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    プロジェクト詳細

    小金井市 印刷物(パンフレット等)|ママボノ

    小金井市けやき通り商店会

    地元密着の商店主のみなさーん!地域と商業との共存共栄の輪、ご一緒に広げませんか。


    武蔵小金井の駅前から北に伸びるバス通りを数分歩いて脇道に入った生活道路に並ぶ、けやき通り商店会。会員の商店数は40軒程度、住宅が多く並ぶ中に立地する、小規模な商店会です。

    駅前のような人通りが多いわけではないこの商店会において、商いを存続させていくための道として、商店会長の益田智史さんが推進しているのが、商店会を始め、地域包括支援センターや近隣の福祉事業所とともに2017(平成29)年から取り組むゆるやかなネットワーク「みんなの安心・ささえ愛ネット」です。

    「ささえ愛ネット」は、毎月1回の定例会を持ち、そこに集まるメンバーが、それぞれの本業の枠を超えて、地域づくりにつながるアイデアを出し合う自由な意見交換の場になっています。

    商店会から発信する地域包括ケアのユニークなこの活動に対し、東京ホームタウンプロジェクトでは、2017年度、シニア世代の顧客や周辺住民に向けた商店会のサービスや取り組みを紹介するマップの作成を応援しました。この後、このマップは市内のさまざまな場所に配布され、地元の医師会や観光関係の団体などから問い合わせが入るようになりました。

    また、「ささえ愛ネット」では、認知症の人が行方不明になった時に本人を捜索できるスマホアプリ「みまもりあいアプリ」の普及に協力。「けやき通りdeかくれんぼ」という、アプリを使いながらかくれんぼをして、人を見つけるような企画を実施しています。
    ゲームのような面白さが好評を博し、その後、2018年春に開かれた市民活動まつりでは「市民活動まつり de かくれんぼ」という企画に発展。気が付けば、スマホアプリの利用者は1年間で4,000人を超える数に達しました。将来的には、行方不明者の捜索に加え、アプリのプッシュ型通知を活用して、商店街のイベントを告知することなどにも活用できるといいます。地域コミュニティとのつながりをつくることが、商業を営むみなさんにとって、顧客との接点を増やす機会になりつつあるのです。

    「けやき通りで始まったこうした動きを、小金井市内の多くの商業者に呼びかけていき、地域包括ケアの推進と、地域商業の活性化を両立させていきたい」という益田さんですが、いまのところ、商業者の反応はまだまだ鈍いと言います。
    「商業者は、具体的な数字を示さないと、納得してくれません。でも、自分自身は取り組みを始めて、経営する飲食店への来店数が増えるなど忙しくなっています」と、着実な手ごたえを感じているそうです。

    「知り合いの人が増えたからでしょうか。最近は、お店を開けている以外の時間に弁当の注文が増えてきました。高齢者の方からの注文が入った時は、お米をやわらかく炊く、柔らかいひき肉を使ってハンバーグをつくる。高齢者だけの話ではなくて、例えば、子どもが多い場合には子どもが好きなメニューを入れる、とか。知っている人が増えたことと、そしてあとは、ただ単に、お客さんのニーズに応えているだけ何ですけどね」

    「ささえ愛ネット」の活動当初は、商店会にある店が、軒先にベンチを置いたり、トイレの貸し出しなどを実施しましたが、実は、そうした取り組みを行う店は最近少し減ってきています。
    ベンチを設置するのは簡単なようで、実際は若者が騒いだりそこにごみを捨てたりという問題も発生します。トイレの貸し出しも、現実的には難しいことが多いとわかってきました。「設備を提供するよりも、お店が提供する商品に関連性の高いサービスでできることがいろいろあるのではないか」というのが、益田さんがこの1年間取り組んできた中での気づきです。

    「けやき通り以外の商店会に向けても、地域の高齢者のために、自分の店だったら何ができるか、モチベーションを持って考えてもらえるような呼びかけをしていきたい」と益田さんは力説します。

    「ささえ愛ネット」は、値域包括ケアの取り組みであり、地域コミュニティとのつながりづくりであると同時に、商業者にとっては、お客さんを増やすことに必ずつながると思うんです。店をきちんとするのは当たり前。でも、この人口減少社会の中で、店の外をよくする、将来のお客さんをケアする、という発想を持たないと。個人店は地域のインフラとして大事にされれば、みんなが買い支えようとしてくれるのではないかと思うんです。」

    そんな思いに共感した商業者の仲間を5人でも10人でも増やし、地域と共生する商店会の輪を広げることを目指して。地元密着型の個人店ならではの、未来を見据えたチャレンジを「商業者向けパンフレットの作成」を通して応援します。

    (本記事は2018年度の情報をもとにしており、活動内容等は現在と異なる場合があります。ご了承ください。)

    団体基本情報

    団体名
    小金井市けやき通り商店会
    活動開始時期
    1987/昭和62年4月
    代表者名
    益田 智史
    所在地
    〒184-0004 東京都小金井市本町2-9-11
    ホームページ
    https://m.facebook.com/keyakitoorisyoutennkai/

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    進捗率
    完了
    進捗状況

    最終更新 2018.11.26
    2018.09.26

    チーム編成を実施しました。

    2018.10.03

    キックオフ事前ミーティングを行いました。ママボノチーム7名が揃い、ついにプロジェクトがスタートします!

    2018.10.15

    活動現場見学・体験を実施しました。

    2018.10.17

    キックオフミーティングを実施しました。

    2018.10.17

    対象事業・商品・サービス等の現状把握を実施しました。

    2018.10.31

    個別ヒアリングを実施しました。団体の活動にかかわるステークホルダー11人から多岐にわたる意見なども伺い、団体の活動と課題に対する理解を深めました。

    2018.10.31

    ヒアリング以外の調査を実施しました。

    2018.11.17

    成果提案ミーティングを行いました。団体さんの想いを漫画を使って分かり易く表現、さらに様々な人々の声やデータ資料も使い、熱い想いの伝わるパンフレットが出来上がりました。

    2018.11.17

    収集した情報のまとめと分析を実施しました。

    2018.11.22

    ママボノ2018成果報告会に参加、プロジェクト報告を行いました。支援先の方々にも同席頂き、今回作成したパンフレットの魅力を他チームのみなさんにも共有。会場から驚きの声があがるほどの盛り上がりとなりました!

    2018.11.26

    提案に対する回答と承認を実施しました。

    成果

    対面の丁寧なヒアリングで得た情報を分かり易く整理。読み手に強く訴える“マンガ”入りのチラシが完成!

    育休中など復職前のママメンバーからなる「ママボノ」チームで行った本プロジェクト。赤ちゃん連れという制約もありながら、団体に関わる様々なステークホルダー11人から対面で想いを聞き取る、丁寧なヒアリング調査を行いました。

    団体の課題を解決するには、とにかくたくさんの人に関心を持ってもらい、小金井市けやき通り商店会の現場を理解してもらった上、アクションに移してもらう事が必要。

    そのための手段として、込み入った内容でも読み手が楽しく理解できるよう“マンガ”を取り入れることにしました。
    マンガの制作にあたっても、チームの伝手で、イラストレイターである産休中のママさんのご協力が実現。団体に関わる方々と、ママボノチームがしっかりとタッグを組み、熱い思いの伝わるリーフレットが出来上がりました。

    完成したリーフレットは早速多くの方の手に渡り、各所で注目を集め、新たな商店会ネットワークの広がりに向けて効果が見え始めています。

    2019.08.17

    【支援のその後】
    成果物のパンフレットは、フローチャートや漫画仕様にするなど読みやすいように工夫されています。それを読んで、商店会が積極的に地域に目を向けた活動を行っていることに理解を示してくれた市の三師会の方々(医師会・歯科医師会・薬剤師会)と新たに連携することになりました。他にも幼児や高齢者が畑作業をすることができるような場所を提供し、その収穫物をお店で使用することで、慈善事業に留まらず商業の一環となるような福祉活動を行なっています。現在の商店会の活動により多くの理解者を得て、地域の人との信頼関係を築くことが今後の課題となりそうです。
    [2019年8月、津田塾大学 森川ゼミ・伊藤(由)ゼミの協力により取材]

    チームメンバー

    メンバー
    次良丸さん 磯村さん 大田さん 北野さん 半埜さん 松下さん 松本さん
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