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    プロジェクト詳細

    中野区 ウェブサイト

    NPO法人 リンク東山

    「ちょっと手伝ってくださる?」から始まる、ボランティアと利用者の垣根のない居場所。



    中野区野方、区中心部の賑わいから少し離れた住宅街の片隅に昭和63年、高齢者の交流や自主的な活動の促進を図ることを目的に「東山会館」は設立されました。この施設の運営を長く支えてきたのは、主に活力にあふれる女性陣たち。運営に関わってくださるボランティア人員はだんだんと減少してきているものの、「最近では利用者とボランティアとの区分が無くなってきている」というのは東山会館ならではです。
    「ちょっと手伝ってくださる?」そんな一言で出会った人々を上手くボランティアとして活動に巻き込んでいく、この女性陣のエレガントでさりげない声のかけ方も魅力のひとつですが、長年のノウハウから「ボランティアしてください」というのではなく、「その場に行ったときに役割のある状態」を作ることが大切だと感じ、皆さんで実践されているそうです。
    そうした実践を踏まえ、「会館の利用者が増えればボランティアも自然に増えていくのでは」という見込みもあり、「東山会館」目下の課題は新規利用者の増加となっています。

    現在の利用登録者は約250人で、新規登録は年間15人程度。利用者がなかなか増えない理由として大きいのは、その立地にあります。野方駅から徒歩8分、公園に隣接し、すぐ近くには保育園、という静かな環境はメリットでもありますが、一軒家が建ち並ぶ閑静な住宅街の片隅という場所では、「通りすがりに見かけて気になっていた」、「たまたま通ったので寄ってみた」というような受動的な認知への期待は難しい状態です。

    一方で、会館で行われている活動は魅力的なものばかり。

    中野区からの受託事業である介護予防総合講座は、「東山文化講座」、「太極拳」、「ロコモ体操」や「腰痛体操」ほか、さらに拡張していっています。
    講座を行う際は、区が使っている名称ではなく東山会館オリジナルの名前に変えて利用者のニーズにマッチするように工夫を凝らしており、昨年から引きこもり予防の観点で始めたのはなんと「男の生き方講座」。
    施設としては団体への場の提供も行い、会館の1階は誰でも使えるオープンな場として、サロン活動や自主サークルなど毎日何かしらの活動に利用されています。
    また、この会館ならではの人気イベントは数十年続く「会食会」。一人暮らしの方や自分で食事を用意するのが難しいという人を中心に、東山のマダムたちが旬の食材を色鮮やかに盛り付けして作った懐石弁当をみんなで楽しくいただく会なのだそう。普段よりもお洒落をして参加する方々も多いのだとか。

    そんな「東山会館」ですが、実はこれまで「東山高齢者会館」と名乗ってきました。しかし、新規利用者を増やすにあたっては “高齢者”という名称が引っかかり足が遠のく人もいるのではと、最近ではなるべく“高齢者”を取って「東山会館」と名乗るようにしています。

    地域の中での住民との助け合いを活動の軸に、プレシニア世代を中心とした新しい利用者の増加、さらには近隣に保育園・公園があるという特性も生かし、地域の親子を含めた多世代の居場所となることも今後の視野に入れたい。
    そこで今回のプロジェクトは、現状の活動内容を広く発信するため、団体の持つウェブサイトのリニューアルを行いながら、「東山会館」として地域にどのようなメッセージを発信していくのかについてプロボノチームと一緒に考えていきます。

    (本記事は2018年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

    団体基本情報

    団体名
    NPO法人 リンク東山
    活動開始時期
    2006/平成18年2月
    代表者名
    北川 侑子
    所在地
    〒165-0021 東京都中野区丸山1-21-15
    ホームページ
    https://nakanoeastmt.wixsite.com/higashiyama/

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2019.03.06
    2018.09.02

    団体の事務所を訪問してヒアリングを実施しました。

    2018.09.06

    キックオフミーティングを実施しました。年齢、性別、プロボノ経験などダイバーシティに富んだメンバーの初対面でしたが、すぐに打ち解けて終始和やかに話し合いが行われました。各メンバーの個性を活かした活動が期待されます。

    2018.09.06

    キックオフ事前ミーティングを実施しました。

    2018.09.28

    活動現場体験・見学を実施しました。

    2018.09.29

    団体の拠点である東山会館に訪問して、キックオフミーティングを実施しました。ウェブサイト構築というテーマについて、チームが作成したプレゼンテーションをベースに、団体のこれまでの活動、現状と今後に向けた課題などをすり合わせしました。今後、プロジェクトを通した新しい出会いに対する期待を持ち帰りました。

    2018.09.29

    キックオフミーティングを実施しました。

    2018.11.01

    団体の情報収集のために、担当の行政職員の方にヒアリングを実施しました。

    2018.11.30

    個別ヒアリングを実施しました。

    2018.11.30

    ヒアリング以外の調査を実施しました。

    2018.12.15

    マーケティング戦略提案を実施しました。これまでの調査内容から、これから作製するウェブサイトのコンセプトを提案しました。その後、仮構築中のウェブサイトをご覧いただきながら、サイトに掲載するコンテンツや表現方法などについて、大まかな方向性を共有しまし、今後必要な作業やスケジュールについて確認を行いました。

    2018.12.21

    提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2019.01.27

    制作プラン提案を実施しました。3月の完成を目指して、チームで作製したウェブサイト素案をベースに、支援先とチームでレイアウトやコンテンツについて確認を行いました。

    2019.01.27

    制作プラン提案を実施しました。

    2019.02.13

    制作プラン提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    2019.02.22

    制作ワークショップ(素材確認)を実施しました。

    2019.02.24

    ウェブサイトの制作作業も大詰めにさしかかってきました。今回は、完成後に管理を担う予定の事務局スタッフの方に、操作方法の説明を行いました。また、来週開催を予定している完成お披露目会の内容について最終的な打ち合わせを行いました。

    2019.02.27

    制作作業・最終化を実施しました。

    2019.03.03

    クリエイティブ提案を行った後、NPO関係者や地域の方へ完成お披露目会を行いました。お披露目会では、NPOの皆さんが中野区長や地域の皆様へ、完成したてのウェブサイトを紹介しました。皆さんの笑顔をみて、プロジェクトの成果を実感することができました。

    2019.03.03

    クリエイティブ提案を実施しました。

    2019.03.03

    納品+打ち上げを実施しました。

    2019.03.06

    クリエイティブ提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

    成果

    「知り合いに勧められて」という利用きっかけを活かすため
    ウェブサイトは、家族や知人にも「安心」と「わかりやすさ」を感じてもらえるコンセプトに。

    どうすれば「東山会館」にたいする地域住民の認知度をアップできるか。

    そのために、プロボノチームは、まず、関係者のヒアリングを実施。区の担当者からは、
    区の広報活動に関する基本的な情報と他団体の事例を、団体スタッフからは、現行のウェブサイトの運営に関する課題や要望を確認し、「東山会館」の情報発信に関する現状を把握しました。

    次に、「東山会館」の利用者に、利用したきっかけや現在の利用状況、また、インターネットの利用頻度やウェブサイトに関する要望など、利用者のニーズとウェブサイト構築のヒントを得るために、アンケートを実施しました。

    アンケート結果からは、「家族や知人から勧められて」の利用が多いことが判明。そこで、ウェブサイトの目的として、「利用者世代だけでなく、家族や知人、医療・福祉関係者などの利用者世代と接点がある層に訴求する」ことを提案。
    区からの民間委託としての「安心感」、近隣の利用者が通いやすいように、アクセスマップには周辺の一本一本の道路も記載する「わかりやすさ」をコンセプトに、ウェブサイトを構築しました。

    また、ウェブサイトを団体のスタッフが継続して更新できるように、操作方法の説明会も実施し、早速、活動予定のカレンダー登録等を行っています。

    チームメンバー

    マーケッター
    小野さん 熊谷さん
    情報アーキテクト
    秋山さん
    ウェブデザイナー
    安藤さん
    コピーライター
    安藤さん
    プロジェクトマネージャー
    一色さん
    アカウントディレクター
    一色さん
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