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    お知らせ

    「東京ホームタウン大学2020」テーマ別分科会当日レポート

    2月20日(木)に開催した東京ホームタウン大学の分科会では、各テーマで活動する複数の団体からの事例発表をもとに、課題や解決策についてみなさんと共に考えていきました。

    ※下記の分科会のタイトル名をクリックすると詳細・当日レポートに移動します。(本イベントは終了しています)

    2(14:5016:20)
    テーマ1 「住民」と「専門職」による協議の進め方
    テーマ2 多様な主体の力を出し合う地域づくり
    テーマ3 フレイル予防講座(お試し編!)
    テーマ4 誰もがつながり合える場所 -昼下がりのスナック 東京大学店-

    3限(16:30~18:00)
    テーマ5 アクティブシニアが活躍する地域とは?
    テーマ6 大学生にとっての“ホームタウン”東京
    テーマ7 身近な地域での生活支援の在り方
    テーマ8 地域に開かれた「居場所」のつくりかた


    2限(14:50~16:20)

     テーマ1 「住民」と「専門職」による協議の進め方

    高齢化が進展する地域では、専門職による介護や福祉サービスだけでなく、住民同士の助け合い活動や地域住民と専門職の協力が大切になります。
    そして、視点や立場の違う住民と専門職が、その違いを乗り越え、それぞれの強みを活かし合うには、協力しつつ役割分担をしていくような話し合いができる協議の場が必要です。

    この分科会では、3つの地域の住民と専門職の方に実例を紹介いただきながら、効果的な協議の場の運営方法等を考えます。

    ●登壇者

    [三鷹市]  資料
    三鷹市大沢地域包括支援センター 和田麻美子
    のがわの家運営委員会 代表 本郷浩之
    のがわの家運営委員会 広報係 今村知子

    [杉並区]  資料
    杉並区地域包括支援センターケア24阿佐谷 小林敬
    杉並区社会福祉協議会 松岡秀世
    杉並区あんしん協力員 江川由美子

    [多摩市]  資料
    多摩市社会福祉協議会 宮原龍太
    連光寺・聖ヶ丘地域福祉推進委員会 委員長 濱田清吉 

    司会:株式会社エンパブリック 広石拓司氏

    ◆分科会当日レポート

    杉並区からはふらり阿佐谷(第二層協議体)で、住民の発案を、どのように話し合いつつ具体的な活動として進めているか(商店街への赤い椅子の設置等)。三鷹市(のがわの家)からは、提供のあった空き家を地域住民と専門職(包括)で協力し運営を軌道に乗せるまでの話合い、工夫のあれこれ。多摩市からはH20年度から活動する連光寺・聖ヶ丘地域福祉推進委員会がどのようなプロセスを経て、現在の「分科会で実働し委員会で全体協議」に発展したかの報告や、住民の発案から生まれた特別支援学校の生徒さんの買い物支援活動の紹介がありました。住民には生活現場での課題が見えており、長年培ってきた住民間のつながりがあり、専門職は先行事例や行政や組織とのつながりがあります。お互いの持っているものを持ち寄りながら、話し合いの場と具体的活動を両輪で回す運営の工夫や、住民にとって、してみたい!楽しい!と思える環境づくりが大切だという話も印象的でした。 
    (参加者:141人)

    テーマ2 多様な主体の力を出し合う地域づくり

    商店街・福祉事業者・企業など、多様な主体が連携・協働しながら地域づくりを進めていくことを目指し、新たな担い手の巻き込みへのチャレンジが始まっています。住民や地域の事業者などが持つ力を活かし合い、声を掛け合える。そんな地域づくりに向けた調査等から見える、地域への関わりを促す方法とは。多様な主体が連携するにあたって、どのような声のかけ方、連携の進め方が効果的か、実践を通じた報告をいただきます。

    ●活動報告

    [小金井市]小金井市中央商店街協同組合 資料
    [調 布 市]社会福祉法人六踏園 調布学園・第二調布学園 資料
    [中 野 区]鷺宮エリア介護ネットワーク 資料

    ◆分科会当日レポート

    地域の様々な住民や関連団体等の力を活かして、団体の取組みを発展させるという新しいチャレンジを行っている3団体からの活動紹介がありました。会場からも、「地域の多様な主体の巻き込み方のコツやポイントは?」「現場とネットワーク、それぞれの違いや良さは?」と、活動を“地域づくり”につなげていくためのヒントを探る質問が寄せられました。団体からは、情報発信の工夫やネットワークづくりの実践例について報告がありました。
    (参加者:108人)

     

    テーマ3 フレイル予防講座(お試し編!)

    会社等にお勤めのうちから健康や介護予防への意識を高めることは、従業員の活性化や医療費の節減など、職場や企業にも大きなメリットがあります。そこで、今年度、東京都と東京都健康長寿医療センターが中心となって、わずか60分でコンパクトに「フレイル」を理解するための講座プログラムを開発しました。まずはお試しで体験受講していただき、来年度以後、この講座を職場に誘致してみませんか? 企業の人事担当や健康保険組合担当のみなさま、必見です。

    ●協力

    東京都健康長寿医療センター研究所

    ◆分科会当日レポート

    企業等で働く方々に対し、現役の時から介護予防・フレイル予防に関する基礎知識を知っていただくことを目的とした、「介護予防・フレイル予防出前講座」を行いました。この講座では、栄養、体力、社会参加、そして口腔の「3プラス1」の視点で、フレイル予防のポイントを学ぶことができるほか、退職後の時間の過ごし方、社会とのつながり等を、早期から意識していただく構成となっています。
    当日は、何秒間片足立ちできるかのテスト等ミニワーク含め、参加者に盛り上がっていただくことができました。
    (参加者:35人)

     

    テーマ4 誰もがつながり合える場所 -昼下がりのスナック 東京大学店-

    地域との関わりを持ってみたい人、地域への新たなつながりを見つけたい人、そんな様々な人と人を、多彩な女性たちが “スナック”スタイルでつなぎます。

    ●協力

    “昼スナックひきだし” 運営・木下紫乃さん他

    ※アルコールの提供はありません。
    ※本分科会は開催時間中出入り自由となりますが、来場者が多数の場合、申込者優先となります。

     

    ◆分科会当日レポート

    あたたかい笑顔のママ達3人に誘われ、開店と同時にすぐに席が埋まる大盛況。地域活動に取り組まれている方、福祉の専門職の方、地域に関わるきっかけを探している方、働きながらの地域貢献を模索している方、大学生など、多世代、多様な客人がテーブルを囲みます。初対面の緊張も一瞬のことで、誰かが一言話しだすと、お酒がなくてもあっという間に大盛り上がり。程よくリラックスした雰囲気の中で自由に思いや考えをまじわらせ、誰もがつながり合う様子はまさに、「スナックは古くて新しいコミュニティ」という、あるママの一言そのものでした。
    会場に残された思い出ノートには、「2年後になりたい自分の名刺を作ることを決めました」「これからの地域のあり方を考えることができた。」「地域コミュニティに貢献する志を大切にしたい」など、それぞれの心に決意の火が灯った証が記されていました。ご来店、ありがとうございました。
    (参加者:39人)


    3限(16:30~18:00)

    テーマ5 アクティブシニアが活躍する地域とは?

    シニア世代が、これまでの豊かな経験のなかで培ってきた知見を活かし、自身の得意を活かして地域で活躍できる。高齢者の社会参加を促進することは、高齢者の知恵や経験を社会に活かすために、地域づくりの担い手を増やすために、そしてなによりも、高齢者自身の生きがいづくりに、と、さまざまな効果が期待できます。

    そんな機会を創出している団体から、活動運営上での工夫や若手世代も引き込むコツなどを伺います。また、来場者からの具体的なお悩みや質問にも、その場で回答していきます。

    ●活動報告

    [西東京市]西東京市市民フレイルサポーター 資料
    [新 宿 区]新宿傾聴しおりの会 資料
    [江 東 区]NPO法人 関東シニアライフアドバイザー協会江東部会(江東SLA) 資料

    司会:認定NPO法人サービスグラント 嵯峨生馬

    ◆分科会当日レポート
    地域のアクティブシニアが中心となって、地域住民や高齢者のために活動している3団体の紹介がありました。
    それぞれフレイルチェック、傾聴としおり作成、居場所づくりと活動内容は異なりますが、団体スタッフも楽しみながら、長く住み続けられるまちづくりに取り組む姿は共通していました。また、江東SLAさんの音頭で「百歳まで輝いて生きる、ビバシニア!!」と会場全体で唱和すると、力が湧いてくる一体感が会場に生まれました。
    会場からは、「新規の参加者をどう増やしていますか」や「活動の広報はどのようにしていますか」、「長く活動を続けるコツは?」といった実際の活動運営に関する質問があり、各団体から取組みの工夫やコツを聞くことができました。
    (参加者:104人)

     

    テーマ6 大学生にとっての“ホームタウン”東京

    大学など数多くの教育機関が集積していることも、東京というまちの大きな特徴のひとつです。多様な主体が関わる地域づくりを考えるうえで、大学生の若い力を地域づくりに取り入れることで、活動の活性化につながります。同時に、大学側にとっても、地域と連携した生きた学びの機会を創出することは、学生の教育・研究活動にも効果が期待できます。

    今年度、津田塾大学総合政策学科との連携により、東京ホームタウンプロジェクトの過去支援先を対象に、支援の成果や団体の活動状況の変化を追うインタビュー調査を実施しました。学生と地域との出会いともなったその調査結果を学生と教員が発表するとともに、大学生が地域と関わる意義や効果的な連携方法、留意点などについて話題提供します。

    ●協力

    津田塾大学 総合政策学科 森川美絵教授・伊藤由希子教授、学生のみなさん
    資料1資料2

    ◆分科会当日レポート
    これまでのプロボノ支援の実績と、アンケートの結果から見た支援成果のその後の活用について発表を行いました。併せて、実際に訪問インタビュー調査を実施した4人の学生からの結果発表がありました。「学問として理解していたことを実感できた」「大学生にも関わってほしいと思われていることを知った」など貴重な機会になったことが分かりました。
    教員からは、学生という第三者がインタビューを実施することで、地域団体からは、より率直なフィードバックを得ることができ、本アセスメントがプロボノ支援事業の評価と改善につながる重要なプロセスになったのではないかとの発表がありました。

    (参加者:27人)

     

    テーマ7 身近な地域での生活支援の在り方

    高齢者や障害者への生活支援や移動支援に取り組んでいる団体と共に、ニーズの移り変わりを踏まえこれからの活動の展望を描いていきます。

     

    ●活動報告

    [世田谷区]NPO法人全国移動サービスネットワーク 資料
    [杉 並 区]サポート中瀬 資料
    [町 田 市]玉川学園地区社会福祉協議会 資料

    ◆分科会当日レポート
    高齢者や障害者への様々な生活支援ニーズに応える活動をしている3つの団体から活動報告がありました。活動を支えるのは地域のボランティアです。会場からは、「協力者としてのボランティアを増やすにはどうしたらいいか」「地域で信頼関係や関係性を作っていくための工夫とは?」といった質問が寄せられました。団体からは、「支援を受ける利用者も、それをボランティアとして支える協力者も、両方が無理なく楽しく関わっていけることが大事」と、地域の特性や、活動の経緯から学んだことを、どのように活動づくりに反映させているかについて報告がありました。
    (参加者:65人)

     

    テーマ8 地域に開かれた「居場所」のつくりかた

    空き家や施設の一角などを活用し、地域の誰もが気軽に立ち寄れる開かれた場づくりに取り組む団体から運営の苦労話や工夫について伺います。

     

    ●活動報告

    [調 布 市]しばさき彩ステーション 資料
    [武蔵野市]境南地域社協(境南地域福祉活動推進協議会) 資料
    [小金井市]フルーツバスケット 資料

    ◆分科会当日レポート

    地域の誰もが気軽に立ち寄れる場所づくり、活躍の場づくりに取り組む3団体に登壇いただきました。活動紹介では「若いお母さんが集まる保育付きイベントを企画」「おもちゃで高齢者と子どもが交流」といった取り組みにおける工夫の報告があり、会場からは、場所の探し方や男性の参加状況など、参加者が「自分ごと」と捉えた質問がいくつか出ました。
    最後に登壇団体の方から、これから場所づくりを始める方への大事なポイントとして「メンバー同士の信頼関係」「役割を押し付けない」「居心地がよかった、楽しかったという場づくりは間違いなく口コミで広がります」という経験に裏打ちされた力強いアドバイスがありました。
    (参加者:50人)

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