プロジェクト詳細
NPO法人 武蔵野すこやか
ウォーキング+グループ活動で認知症予防。
活動の魅力を1枚で表現するには?
「武蔵野すこやか」は、2004〜05(平成16〜17)年度に武蔵野市で行った認知症予防モデル事業をきっかけに誕生した団体で、2011(平成23)年からはNPO法人として活動しています。
認知症は、最近の研究などでは、有酸素運動と知的活動を行うことが予防に有効である、といわれています。武蔵野すこやかに入会すると、手軽にできる有酸素運動のウォーキングに加えて、13のグループと1同好会がそれぞれ実施している知的活動から好きなものを選んで、予防活動を始めることができます。
ウォーキング(Walking)のWと、囲碁(イ)、音読(ン)、パソコン(パ)いった具合に各グループの頭文字をとって「W(ダブル)インパクト」と名付けているこの活動。「“W”は、有酸素運動と知的活動をダブルで(両方とも)行うことが大切、ということも強調しているんですよ」と語るのは、ご自身も80歳を迎える、理事長の星田正さん。
ウォーキングは各自で行い、仲間と記録を共有します。知的活動のグループはそれぞれ自主的に運営されており、月に1、2度の頻度で活動しているところがほとんどです。「健康麻雀教室」の同好会は会員が誰でも好きなときに参加でき、女性に大変な人気。夏には大会も開催される予定です。
こんなふうに活動は盛り上がってはいるのですが、運営側も参加者も、平均年齢が70代後半となり、会が活性化しないことが悩みです。
団体紹介のパンフレットを作成し、武蔵野市役所の高齢者支援課に相談に来た人にも配ってもらっています。また、団体が主催する認知症予防をテーマにした講演会や研修などのイベント会場でも配布し、会員募集をしています。
こうしたイベントには、希望者が有料で受けられる「脳の健康テスト」のコーナーもあり、認知症予防に関心のある人が多数集まるのですが、来場をきっかけに、武蔵野すこやかに入会するのは年に数名程度です。興味はあってもパンフレットを渡されただけでは、入会までには距離があるのかもしれません。
イベントの後は、立ち話をする人、職員に相談を持ちかける人もいます。こうした会場の隅で、武蔵野すこやかの活動内容を、もっとわかりやすく紹介する方法があるのではないかとも考えています。活動している人から直に話を聞く機会があれば、「やってみよう」と入会するハードルが下がる可能性もあります。
地域の認知症予防のためにも、団体継承のためにも、「興味を持ってくれる人に会員になってほしい。」(星田さん)
現在のパンフレットはモノクロで、認知症予防の大切さ、団体の目的や活動内容が文字だけでシンプルにまとまっているものです。それを補足するため、各グループの紹介や活動写真、参加者の声などを盛り込むなどすれば、魅力がより伝わるかもしれません。
今年9月、武蔵野すこやかが主催する、介護予防の大きなイベントがあります。そこが、プロボノで作成したチラシが活躍する最初の舞台になりそうです。
(本記事は2016年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください)
団体基本情報
- 団体名
- NPO法人 武蔵野すこやか
- 活動開始時期
- 2004/平成16年
- 代表者名
- 星田 正 さん
- 所在地
- 〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町4-8-13-508
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進捗率
進捗状況
事前オリエンテーションを実施しました。
支援先のイベント、「音読会」を見学しました。
チラシの掲載内容を検討、デザイン案を作成しました。
当日オリエンテーションを実施しました。
プロボノワークを実施しました。
成果物の提案を実施しました。
支援先からのフィードバックを実施しました。
成果物の納品を実施しました。
成果
必要な情報が、必要な人にわかりやすく届く、会員募集&イベント案内チラシを制作。9月開催のイベントから早速お披露目予定。
認知症予防に有効な「ウォーキング+知的活動」を進める「武蔵野すこやか」では、さまざまな自主活動グループがあります。そのメンバーを募集するためのイベント案内、団体紹介のチラシをプロボノチームが制作しました。
1DAYチャレンジ当日は、14の自主活動グループへのヒアリングから始まりました。会議室に集まってくださった会員の皆さんの大半は80代。お元気な様子に、チームも活動の意義を目の当たりにしました。
チラシに掲載する情報を事前にチームで整理し、デザイン案も制作したうえで当日持参。ところが、募集の対象となる皆さんに向けてもっと文字サイズを大きく、文字の色は濃くというリクエストをいただき、大幅に修正。チラシを見る皆さんにわかりやすいようにと、団体側のニーズにお応えしたすっきりしたデザインで完成させました。