様子と、その背景にある運営者の考え方や運営上の工夫などに着目し、これから地域の居場所を作りたい人が参考にできるものとして「地域づくりの台本」を作成しました。

“認知症だから、子どもだからということに関係なく、そこにいるみんなが生き生きと自然体な姿がある”
そんな、また明日の運営の根底に流れる理念を汲み取った成果物が完成しました。

前期のチーム、そして後期のママボノチームとしっかり伴走いただいた団体の方からも「限られた時間の中でここまでまとめ上げてくださるとは」というお言葉をいただきました。

成果物は以下のページより、ご覧になれます。


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