新宿区 1DAY|チラシ制作

地域密着型複合施設 マザアス新宿

“生涯住みたいまち”を目指し、新宿区にゆるやかな横のつながりをつくる種まきを。



新宿区の東戸山中学校の跡地を活用して2010年に開設したマザアス新宿。ショートステイも行っている「小規模特別養護老人ホーム」、共同生活をしながら日常生活の支援や機能訓練などを行う「認知症高齢者グループホーム」、通所を中心とした「小規模多機能型居宅介護」を備えた、新宿区内初の複合介護施設です。

「高齢者が施設に入るというと、今まで住んでいたところから遠くに行ってしまうイメージがあるかもしれません。でも暮らしのある地域は変えずに、ここで自宅のように生活したり、通っていたりする区民の方がいることを地域の人にも知ってほしいですね」と、施設長の高岡宏さん。

新宿区全体としての高齢化率は19.8%と、特別高いわけではありませんが、マザアス新宿の目の前にある都営戸山ハイツの高齢化は54%。そして「日本で最も一人暮らし率が高い地域」と言われる大久保地区も、すぐそばです。

「一人暮らし率が高いということは、それだけ便利で暮らしやすい場所とも言えるかもしれません。でも、横のつながりは持ちにくい。高齢になって何かあってからでなく、普段からの地域のつながりが必要だと思っています」(高岡さん)

ゆるやかな地域交流に役立てようと、マザアス新宿では、2016年から月に1回、モダンな外観の施設1階にある、明るく温かな雰囲気のオープンスペースを使って、新宿区地域安心カフェ「カフェマザアス」を開催しています。

1時間半のうち、前半40分間はセミナー形式で施設長によるマザアス新宿の施設紹介のほか、外部講師による熱中症への注意喚起の講座を行ったこともあります。今年1月に行った薬の飲み方についての講座は大変好評でした。後半は踊りの鑑賞や吹き矢など、ボランティアの方々が企画したイベントで交流を深めます。

大久保地域と若松地域の担当者が各月交代制で参加する、高齢者相談センターの出張相談コーナーも設けています。イベントを楽しんだついでに、ちょっとした心配ごとの相談にも乗ってもらえるのです。

また、現在は「来所給食」という、地域の人がお昼ご飯を食べに来る取り組みも行っています。
「場所の提供はできるので、例えばボランティアが中心になって、みんなで晩ごはんを食べるといった会は可能です。任せられるボランティアさんが来てくれればと思います」(高岡さん)

マザアス新宿の最寄り駅は、都営大江戸線の若松河田駅。周辺には住宅街もあり、マンションも多く建ち並びます。「カフェマザアス」の存在を知れば、世代を問わずに興味を持つ人は多そうなのですが、今はまだ、十分にお知らせできている状態ではありません。

「もっと多くの人に知ってもらい、参加するのはもちろん、ボランティアとして会そのものを盛り上げてもらえたらうれしいです」と、カフェマザアス運営を担当している諏佐さん。

新宿区に新しい横のつながりをつくる第一歩。カフェマザアスの開かれた場所を多くの人に知ってもらうため、地域に住まう方々の目に留まるような案内をプロボノチームと一緒に作成していきます。

(本記事は2018年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)

団体基本情報

団体名
地域密着型複合施設 マザアス新宿
活動開始時期
2016/平成28年4月
代表者名
施設長 高岡 宏
所在地
〒160-0022 新宿区新宿7-3-31
ホームページ
http://www.moth.or.jp/at_shinjyuku.html

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チームメンバー

メンバー
並木さん 鈴木さん 池田さん 風間さん 竹下さん 石井さん

進捗率
完了
進捗状況

最終更新 2018.10.30
2018.09.22

事前オリエンテーションを実施しました。

2018.10.01

質問事項のリストアップを実施しました。

2018.10.20

プロボノワークを実施しました。

2018.10.20

成果物の提案を実施しました。

2018.10.20

支援先からのフィードバックを実施しました。

2018.10.30

成果物の納品を実施しました。

成果

どんな場所でありたいか、を言葉にすることから一緒に取り組んだプロボノチーム。活動内容と雰囲気をわかりやすく伝えるチラシに一新。

近隣で一人暮らしをされている高齢世代の方など、もっとたくさんの地域住民の皆さんにカフェマザアスを知ってもらい、毎月開催しているイベントに参加してもらえるようなチラシを制作したプロボノチーム。1DAYチャレンジ当日は、マザアス新宿施設長の高岡さんに加え、「カフェマザアス」開催時にボランティアとして関わってくれている地域住民の方にヒアリングを行い、プロボノチームで事前に作成していたチラシのデザイン案を編集していきました。

ヒアリングを踏まえて、チラシのメインカラーや見やすさ、地図の掲載範囲、イベント開催時の様子が伝わる写真の選定などを再検討。チームメンバーどうしでアイデアを出し合いながら進めました。 カフェマザアスのイベント内容が毎月変わるため、継続的に活用してもらえるよう、更新しやすいように工夫したチラシを完成させ、合わせて、更新方法のマニュアルも納品しました。
施設長の高岡さんからは、「地域の人が気軽に集まれる場所を福祉施設の中に作っていく、その最初の想いみたいなものからの作り直しができてよかった」とコメントを頂きました。

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