プロジェクト詳細
まちナカ・コミュニティ 西荻みなみ
「一歩先を行く」この多世代が集う居場所の魅力を、より多くの人に届けたい!
西荻窪駅から徒歩3分、明神通り商店街の中ほどで、手作り感のある看板が出迎えてくれます。『街中避暑地 冷たいお水あります どなたでもお立ち寄りください』。
多世代が集う地域の居場所として2018年の秋にオープンした「まちナカ・コミュニティ西荻みなみ」では、平日は13時~17時まで、ご高齢の方向けのサロンや相談会、赤ちゃん、子どもたちが自由に楽しめる時間など、対象者を分けてさまざまな活動をしています。また、季節に合わせてハロウィンイベントなどの楽しい企画も行っています。平日の午前中は、主にレンタルスペースの貸し出しをしており、椅子ヨガや読書会、会議など、地域の方に使っていただいています。
商店街で定期的に行われていた“あさ市”の日には、通りに多くの人が行き交い、西荻みなみを知ってもらう機会にもなっていました。2020年よりコロナ禍のためそういった機会が減っていますが、この場所に立ち寄ってもらうために、様々な工夫を凝らしています。
入口の外にある「ご自由にお持ちください」ボックスは、地域の方から不要になったものを預かり、置いています。この品は通りすがりの人が、持って帰ったりしてOK。足を止める方が多くいます。
年に4回ほど行っている、地域の様々な提供者から集まったもったいないものをシェアする「もったいな~いマルシェ」は、次はいつ?と問い合わせが来るほどの人気だそうです。
地域の人と人が混ざり合い、やわらかなつながりをはぐくむ場所になるために、西荻みなみの運営は「リンクワーカー」と呼ばれる26名のスタッフと地域の人たちの力で成り立っています。
理事で、統括プロデューサーという肩書も持つ秋山さんは、「介護の合間に時々ここに来てみんなとしゃべるだけでもすごくいい時間だと言ってくださる方もいます。私自身、いつもここでみなさんと、何気ないおしゃべりをする時間がすごく楽しくって」と話します。
西荻みなみの利用者は、2021年度の1年間で7,000人以上。コロナ禍により休みになることもありつつ、みんなで感染対策の工夫をしながら運営を続け、通りすがりや口コミでの新しい人の出入りも少しずつ増えてきました。
今後は、子育てをバックアップできる地域になったらいいなと、お子さんの誕生をお祝いする企画や、居場所づくり、地域の子育てマップの制作などに力を入れていきたいと考えていますが、活動周知のためのSNSやウェブサイトの活用について、目下課題を感じています。
目指すのは、西荻みなみの活動をただ知ってもらうだけでなく、もっと地域の人に関わってもらって、その人の力を発揮してもらえるきっかけづくりのための情報発信。併せて、「参加しなくても、情報を見て、私たちにも何かできるかもしれないと思ってもらえるだけでもいい」と言います。
上手な工夫と住民の連携により、順調に活動を続けている西荻みなみには、パンフレットなどを見て、自地域での活動の参考にしようと見学にくる人も多いそうで、理事の船尾さんは、「もうちょっと、一歩先に進んでおきたい」と言います。
<プロボノプロジェクトの内容>
地域ぐるみの居場所の魅力を、地域のさらに多くの人に知ってもらい、参加してもらうために。そして、地域外の人にも、西荻みなみの活動の工夫を知ってもらうために。今回のプロボノプロジェクトでは、西荻みなみの取り組みを一覧で知ってもらえるシンプルなウェブサイトの作成と、オンラインでの情報発信の整理に取り組みます。
(本記事は2022年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)
団体基本情報
- 団体名
- まちナカ・コミュニティ 西荻みなみ
- 活動開始時期
- 2018/平成30年10月
- 代表者名
- 綾部 庄一
- 所在地
- 東京都杉並区西荻南2-28-14
- ホームページ
- https://nishiogi-machinaka.org/
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進捗率
進捗状況
オリエンテーションを実施しました。チームメンバーの顔合わせと、これからのプロジェクトに向けた確認を行いました。みなさんそれぞれの言葉で、地域・団体の手助けができれれば、との想いをシェアする時間にもなりました。これから2カ月間よろしくお願いします!
キックオフミーティングを実施しました。団体のみなさんとプロボノチームが初めて顔を合わせました。団体の現状理解と成果物に対する確認を行うとともに、活動に関わるみなさんの想いを伺う、充実した時間となりました。
複数回のイベントに、可能なメンバーが訪問し、活動現場見学・体験を実施しました。
中間提案ミーティングを実施しました。具体的な提案内容について団体と確認を行い、制作・最終化に向けての確認をしっかりと行いました。
成果提案ミーティングを実施しました。制作したウェブサイトについての確認やSNS等の運用マニュアルについても細かな確認を行いました。団体のみなさんからは、多数の感謝の声をいただきました。引き続き、納品に向けて、団体からのフィードバックを受けて細かな調整のうえ納品を行います。
提案に対する回答と承認を実施しました。
事後フォローを実施しました。
成果
ウェブサイト・SNSを活用したより良い情報発信によって、さらに新しいステージの“西荻みなみ”へ
地域ぐるみの居場所の魅力を若い世代にも伝え、より分かりやすい情報提供によって活動に参加してもらいやすくするため、ママボノ(育休・復職準備中のママによるプロボノ)チームは、ウェブサイトとSNSによる情報発信の整備を行いました。
ウェブサイトは、西荻みなみの取組を一覧し、必要な情報にたどり着いてもらいやすくするようリニューアル。取り組みに応じたSNSの活用用法についても提案し、それぞれ容易に更新できるよう、オリジナルのマニュアルを作成しました。
より多くの方に活用してもらえればと、LINEオープンチャットについては、イベント配布用のチラシもママボノチームで作成、提案しました。
提案を受け取った団体からは「みなみがまた新しいステージへと移るきっかけを作っていただけたように感じています。」とのコメントをいただきました。実際の場所とホームページ、SNSの役割を改めて整理し、活用に向けた準備を早速進めています。
運営メンバーでのSNS更新を分担しながら継続していくことができるか、これからが新たなスタートでもありますが、早速「スマホの使い方を教え合う教室」を開催するなど、前向きな提案が生まれています。
チームメンバー
- リーダー
- 岡さん 佐治さん
- メンバー
- 酒井さん 南野さん 伊藤さん 佐藤さん 五月女さん 岩上さん